1月8日にこんなニュースをみました
1月8日
岩手県奥州市の黒石(こくせき)寺で繰り広げられる伝統行事、蘇民祭(そみんさい)の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかった。「男性の裸に不快感を覚える客が多い」というのが理由だ。数十年作製しているポスターの掲示拒否は初めてで、市は枚数を200枚減らして1400枚とし、駅で張れない分は市内や首都圏で張るという。
祭りは、市内水沢区黒石の寺で裸の男衆が蘇民袋の争奪戦を繰り広げる。疫病よけや五穀豊穣(ほうじょう)などを願い1000年以上続くとされる。今年は2月13日夜〜14日未明を予定している。
ポスターは写真3枚を組み合わせ、ひげ面で胸毛の男性がアップに、奥に下帯姿の男性たちを配している。
昨年11月30日に市がJR東日本盛岡支社に許可を求めた。JR側は本社の判断を仰ぎ、12月3日に図柄を変えない限り掲示できないと通知した。市は下帯など一部修正をしたものの、版下がほぼ完成しJRが求める図柄の全面変更は困難だった。
JR東日本盛岡支社の佐藤英喜・販売促進課副課長は「セクハラが問題になる中、公共の場でのポスター掲示の基準は厳しくなっている」と説明する。そのうえで「単純に裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断したという。
・・・・・・・・・2日後・・・・・・・・・・・
1月10日
「胸毛がセクハラ」とJR東日本が掲示を拒否した岩手県奥州市の黒石寺蘇民祭(こくせきじそみんさい)のポスターの人気が急上昇。報道を受けて市に注文が殺到し、市職員は発送作業に追われている。
「趣味的な申し出はお断りするが、祭のPRになる場所には送る」と担当の佐々木禅課長。「居酒屋に張りたい」「商店街ごと応援するので12枚」など、全国への想定外の発送は100枚に達した。
残りは約200枚。「ポスターも図柄で不愉快になると勉強になった」と胸に刻みながらも、「JRさんにはご迷惑をかけたが、かえってPRになった」と胸をなで下ろしていた。
18年はこれ
この祭り、公式HPがある。伝統のある立派な祭りなのだ
http://kokusekiji.e-tera.jp/sominsai.html
天台宗妙見山黒石寺で夜を徹して行われる行事で、薬師信仰をもとに、裸の男と炎の祭りとし、裸参り、柴燈橙り、別当登り、鬼子登りなどがあり、翌日未明からは堂の前で男たちが東西に分かれ、裸で押し合いながら蘇民袋を奪い合う。蘇民袋は護符が入った麻袋で、これを最後につかんだ者の 住む方角がその年、豊穰多福になると伝えられている。
国の重要文化財である薬師如来坐像や木造僧形坐像、県の文化財に指定された四天王像、木造日光・月光菩薩立像、木造十二神将像が安置されている。
◆蘇民祭行事の内容 なんと夜通し!
