2008年 初夏の釜ヶ崎(動物園前商店街〜今池、萩之茶屋商店街)レポート2 :: デイリーSKIN

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[2008年05月20日00時00分00秒]
2008年 初夏の釜ヶ崎(動物園前商店街〜今池、萩之茶屋商店街)レポート2


■B級グルメ道!久々の更新!あいりんで飲むならここが安心お勧め!酒のもりたお勧め店!
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関西に住んでいても中々足を踏み入れない場所や、知っていても行った事がなかったり、Deepな人の溜まる場所であったりと様々なDeepな関西を紹介するDeep関西!

5/12の月曜日の午前中、西成区釜ヶ崎(西成区萩之茶屋)の
動物園前商店街〜今池商店街のレポートをしてまいりました。


(ライターFT)

 
『2008年 初夏の釜ヶ崎(動物園前商店街〜今池、

萩之茶屋商店街)レポート2』



先週の続きです。

酒のもりたレポートはB級グルメ道で!
動画4本Upしています。

西成(釜ヶ崎:あいりん地区)萩之茶屋本通商店街 酒のもりたB級グルメの決定版!

B級グルメ道でも詳しくレポートしております。

さて、やはり西成、釜ヶ崎(あいりん)です。

いつもこの地をレポートすると必ず何か起こります。

まず、興味深い話を酒のもりたオーナーに聞くことが出来ました。

B級グルメ道で掲載している動画でももりたオーナーが話してくれています。

創業30年の老舗店、さすがにこの地で店舗を運営してきた人から直接聴けたお話が特に印象深かったです。

Youtube動画



43秒辺りからのインタビューは興味深いです。

30年前の釜ヶ崎はどんな感じでした?
この質問にもりたオーナーは少し間をあけ答えてくれました。

『30年まえは無法地帯でしたね』

ここで営業してきた人だけが言える重みのある言葉だと感じました。

確かに現在でもそれなりの危険さ等もありますがこの商店街は大丈夫。

一歩商店街を外れてもさほど恐怖を感じることは少なくなったように思う。

但し、薬物の密売人などは現在でもいるので注意はしたほうがいい。



焼きそばは¥200だったりする物価の安さ!結構旨い

商店街の賑やかさは普通の町の商店街よりは活気があるように思う。




確かにシャッターの降りたお店も多かったが午前中ということもあるだろう。

Youtube動画


昼前になり、にわかに活気づいてきた商店街。

酒のもりた、オーナーに聞く所によると、この辺りの薬屋さんはとっても良心的。
胃薬なら1包ずつ販売してくれるそうです。要するに胃薬のバラ売りですね(笑

でもここらで生活している人にとっては有難い話だ。

簡易宿泊所等で生活している労働者達は、悪い言い方をするとその日暮らし。
やはりそんな生活を余儀なくしている人にとって1000円ちょっとの出費というのは
1泊分の宿泊費より高かったりする。

土地柄と言えばそれまでだが、薬屋さんの温かい心使いではないだろうか?

そういった事情を踏まえての ”バラ売り“ ではないだろうか。

今ではなくなったようだが、一昔前はタバコの”バラ売り“もやっていたようだ。

スラムと呼ばれるこの街での人情ではないだろうか。



色々と釜ヶ崎の悪い噂は後を絶たないが、私達が生活している街ではこういった
人情を感じる事は少ないように感じる。

世知辛い現代社会でも、こういった人の優しさを垣間見れる街では無いだろうか?

Youtube動画




萩之茶屋本通商店街を抜け、今池商店街に戻る。

今池側はあの飛田新地が存在する西成区山王という地名。

動画の最後を注意して見て頂くと良く分かりますが、萩之茶屋本通商店街から飛田新地側
の今池商店街の横断歩道を渡る際、ひとりの人に忠告される。

撮影中からずっとこっちを見てるなと感じていました。

きっと何かあると思いながらハンディをまわしながら横断歩道を渡ってみました。

見た感じ、筋の世界の人間ではなさそう。

しかし!

その人が発した言葉とは?

『この辺、ヤクの売人結構いてさぁ〜、あんた写さんでも写されたと思って
 勘違いした売人に刺されるぞぉ〜、ホンマやぞぉ〜』


完全に心配してくれての忠告だった。

これも親切ではないだろうか。

普通に ”ヤクの売人“ という言葉が出てくるのは、本気でこの辺りでは
覚せい剤の密売が多い。

密売人だらけといってもいいかも知れない。

警察も取り締まりしているようだけど、はるかにそれを凌ぐ密売が日々
行われているという現実もある。

この日の帰り道の事。

日本橋に用があったので釜ヶ崎から徒歩でJR新今宮駅前を歩いていた。

ちょうど、駅のすぐそばで3人の男がなにやら揉めている様子。

一人の男は壁にもたれ掛かり、うなだれ気味。

向かいにいる男2人は白い手袋をはめていた。

内心、これは絶対に何かひと悶着あると確信したので
遠回りだったけど彼らの前を白々しく通ってみた。

すると白い手袋をはめた男二人の手にあった物とは!

 ”注射器“ だったんです。

さすがに驚きました。



ほんの数秒間でしたが、彼らのやり取りを聞くことが出来ました。

白手袋の男性2人は間違いなく刑事さん。

そして駅の壁に詰め寄られている男性は覚せい剤所持で検挙されている瞬間だった。

『ええか、このポンプ(注射器)が君から出てきたと言うことは、今から警察署に行って
尿検査してもらわんとアカンからな、間違い無いやろ』


通りすがりだったので話の内容はここまでしか聞き取れなかった。

逮捕の瞬間だった。

きっとこのつかまっていた男性は、覚せい剤を購入する現場を目撃され、
尾行されていたのではないだろうか。

刑事二人に後をつけられ、JR新今宮駅前で検挙、そんな感じではないか!

釜ヶ崎に行けば覚せい剤が簡単に購入出来る噂は知っていた。

しかし検挙される現場を目の当たりにしたのは初めてだった。

刑事二人は、興奮するでもなく淡々と検挙されている男性に話をしていた。

まるで知り合いに出会ったかのように。



さすがにそのシーンを動画や画像に収める事は出来なかった。

この土地に宿るパワーは負のパワーが大きいような気がしてならない。

しかし生のパワーも強く感じる。

普段、生活している上で生きる意味など滅多に考えることや思うことは少ない。
いつもこの地に来ると、生きるということを考えるより先に感じてしまう。

ここに集まる人々は様々。

流れてきた人、昔から住んでいる人、売人、ヤクザ、売春、泥棒、

負のイメージは強い。

しかしそれと同じく生のイメージも強い。

そして最近の釜ヶ崎では少しずつ変化してきているようだ。

”生きる“ と言うことを考えるより先に感じてしまうのは私だけでしょうか。

またいずれこの地のレポートをしてみたいと思います。

ではまた!




















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