80sのジャパニーズハードロック、へヴィロックシーン!嗚呼、懐かしや! :: デイリーSKIN

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[2008年05月16日00時00分00秒]
80sのジャパニーズハードロック、へヴィロックシーン!嗚呼、懐かしや!

かなりのご無沙汰ですね。

 あなたの知らない音世界!

 今の若い世代は知らない人が多いと思います。

 いわば80sのジャパニーズハードロック、へヴィロックシーンを引っ張ってきたミュージシャン達に今回はスポットをあててみましょう。

(ライターFT)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 1980年代半ばは筆者にとってまさに青春時代でした。

中学、高校時代はまさに1980年代まっただ中で、当時流行っていた音楽を聴くと、その時代の思い出が蘇り、懐かしく思います。

1980年と言えば今から27年前、詳しくは下のリンクを見て頂ければ当時の音楽について色々と書かれています。
1980年の音楽 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

さて『あなたの知らない音世界』ではROCK、ROCKでもさらに激しく暑苦しい音楽、ハードロック、へヴィメタルと呼ばれるジャンル、しかもジャパニーズメタルと呼ばれる音楽に今回はスポットを当ててみたいと思います。

1960年代後半に海外でハードロックはイギリスを中心に世界中に広まりつつありました。当時、人気だったバンドやアーティストと言えばレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、グランド・ファンク・レイルロード、ブラック・サバス、さらに1970年代に入り、クイーン、キッス、エアロスミスなどの、現在では大御所と呼ばれるビッグアーティスト達が次々とデビューした時代。

日本のハードロック、へヴィロックシーンは80年代半ばにかなりの盛り上がりを見せた。

特に先駆者となったのはLOUDNESSというバンドだろう。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』LOUDNESS

LOUDNESSの前身のバンドというのがアイドルバンドでデビューした ”レイジー“ というバンド。


アイドル時代のレイジー ”Lazy - My Angel“

『赤頭巾ちゃん御用心』という曲がヒットしました。
このレイジーというアイドルバンド、後にハードロック宣言し、 ”宇宙船地球号“ というアルバムをリリースし、しばらくして解散。

ドラムとギターがLOUDNESSを結成、Voの景山ヒロノブは後にドラゴンボールZの主題歌 ”『CHA-LA HEAD-CHA-LA』“ では130万枚のセールスを記録!

現在では浪花のアニソンシンガーとして地位を確立している。

LOUDNESSはジャパンメタルのパイオニアともいえる。

彼らがデビューしていなかったら今のハードロックへヴィロックシーンはまた違った内容になっていたに違いない。

それからしばらくしてあるオムニバスアルバムが発売される。
本当に衝撃的だったのを今でも覚えている。

バトルオブメタル

HURRY SCUARY




参加バンドはマリノ ラジャス セクシャル ハリー・スキュアリーという当時、関西ハードロックシーンでもかなり名を馳せたバンドが集結し、アルバムリリース後にはバトル・オブ・メタル ツアーまで行っている。

特にこのオムニバスアルバムの中でも衝撃的だったのが ”マリノ” だった。筆者は当時、かなりのギター小僧だったのでマリノのギタリスト大谷レイブンにはかなり衝撃を受けた思い出がある。

マリノについては過去に『あなたの知らない音世界』でも取り上げているのでそちらを参照して頂ければどんなバンドだったか良くわかります。

【あなたの知らない音世界・マリノ編】
 
SHAKE DOWN / MARINO


せいこちゃわ〜〜〜〜ん!とは言ってません(笑:54秒あたり)

同時期にマリノと同様、もう一つジャパーニーズメタルを代表するバンドがありました。


 44マグナム(フォーティフォーマグナム)


44MAGNUM フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名前からしてへヴィロックのバンドらしい名前ですが、当時の人気は凄まじかった。

本当の意味でのビュジュアル系の走りとも言えるのではないだろうか。

マリノはビジュアル的にそれほど派手なバンドではなかったけど、44マグナムは超ド派手なバンドだった。



懐かしい!カクイイ!シビレル!

この時代は特に関西のハードロックシーンはかなりの盛り上がりを見せていた。先にあげたバンド以外にも若手バンドが続々と登場していった。

1984年頃に、オムニバスアルバム「HEAVY METAL FORCE」がリリース。
このオムニバスアルバムには当時を代表する若手バンドが集結した。



1.Warning Action (アンセム)
2.B.C.Street (ヴェイル)
3.Rock Tonight (メデューサ)
4.Crazy Drug (スナイパー)
 SIDE B
1.Loving Woman (十二単)
2.Street Rowdy (ブロディ)
3.ルルドの泉 (サブラベルズ)


中でも3曲目に収録されているRock Tonight (メデューサ)はデイリーSKINでも以前、ギタースクールで紹介した講師、木村 勝広氏がギターとして参加していた。確かこのバンドの平均年齢は16歳くらいだったと思います。

ブルームズ・ソニック・スクール( ギタースクールレポート!)

SIDE Bに収録されているルルドの泉 (サブラベルズ)は個人的に大好きなバンドだった。

サタニックメタルとも呼ばれていて、独特の雰囲気を持つ恐怖のバンドだった(笑
SABBRABELLS-Metal Sabel

Youtube動画でルルドの泉が無いのが残念。

ANTHEM '84 / wild anthem


さらにギャルバンも頑張っていた。

中でもSHOW-YA はメンバー全員美しくてかっこよかった!

SHOW-YA ギャンブリング


この時期、LOUDNESSや山本恭司率いるVOW WOW、さらにはアンセムがLAでライヴを敢行、
北海道出身のフラットバッカーが名前をEZOと変え、KISSのベーシスト、ジーンシモンズの
プロデュースでアルバムリリースをしたりとシーンは盛り上がっていた。

KISSのジーン・シモンズが若者を集めバンドを作りモーターヘッドの前座へ送り出す MTVの番組

ムチャクチャスパルタなジーン。

1980年代後期になると、REACTION、DEAD END、X、OUTRAGE、UNITED、TILT、PRESENCE
などのバンドがメジャーデビューした。

REACTION


中でもXの活躍は現在でもまだYoshikiがS.K.I.Nを結成するなどして
シーンを引っ張っている。

1990年代に入り、ジャパニーズへヴィロックシーンは陰りを見せ始める。
1990年にVOW WOW、デッドエンド、E.Z.O、1992年にアンセム、1993年にBLIZARD、1994年にアースシェイカー
が解散。

EARTHSHAKER FUGITIVE TV LIVE!(今見てもカクイイ!)


ジャパニーズへヴィロックを支えてきた主要バンドの解散が相次ぐ。
世界はグランジブームと変貌を遂げていく。

まだまだ書き足りないですが今週はこの辺りで。

マンスリーSKIN2月号で元マリノのVo、Leoさんの現在の映像と
近況を特集でご報告する予定です。

80年代へヴィロックファンの皆様、ご期待下さい。













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