裸参り(夏参り又は祈願祭ともいう)−−
午後10時から 厄年連中、一般祈願者、善男善女が鐘の合図で社務所前に集まり、各自角燈(四角ともいう)と割竹にはさんだ浄飯米(おはんね り)を持ち、瑠璃壺(るりつぼ)川(山内川)で身を浄め「ジャッソー・ジョヤサ」の掛け声で、薬師堂、妙見堂を巡り、五穀豊穣、災厄消除の祈願を行う。
ザバーーーー
柴燈木登り(ひたきのぼり)−−午後11時30分から
鐘の合図で行列をつくり腰をかがめて、「イヨーイヨー」の掛け声で、柴、たきつけ、ごま殻、塩をもって進む。 本堂前に前日に境内の山中から採れた生松割木(長さ5尺に切って二つ割にしたもの)を井桁に3メートル以上の高さに2箇所(昔は3箇所)積み重ねて火を焚く、若人、群集は裸になり柴燈木の上に登って火の粉をあびながら山内節をうたい気勢をあげ祈願する。
別当登(べっとうのぼり)−−午前2時から
鐘の合図で社務所に集まり、手木(祓棒)が祓人(はらいびと)に配られ、別当(住職)並びに蘇民袋を捧げもった総代が守護役、祓人に前後を守られ、ホラ貝、太鼓等を従えて薬師堂内陣に登り、護摩焚き供養を行い、参拝者、祈願者に護摩を授ける。
鬼子登(おにごのぼり)−−午前4時から
檀家の7歳になる男子2名に麻衣を着せ、籠手をつけさせ、木槌(さいづち)を持たせ、鬼面を逆さに背負わせ、素裸で水垢離(みずごり)をとりとった大人に背負われ薬師堂に登り、参拝する。
蘇民袋争奪戦−−午前5時頃から
鬼子登りの式が終わると、蘇民袋(そみんぶくろ)争奪戦(蘇民ねじり又は蘇民びきともいう)が始まる。五穀豊穣、無病息災を願 って故事にならい、疫病の護符である將軍木(かつのき)を削って六方形とし、毎方「蘇民將来子孫門戸☆・(そみんしょうらいしそんもんこなり)」の九字を書き、寸角に切って麻袋(祈願者が1日で紡いだもの)に入れた蘇民袋を檀徒の1人が抱き、外に向って「蘇民将来」と3度叫び終るや、裸体の若者達がこれを奪いあい、堂の外陣は八方から袋を目がけて飛びかかる肉弾相うつ、るつぼと化す。堂の外陣でひともみもんだ挙げ句、裸形の群は堂外へ潮のごとく押し出されてくる。氷点下、寒冷積雪の中である。西に奔り、東に飛んで、生きものの如き袋の行く方を追って奪ったり、奪い返えされたり、汗みどろの争奪戦が明け方までくりひろげられる。白一色の中に展開される男性美の極致である。かくて激闘3時間近くに及び、ようやく夜が明けそめる頃、取主が凱歌を挙げる時刻となり、袋を奪った者の地が五穀豊穣が約束されるという。
輝く男たち!すごいですね。
中にはふんどしも付けず、素っ裸というツワモノが結構多い。
ここでは載せられそうもないキワドイ写真が多かった・・・
好きな人にはたまらない祭りでしょう。
1月8日
岩手県奥州市の黒石(こくせき)寺で繰り広げられる伝統行事、蘇民祭(そみんさい)の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかった。「男性の裸に不快感を覚える客が多い」というのが理由だ。数十年作製しているポスターの掲示拒否は初めてで、市は枚数を200枚減らして1400枚とし、駅で張れない分は市内や首都圏で張るという。
祭りは、市内水沢区黒石の寺で裸の男衆が蘇民袋の争奪戦を繰り広げる。疫病よけや五穀豊穣(ほうじょう)などを願い1000年以上続くとされる。今年は2月13日夜〜14日未明を予定している。
ポスターは写真3枚を組み合わせ、ひげ面で胸毛の男性がアップに、奥に下帯姿の男性たちを配している。
昨年11月30日に市がJR東日本盛岡支社に許可を求めた。JR側は本社の判断を仰ぎ、12月3日に図柄を変えない限り掲示できないと通知した。市は下帯など一部修正をしたものの、版下がほぼ完成しJRが求める図柄の全面変更は困難だった。
JR東日本盛岡支社の佐藤英喜・販売促進課副課長は「セクハラが問題になる中、公共の場でのポスター掲示の基準は厳しくなっている」と説明する。そのうえで「単純に裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断したという。
・・・・・・・・・2日後・・・・・・・・・・・
1月10日
「胸毛がセクハラ」とJR東日本が掲示を拒否した岩手県奥州市の黒石寺蘇民祭(こくせきじそみんさい)のポスターの人気が急上昇。報道を受けて市に注文が殺到し、市職員は発送作業に追われている。
「趣味的な申し出はお断りするが、祭のPRになる場所には送る」と担当の佐々木禅課長。「居酒屋に張りたい」「商店街ごと応援するので12枚」など、全国への想定外の発送は100枚に達した。
残りは約200枚。「ポスターも図柄で不愉快になると勉強になった」と胸に刻みながらも、「JRさんにはご迷惑をかけたが、かえってPRになった」と胸をなで下ろしていた。
18年はこれ
この祭り、公式HPがある。伝統のある立派な祭りなのだ
http://kokusekiji.e-tera.jp/sominsai.html
天台宗妙見山黒石寺で夜を徹して行われる行事で、薬師信仰をもとに、裸の男と炎の祭りとし、裸参り、柴燈橙り、別当登り、鬼子登りなどがあり、翌日未明からは堂の前で男たちが東西に分かれ、裸で押し合いながら蘇民袋を奪い合う。蘇民袋は護符が入った麻袋で、これを最後につかんだ者の 住む方角がその年、豊穰多福になると伝えられている。
国の重要文化財である薬師如来坐像や木造僧形坐像、県の文化財に指定された四天王像、木造日光・月光菩薩立像、木造十二神将像が安置されている。
◆蘇民祭行事の内容 なんと夜通し!
