(ライター:Tamson)
毎度!毎度!不定期連載Tamson World更新でございます。
ちょうど一年前くらいに再版予約までして購入した、
豊臣秀吉の兜を作成してみました。
元々のキットは恐らくかなり古い物だと思います。
子供の頃模型屋で見た記憶が…。
キット自体は物凄くシンプルなパーツ構成なのですが、
まん中の写真にある細かいパーツ郡は後で出て来ますが
兜の錣という帽体部分から垂れ下がっている半円の板状の
ものをぶら下げる役割をする威し紐のパーツ約100点。コイツが肝!
馬蘭をかたどったこの兜の最大の特徴である
後ろ立物なんですが金メッキを施してあるのですが
かなり安っぽいので全削りします。
エッジが鋭くなるまで削ります。
元は古いキットなのとプラスチックの素材が
あまりよろしくないので削り込みで
仕上がりに差が大分出て来ます。
しっかり削り込んだものに
サフ吹きして下地を整えたものに
本塗を三回ほど薄くくり返します。
先に金色を吹いたブラシを
軽く洗浄して黒を吹くと
微妙に金粉が混じってかなり良い感じです。
今回のキットの最大の山場である紐部分。
とりあえずランナーから切り離さないと
作業できないのですがパーツが多く細かいので、
ガムテープに張り付けて作業することに…。
紐部分は質感を上げる為に
サフ→赤→つや消し塗装。
かなりパーツが小さいので
デザインナイフで刺して作業してます。
兜内部パーツに顎紐部分を通します。
兜を置く台座部分の色を漆塗の高級茶碗のような
仕上がりにしたかったので、
下地に 金+カッパー+銀ラメを混ぜたものを吹き
クリアーイエローを吹いて仕上げにクリアーオレンジで
かなりいい具合に仕上がりました。
写真ではわかりづらいですが結構ラメってます。
完成で〜す。この兜は模型の違う魅力があったように思います。
工作自体はさほど難しくはないですが、塗りが美しくないと
仕上がりにかなり影響するように思います。
満足のいく大阪名物秀吉兜が出来上がりました。
大阪城天守閣の中にレプリカが置いてありますよ!
1回300円ぐらいで試着/記念撮影用の馬蘭後ろ立て兜もあります。
結構重いよ!
次回はまた違うジャンルに挑戦だ!