ヒトの健康はまずは食生活からです。
食は全ての源です。
生きて行くためには避けては通れない事ですね。
食生活を快適にする為には ”歯“ の健康は重要な事。
そして歯の事を相談するなら歯医者さんにお聞きするのが一番です。
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┃『口腔内と性病』梅毒編
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先週からシリーズとして口腔内と性病についてのお話です。
とても興味深い内容です。大事な事なので皆様よくお読みください。
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忘年会が去年の出来事、新年会たけなわの昨今、甘い誘惑に負けそうです
今年に入っては誘惑に負けずに、清く正しい飲み会を過ごしております。
さて「口腔内と性病」連載第二弾、は「梅毒」についてです。
前回の「ヘルペス」は、口腔内から感染する(オーラルセックス)という支視点からでしたが、今回は口腔内に症状が出るという繋がりでお話させて頂きたいと思います。
梅毒とは・・・
梅毒トレポネーマという「らせん状」の菌により起こります。
この菌は、抵抗性が弱く、乾燥によってすぐ死滅する。そして、42℃以上では、急速に死滅する為、病気を「公衆浴場でもらった!!」という言い訳は通用しない!!
つまり、感染経路は「性交」となるわけです。
15世紀のコロンブスのアメリカ大陸発見以来、全世界に伝播したと言われており、日本には16世紀に輸入されたものと考えられています。
病状は1期〜4期に分類されます。
第1期(感染後3カ月まで)
10日〜30日の潜伏期を経て侵入部に初期硬結(硬性下疳・こうせいげかん)を生じ、領域リンパ節に痛みのない腫れが生じます。
後に潰瘍になり自然に消えますが、治ってはいません!
赤丸部分がコリコリしてきます
硬性下疳
第2期(感染後3カ月から3年)
その後2〜12週間は無症状に経過します。(←ここでほとんどの人が治ったと思うので注意!!)
この時期に血流を介して諸臓器に散布され、皮膚・粘膜の発疹、骨・関節などの梅毒性変化を起こします。
また、舌、口腔内などに乳白斑が現れます。疼痛が少ないのが特徴です。
陰部の様子は陰部に偏平コンジローマ(下写真)がでるので陰部の状態も確認する事が大切です。
梅毒第2期疹(梅毒性乾癬)
偏平コンジローマ
ここまで初期梅毒でここまでは『まさかかかってるとは思わない』ので口にデキモノが
できたと言って歯科や耳鼻科に来られる人も多いらしいです。
怖いのはこれだ!!この2期までの時期は、発疹部(出来物)などで病原菌が盛んに増殖しているので、感染源になりやすい!!しかし、感染者は自覚していない事だ!!
そして晩期梅毒へ!!
第3期(感染後4年から10年)
皮膚の潰瘍、ゴム腫(下写真)などが現れます。
ゴム腫(ちなみに鼻です)
第4期
心臓血管系や中枢系異常を起こします。
<治療法>
治療しない限り体内に残り、最終的には死亡する。現代においては抗生物質の発達により、第3期、第4期に到達することはほとんどなく、死亡にまで至るケースは稀。
<予防法>
コンドームの着用。不特定多数との性行為の自粛。
禁欲(最も確実な予防策である)
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上に書いた様に、梅毒で亡くなる事は、近年まれでありますが、まあ感染しないに越した事はありませんので、皆様、気を付けましょう
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