裸参り(夏参り又は祈願祭ともいう)−−
午後10時から 厄年連中、一般祈願者、善男善女が鐘の合図で社務所前に集まり、各自角燈(四角ともいう)と割竹にはさんだ浄飯米(おはんね り)を持ち、瑠璃壺(るりつぼ)川(山内川)で身を浄め「ジャッソー・ジョヤサ」の掛け声で、薬師堂、妙見堂を巡り、五穀豊穣、災厄消除の祈願を行う。
ザバーーーー
柴燈木登り(ひたきのぼり)−−午後11時30分から
鐘の合図で行列をつくり腰をかがめて、「イヨーイヨー」の掛け声で、柴、たきつけ、ごま殻、塩をもって進む。 本堂前に前日に境内の山中から採れた生松割木(長さ5尺に切って二つ割にしたもの)を井桁に3メートル以上の高さに2箇所(昔は3箇所)積み重ねて火を焚く、若人、群集は裸になり柴燈木の上に登って火の粉をあびながら山内節をうたい気勢をあげ祈願する。
別当登(べっとうのぼり)−−午前2時から
鐘の合図で社務所に集まり、手木(祓棒)が祓人(はらいびと)に配られ、別当(住職)並びに蘇民袋を捧げもった総代が守護役、祓人に前後を守られ、ホラ貝、太鼓等を従えて薬師堂内陣に登り、護摩焚き供養を行い、参拝者、祈願者に護摩を授ける。
鬼子登(おにごのぼり)−−午前4時から
檀家の7歳になる男子2名に麻衣を着せ、籠手をつけさせ、木槌(さいづち)を持たせ、鬼面を逆さに背負わせ、素裸で水垢離(みずごり)をとりとった大人に背負われ薬師堂に登り、参拝する。
蘇民袋争奪戦−−午前5時頃から
鬼子登りの式が終わると、蘇民袋(そみんぶくろ)争奪戦(蘇民ねじり又は蘇民びきともいう)が始まる。五穀豊穣、無病息災を願 って故事にならい、疫病の護符である將軍木(かつのき)を削って六方形とし、毎方「蘇民將来子孫門戸☆・(そみんしょうらいしそんもんこなり)」の九字を書き、寸角に切って麻袋(祈願者が1日で紡いだもの)に入れた蘇民袋を檀徒の1人が抱き、外に向って「蘇民将来」と3度叫び終るや、裸体の若者達がこれを奪いあい、堂の外陣は八方から袋を目がけて飛びかかる肉弾相うつ、るつぼと化す。堂の外陣でひともみもんだ挙げ句、裸形の群は堂外へ潮のごとく押し出されてくる。氷点下、寒冷積雪の中である。西に奔り、東に飛んで、生きものの如き袋の行く方を追って奪ったり、奪い返えされたり、汗みどろの争奪戦が明け方までくりひろげられる。白一色の中に展開される男性美の極致である。かくて激闘3時間近くに及び、ようやく夜が明けそめる頃、取主が凱歌を挙げる時刻となり、袋を奪った者の地が五穀豊穣が約束されるという。
輝く男たち!すごいですね。
中にはふんどしも付けず、素っ裸というツワモノが結構多い。
ここでは載せられそうもないキワドイ写真が多かった・・・
好きな人にはたまらない祭りでしょう。