小説家を選ぶ 星新一 「明治・父・アメリカ」 :: デイリーSKIN

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[2019年10月20日00時00分00秒]
小説家を選ぶ 星新一 「明治・父・アメリカ」


小説家を選ぶ 星新一 「明治・父・アメリカ」

(ライターFT)

香港は特別な場所 

 星 新一(ほし しんいち、本名:星 親一、1926年(大正15年)9月6日 - 1997年(平成9年)12月30日)は、日本の小説家、SF作家。
 父は星薬科大学の創立者で星製薬の創業者・星一。森鴎外は母方の大伯父にあたる。本名の親一は父・一のモットー「親切第一」の略で、弟の名前の協一は「協力第一」の略。父の死後、短期間星製薬の社長を務めたことがあり、日本の有名作家としては辻井喬こと堤清二(西友社長)と並んで稀有な東証一部上場企業(当時)の社長経験者である(ただし、堤の場合は西友の経営参加や上場よりも創作活動が遙かに先行しており、星の場合は完全に経営を離れたのちに創作活動が始まっている)。
 豊富な作品量でありながら、それでいてどの作品も質の高さを兼ね備えていたところから「ショートショート(掌編小説)の神様」と呼ばれているが、『明治・父・アメリカ』、父親や父の恩人花井卓蔵らを書いた伝記小説『人民は弱し 官吏は強し』などのノンフィクション作品もある。

🌟出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




 星新一といえばショートショートですが、「明治・父・アメリカ」という作品を推薦します。

 自分の父が貧しいながらも、20歳で単身渡米し、困難にも負けず製薬会社を設立し、成功を収めるまでのサクセスストーリーです。このように書いてしまうと、努力と根性などの話かと思われがちですが、明治時代のアメリカ社会や内情などが描かれており、その中でちっぽけな日本という国がどう映っているかが描かれており、当時の日本人の勤勉さには脱帽します。

 明治維新後、世界に目を向けた日本人の活躍を描いた作品ですが、とにかくすぐに物語に引き込まれていきます。

 ショートショートではない星新一の作品、手に取るまで時間がかかった人も多いそうですが、とにかく面白い作品です。

 『明治・父・アメリカ』の単行本が出版されたのは1975年、この頃、日本人はアメリカに対してどんな感情を持っていたのでしょう。戦争に負け、多くの犠牲者が出され、それでもアメリカに憧れた時代だったと思います。

 そこで働く事の厳しさは相当なもの。それでもアイデアと行動を止めない主人公、星一(ほしはじめ)が、日本の歴史上の人物たちと交流を深め、製薬会社を起こし成功をおさめます。

 さすがに星新一、文章はスマートで読みやすく一気に読めてしまいます。

 ここまでのスマートさは星新一ならでわです。

 オススメの秀作です。












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