いくつもの無法地帯を渡り歩く、左拳銃の男… 彼の目的は復讐だった!
「神よ、俺はいつだって先に銃を抜いたことは無いぜ…」
(ライター:チュロス)
「見張りが2、いや塔の上にもう一人、3人か」
「離れのテントが、奴らのアジトだな」
「様子はどうだい?」
「見張りは3人、採掘した金は2番テントだな」
「ホントか!探す手間が省けたぜ!」
「しかしどうも、様子がへんだ」
「見張りが少なすぎる…」
「まぁ、とにかく行ってみようぜ!」
「俺は金を盗ったら、ダイナマイトで見張り塔を吹っ飛ばすから
その隙に町の連中を助けてやってくれ」
「ココがドン・マクドーウェルのテント…」
「親分、カタキは必ずとりますぜ!」
「捜したぜ、マクドーウェル! ココであったが100年目、いや3年目!」
「親分のカタキだ!俺と勝負しろ!」
「はっはっは、久しぶりだなチュロッキー君」
「君が生きていたとは、驚きだったよ」
「しかし今は、勝負どころではないと思うがね…」
「なぜなら私との対決よりも、町の人を助け出すこともまた、君の目的だからさ」
「…」
「もう、ここは用無しだ、むろん町の連中もね、
金鉱と一緒に埋まってもらうのさ、君達オルドー一家と同じようにね、はっはっはー!」
「!!!、なっなに!」
「ちくしょー、勝負は一旦おあずけだ!」
「わしらをどうするきなんだ!」
「ふぇっふぇっふぇー!」
「もう、ここじゃ金は取りつくしちまったから、おめぇ達は用無しさ!ふぇっふぇー」
「それに、お前ぇ達にはたっぷりと保険をかけてあるからな」
「ここで事故に見せかけてあの世へ行ってもらうわけよ、ふぇっふぇー」
「相変わらず、ひでぇ野郎だなマグフライ!」
「あの世へ行くのはおめえの方だぜ!」
「げげげ!その声はチュッチュロッキー!」
つづくかも
「神よ、俺はいつだって先に銃を抜いたことは無いぜ…」
(コルトSAAに詰められた弾を数えてみればあと5発、親分の仇もあと5人、
親分の仇を探してどこまでも、
どこまでも続く長い道のりを夕日に向かって歩き続けるのでありました)