歴史のサイクル考察 70年周期と80年周期の大変動
(ライターFT)
享保の改革、寛政の改革の背景に地震や飢饉
天変地異は歴史の流れに大きな影響を及ぼします。第5代気象庁長官だった高橋浩一郎氏(1913〜91)は、その著書『気候変動は歴史を変える』(1994年刊、共著、丸善)のなかで、日本は80年ごとに大変動に見舞われると指摘しています。いわく、「1620年の江戸幕府の確立を起点と考えるなら、1700年は享保の改革、1780年は寛政の改革、1860年は幕末、そして1940年の戦争の時代である」というのです。振り返ると、確かにその通りなのです。
🌟日本は80年周期の大変動、世界的にも「幕末」か 天変地異と歴史の関係を指摘した第5代気象庁長官の説とは 日建ビジネス
天変地異は歴史の流れに大きな影響を及ぼします。第5代気象庁長官だった高橋浩一郎氏(1913〜91)は、その著書『気候変動は歴史を変える』(1994年刊、共著、丸善)のなかで、日本は80年ごとに大変動に見舞われると指摘しています。いわく、「1620年の江戸幕府の確立を起点と考えるなら、1700年は享保の改革、1780年は寛政の改革、1860年は幕末、そして1940年の戦争の時代である」というのです。振り返ると、確かにその通りなのです。
🌟日本は80年周期の大変動、世界的にも「幕末」か 天変地異と歴史の関係を指摘した第5代気象庁長官の説とは 日建ビジネス
今までの歴史の変遷を振り返ると、大体70年周期で世の中の大きな変化がやってきています。そして災害は私たちのライフスタイルを大きく変化させます。
2020年から70年前と言うと、1940年、1939〜45年:第二次大戦が始まっています。1941〜45年:太平洋戦争、その約70年前、日本では1868年:明治維新がありました。正確に70年前ではないですが、1853年に黒船来航、1854年:安政東南海地震、1855年:安政江戸地震と災害も多くやってきています。
2011年は東日本大震災、70年周期の前後には災害や経済的な問題が多く勃発しています。
日経ビジネスの記事でも、安定の60年と混乱の20年で80年周期ではないかと書かれています。
2011年の東日本大震災が転機の始まりとしたら、混乱期は後10年、正確には9年です。
70年周期で考えると、2015年がその転機だといわれています。
1945年 終戦、終戦以前は軍人=英雄、終戦以後は軍人=戦犯というように大きな変化がありました。
すでに2015年から4年が経過している。社会はまだグローバル経済で新自由主義が台頭しており、格差社会が批判されているが、是正はされていない。そのまま突き進んでいる。
日本では人口減少突入時代に入り、過去2度の70年周期では、封建主義から民主主義、そして軍国主義から平和主義へと社会形成に影響を与えてきました。
規模拡大を最優先させた経済至上主義が修正せざるを得ない事態になってきているような気がしています。
侍がいなくなり、封建社会から民主主義社会に、軍国主義から平和主義に、経済至上主義からどう移り変わるのでしょう。
70年〜80年周期があるとすれば、今は完全に混乱期になるのでしょう。
2020年は政権が変わるのかも知れないですね。