ヒトの健康はまずは食生活からです。
食は全ての源です。
生きて行くためには避けては通れない事ですね。
食生活を快適にする為には ”歯“ の健康は重要な事。
そして歯の事を相談するなら歯医者さんにお聞きするのが一番です。
全ての健康の源、歯についてのご相談は歯科相談on webで!
(ライターはた先生)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ フッ素を使いましょう!!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
昨日は七夕・・・彦星さまと織姫さまに何をお願いしましたか??
ぼくは「ムシ歯や歯周病がこの世から無くなればいいのにな!」と、短冊に書きました!
「それはそれで困るんちゃうの!?」と、言われるかもしれませんが・・・
困らないよう、目下、勉強中でございます。
さて3週間前に実際に歯が生えてきてからのムシ歯予防としまして、
歯の磨き方や「糸ようじ(デンタルフロス)」の使い方などを書きました。
今週は、ムシ歯予防に絶大なる効果があると言われている、
「フッ素」について書きたいと思います。
フッ素と聞いてまず何を思い浮かべますか??
やはりテレビのコマーシャルに多い、歯磨き粉を思い浮かべるでしょうか!?
保健所や歯科医院で塗ってもらった経験のある方や、名前だけ聞いた事があるなんて方もいらっしゃるでしょう。
実際フッ素とはどんなものなんでしょう??
まず、フッ素は主に3つのムシ歯予防効果があります。
一つ目は、先日の説明で、むし歯は、ムシ歯菌が出す酸によって歯が溶かされる事と説明があったと思いますが、このムシ歯菌が酸を出す事を抑制します。
次に、これが一番重要な効果と言われていますが、歯の再石灰化を促進します。これは次のスライドで詳しく説明させて頂きます。
そして、最後は歯自体を酸に溶けにくい材質に改良します。
歯の表面では食事のたびに脱灰と再石灰化が行われています。
(脱灰:歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出す事。これが進むとムシ歯になっていきます。)
脱灰によって溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンは、唾液の作用の再石灰化によって再び歯に戻されます。
この時、唾液中にフッ素が存在していれば、脱灰をおさえ、再石灰化を促進させます。
また生えてきたばかりの歯は、成熟するまでに数年かかります。
フッ素は歯を硬くする役割を果たし、固い丈夫な歯を作ります。
これには定期的な歯科医院でのフッ素塗布や、家庭用フッ素入り歯磨き剤を毎日使う事が必要です。
写真は、当医院で実際に検診からブラッシング、そしてフッ素塗布を行っている様子です。
うちでは、年に3〜4回のフッ素塗布をお勧めしています。
なかでも、虫歯の心配が多いお子さんには、毎月の来院頂いております。
しかし、実際小さいうちに来院されても、治療は勿論、診療台に上がっての歯磨きだけでさえ嫌がってしまうお子さんは少なくありません。むしろほとんどのお子さんがそうです。
だからといって歯科医院に連れて来られなくなると、虫歯ができたりして痛みが出てから来院されても、おとなしく治療させてくれる訳がありません。
虫歯の治療は、勿論削る機械を口に入れる事になり、歯医者独特のあの嫌な音が出るので、歯磨きやフッ素塗布よりも何倍も大変になります。
しかも泣いたり暴れたりするので、十分な治療もできません。
そうなる前に、歯科医院に検診も兼ねて定期的にフッ素塗布に来院して頂きたいのです。
この写真のお子さんも、最初は怖がって診療室に入るのさえ嫌がって、口も勿論開けてくれませんでした。
しかし、お母さんが熱心で、毎月連れてきてくれているうちに、歯科医院にも慣れて、今では一人で座ってお口も開けて貰えるようになりました。
4歳になりましたが、今の所、虫歯ゼロで経過を見させて貰っています。
この子のように、虫歯を作らないのが一番ですが、出来てしまったら、進行度にもよりますが、治療するしかありません。
定期検診に通われていましたら、小さいうちに見つける事ができ、痛みなく治す事ができるので、歯科医院への恐怖心も少なくて済みます。
そしてうちの診療所では、フッ素塗布でも、虫歯治療でも、たとえ泣きながらでも出来れば、うんと褒めてあげる事にしています。
お子さんにとって大きな励みになり、次回の来院への自信となるからです。
お母さんもうんと褒めてあげて下さいね。
定期的に歯科医院でフッ素塗布してもらうのも大事なことですが、
毎日家庭用のフッ素を使用して頂く事も虫歯予防には効果的です。
歯科医院で使用するものよりも、低濃度のものです。
市販されているものや、歯科医院でしか売ってないものもありますが、味や臭いがいいものが多いので比較的子供達には、好評です。
使い方としては、毎回使って頂くのがベストですが、出来なければ、寝る前に歯磨きをしたあとで、フッ素を塗って、そのまま何も食べずに飲まずに寝かせて下さい。
睡眠中は唾液の量が減って虫歯になりやすので、非常に虫歯予防の効果があると考えられています。
以上フッ素について書いてきましたが、ご理解頂けたでしょうか!?
