”MOJO HAND” A&A企画イベントレポート :: デイリーSKIN

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[2006年12月05日00時00分00秒]
”MOJO HAND” A&A企画イベントレポート


   久々のぶらっと関西!

本当は『あなたの知らない音世界』でも良かったのだけど、ぶらっとアメ村にライヴを見に行ったのでぶらっと関西にしました。

以前に『戦慄の弾き語り師・木村三郎』をお伝え致しましたが、そのイベントのライヴレポートを致します。

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A&A企画、一体、何をしている会社?
http://a-and-a-kikaku.com/A&A企画ホームページ


日曜日の詩と映像を担当してくれている垂水さんこと、たるさんからの紹介で、大阪に面白いイベント企画事務所がありますよ!と教えられHPを見ると、11/8にミナミのアメ村、KING KOBRAでA&A企画さんのイベントがあると言うではないか!

そりゃ、見に行かなけりゃマズイよ!

ってな事で行ってきましたよ!

まず、先に『戦慄の弾き語り師・木村三郎』の記事を先行してUPしました。
http://ag-skin.com/daily/skinblog.cgi?mode=2&sn=218

これは一まとめにレポートするのではなく、分けてレポートしなければいけない程、エンターテイメント性のあるイベントだった。



エンターティメントを重視するイベント内容で、見ているお客さんを飽きさせない構成になっていました。

こういったイベントでは出演者と出演者の合間、とても退屈するものだ。

 役者の山田ニラさん

しかし画像のようにステージが始まるまでの間、役者さんによる物語の朗読があった。今回のイベントテーマは【命〜大切なもの・私にとってかけがえのないもの〜】と言うテーマに沿った内容で脚本家である山脇立嗣氏に依頼して創られた、非常に出来栄えの良い内容の物に仕上がっていた。

http://ameblo.jp/a-and-a-kikaku/ ここのブログで動画が見れます。



 河村文貴さん

命の価値が下がっているような昨今、このテーマはいいテーマだと思う。
スタイル重視のイベントが多い中、自分にとって命とは、といったテーマに正面から向き合うのは中々無い事だと感じている。


イベント出演者のキャスティングもかなりのこだわりがあるようで、木村三郎のような天才ミュージシャン?や58歳のブルースVoを従えたバンドやアコースティックのトリオバンド等が出演していた。トリはA&A企画の代表ことAZさんのソウルフルなVoが冴えるバンドSACRED SPIRALだった。



トップバッターのAIRL(アコースティックトリオバンド)

とても将来を感じさせるバンドだった。

まだメンバーは若い。特にVoの子は可愛くて、未完成だけどすでに自身の歌い方を持っている。ポワンとしたMCが魅力で独特の雰囲気をだしている。切ない歌声で癒し系とでも言えるかも知れない。

アンニュイって言葉がピッタリくるVoで切ない曲が多い。
キャロル・キングやシンディ・ローパーのカヴァーもやっていてAIRL風に上手く仕上げていた。これから期待出来そうな若いバンドだ!


中々、いいバンドが出演している。



そして最後のバンドとして登場したのがA&A企画を率いるAZさんのバンドSACRED SPIRALの登場だ。

今回のイベント趣旨は『命』だ。

何故、命なのだろう?

後でA&A企画のHPを見て知ったのだけれど、VoのAZさんは脳梗塞になっていたようだ。その病気から復帰した最初のライヴだったようだ。

9/26〜10/14まで入院していたようで(つい最近じゃないか!)利き手・効き足が麻痺していたらしい。

 A&A企画代表取り締まられ役・SACRED SPIRAL・VoのAZさん
とても重病を患ったとは思えないほど回復した、笑顔が素敵なAZさん

AZさんのブログからの抜粋。

『今まで簡単に出来ていた事が出来なくなった…

歌おうとしても左半身が麻痺していたため、口を開くことすらままならない』


同情されるのを嫌うAZさんの気持ちを知っている、A&A企画のスタッフや友人達はお見舞いに来ても普段と変わらない態度でAZさんと接する。言葉にしなくとも通じ合える仲間達と一緒に、きっとAZさんは復帰を心に誓ったに違いない。

そんな経緯を経ての11/8のイベント ”MOJO HAND” だった。

この日、色々な話を聞くまで、この日のAZさんのライヴを聴いて、ゾクッとする何かを感じたのだけれどようやくその原因が分かったような気がしている。


オープニングはアカペラでAZさんの歌声が聴こえてくる演出でスタート!


 脳梗塞を乗り越え、熱唱するAZさん


オリジナル曲を中心にドゥービー・ブラザーズのカヴァーなんかを織り混ぜ、迫力あるパワフルなステージを魅せてくれた。

ギタリストは諸橋さん(AZさんの旦那さん)は音色、ギタープレイも一流のミュージシャンだった。全体的なバランスの取れたGoodなサウンドを織りなす、完成に近づいたバンドでAZさんを引き立てていた。

 ギタリストの諸橋さん


ライヴも終わり、アンコールの拍手が鳴り止まなかった。

少し間を置いてメンバー全員がステージに戻ってくる。

とても嬉しそうな表情のAZさんがにこやかに登場し、アンコール曲が始まる。アンコール曲はベッド・ミドラーが主演した映画、『ローズ』のエンディング曲だった。

 アンコールで当日の出演者がステージで熱唱!

美しい曲で、AZさんが最初の歌詞を口にした時、何とも言えない寂しさ、優しさ、包容力を感じた。生きている瞬間を切り取ったかのような ”想い” が感じられた一瞬だった。

 時折ゾクッとさせられる。


『命』、歌を通して表現する事はとても難しい事だと感じる。

生命の危機にあった人だけが歌える境地に達していたかも知れない。生命の危機を乗り越えたからこそ、命の尊さを表現出来るのではないだろうか?命の大切さを歌う事で表現できたのではないだろうか?

正直、イベントタイトルを見た時、『今さら流行らないテーマやな』なんて思っていたが、あの伝わり方は会場にいた人なら分かるのではないだろうか?

心から行って良かったと思えるライヴは久しぶりだった。




 
















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