【GUN SMOKE】07 :: デイリーSKIN

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[2008年05月01日00時00分00秒]
【GUN SMOKE】07



いくつもの無法地帯を渡り歩く、左拳銃の男… 彼の目的は復讐だった!

「神よ、俺はいつだって先に銃を抜いたことは無いぜ…」

                                            (ライター:チュロス)











「やっとつバーキングの町に着いたなチュロッキー」
「さすが西部一と言われる職人が集まる町だけのことはあるなぁ、活気があるぜ」


「蹄鉄屋に車輪屋、歯車屋、なんでもそろってるなぁ、てぇしたもんだ」
「しかし、まさかコノ町にまでマクドーウェルの息がかかっているとはな…」


「お!ジャッキーだ!」
「おーい!ジャッキー!こっちだこっちだ!」




「やぁ親分、もうそろそろ着く頃だと思ってやした」
「チュロッキーの親分、しばらくでした」
「此度はオルドー親分の敵討ちだそうで、このジャッキーも及ばずながら力になりますぜ!」


「ありがとうよジャッキー、それにマクドーウェルを見つけてくれたってな、」
「ありがとうと言う礼は、おら〜腹の底から言ってるぜ」


「親分、もったいねぇ〜お言葉!」

「おう、ジャッキーそれはそうと、マクドーウェルの居場所は判ってるんだろうな」

「ココ最近見かけねぇ〜んですが、この先のプレサイスリー・ロボットって店が怪しいですぜ!」
「町の連中も、そこで、ヘンなもん作ってるって言ってますしね」
「あっしの考えるところ、そのヘンなモンってのが延べ棒じゃねぇかと…」


「でかしたぜ!ジャッキー!」
「早速その店に案内しろぃ!」



「プップレシックッサリ?…ここがそうか、ジャッキー」

「プレサイスリーロボットですぜ親分」

「そんなこたぁどうでもいい!」

「ここは確か…」



「呼び鈴がありますぜ親分!」

「おう!押してみな」



(うっ上?下?)

「どっちでもいいから押してみな!」



(ピンポーン!)

「おや?めずらしい、お客さんだ!」
「はいはい、今あけますよ〜!」



「いらっしゃいませ!今日は何がお入用で」


「おや?チュロッキーじゃねぇか!久しぶりだな!」

「よう!やっぱりDrバブルだったか!」

「なんでぇ、おめぇの知り合いか?」

「知り合いも何も、オレの記憶が戻ったのもDrバブルのおかげよ」

「えぇー!」



「そういう訳だジャッキー、Drバブルの店は白だな」

「てめぇ〜!チュロッキーの恩人を疑うとはふてーやろうだ!」
「ちゃんと調べてからにしろぃ!」


「面目ねぇ〜親分にチュロッキーの親分」
「疑ってすいません、Drバブルの旦那」


「なぁ〜にいいって事よ」
「そんなことより、今『精密ロボ』ってのを作っててな、起動実験段階なんだぜ!」
「こいつが完成すりゃ、世の中ひっくりかえるぜ!」
「ガソリンは使わないんだぜ!バイオ燃料、つまりトウモロコシを燃料にしてるんだが、そのままのトウモロコシを100g程こいつに入れるだけで2500馬力は軽く出るって予想でペチャクチャペチャクチャ」


「まぁまぁまぁ!おめぇさんの言いたいことは、オレ達にゃ〜さっぱりわからねぇんだ」
「さっぱりわからねぇが、その、精密ナンとかってのが、すげぇ〜事だってのはわかるぜ」
「ついでと言っては何だが、そのすげぇ〜おめぇさんの頭で一つ考えてくれねぇか」

「実は、これこれ、こう言うわけよ」





「なるほど、親分の敵討ちとはおめぇさんも律儀者だな」
「ここいらで、金属を製錬するのに最適なのは、鍛冶屋だぜ」
「町の大通りに面してる蹄鉄屋へ行ってみな」






「なるへそ!鍛冶屋か!」

「あぁ!間違いねぇな」

「親分!行ってみましょう!」




「まぁまぁ、待ってくんね〜、待ってくんね〜」

「この町は職人の町だぜ、ガンマンのおめぇさんたちのカッコじゃ、めだってしょうがねぇぜ!」
「しょうがねぇ、『精密ロボ完成記念Tシャツ』を特別に分けてやるよ」




「精密ロボTシャツ!3500ゴールド!安い!」

「注文が集中していま〜す!」
「残り5枚をきりました〜 お早めに〜」



精密ロボTシャツ マジで欲しい!




「オレたち、このままでいいから…おかまいなく…」




つづくかも








「神よ、俺はいつだって先に銃を抜いたことは無いぜ…」











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