よく勉強されている患者さんで、
「フッ素って、逆に歯を脆くするんとちゃうの??」と、
言われる患者さまもいらっしゃいます。
正しい使い方をしていれば、そんな事はなく、大きなムシ歯予防効果がありますので、
是非お近くの歯科医院で相談してみて下さい。
お子様の歯を守れるのは、お父さん!お母さん!・・・だけですよ!!!
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皆様からお寄せ頂くご質問はコメント欄にご記入して下さい。
面白いご質問や、重大な事態に繋がるご質問は日曜日にピックアップして、3人の先生方にお答えして頂きます。
それ以外のご質問に関しましては、コメント欄を使用して回答させて頂きます。
誹謗中傷、全く関係の無いご質問に関しましては基本的にスルーさせて頂きます。
なお、先生方は医院で勤務しておりますので、手の空いた時間で回答されます。その為、回答する時間はすぐにとはいかない場合も御座いますので、ご了承下さい。
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では、毎週日曜日はたるさんの詩と、歯科相談on webで楽しい日曜日を!
食は全ての源です。
生きて行くためには避けては通れない事ですね。
食生活を快適にする為には ”歯“ の健康は重要な事。
そして歯の事を相談するなら歯医者さんにお聞きするのが一番です。
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(ライターはた先生)
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昨日は七夕・・・彦星さまと織姫さまに何をお願いしましたか??
ぼくは「ムシ歯や歯周病がこの世から無くなればいいのにな!」と、短冊に書きました!
「それはそれで困るんちゃうの!?」と、言われるかもしれませんが・・・
困らないよう、目下、勉強中でございます。
さて3週間前に実際に歯が生えてきてからのムシ歯予防としまして、
歯の磨き方や「糸ようじ(デンタルフロス)」の使い方などを書きました。
今週は、ムシ歯予防に絶大なる効果があると言われている、
「フッ素」について書きたいと思います。
フッ素と聞いてまず何を思い浮かべますか??
やはりテレビのコマーシャルに多い、歯磨き粉を思い浮かべるでしょうか!?
保健所や歯科医院で塗ってもらった経験のある方や、名前だけ聞いた事があるなんて方もいらっしゃるでしょう。
実際フッ素とはどんなものなんでしょう??
まず、フッ素は主に3つのムシ歯予防効果があります。
一つ目は、先日の説明で、むし歯は、ムシ歯菌が出す酸によって歯が溶かされる事と説明があったと思いますが、このムシ歯菌が酸を出す事を抑制します。
次に、これが一番重要な効果と言われていますが、歯の再石灰化を促進します。これは次のスライドで詳しく説明させて頂きます。
そして、最後は歯自体を酸に溶けにくい材質に改良します。
歯の表面では食事のたびに脱灰と再石灰化が行われています。
(脱灰:歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出す事。これが進むとムシ歯になっていきます。)
脱灰によって溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンは、唾液の作用の再石灰化によって再び歯に戻されます。
この時、唾液中にフッ素が存在していれば、脱灰をおさえ、再石灰化を促進させます。
また生えてきたばかりの歯は、成熟するまでに数年かかります。
フッ素は歯を硬くする役割を果たし、固い丈夫な歯を作ります。
これには定期的な歯科医院でのフッ素塗布や、家庭用フッ素入り歯磨き剤を毎日使う事が必要です。
写真は、当医院で実際に検診からブラッシング、そしてフッ素塗布を行っている様子です。
うちでは、年に3〜4回のフッ素塗布をお勧めしています。
なかでも、虫歯の心配が多いお子さんには、毎月の来院頂いております。
しかし、実際小さいうちに来院されても、治療は勿論、診療台に上がっての歯磨きだけでさえ嫌がってしまうお子さんは少なくありません。むしろほとんどのお子さんがそうです。
だからといって歯科医院に連れて来られなくなると、虫歯ができたりして痛みが出てから来院されても、おとなしく治療させてくれる訳がありません。
虫歯の治療は、勿論削る機械を口に入れる事になり、歯医者独特のあの嫌な音が出るので、歯磨きやフッ素塗布よりも何倍も大変になります。
しかも泣いたり暴れたりするので、十分な治療もできません。
そうなる前に、歯科医院に検診も兼ねて定期的にフッ素塗布に来院して頂きたいのです。
この写真のお子さんも、最初は怖がって診療室に入るのさえ嫌がって、口も勿論開けてくれませんでした。
しかし、お母さんが熱心で、毎月連れてきてくれているうちに、歯科医院にも慣れて、今では一人で座ってお口も開けて貰えるようになりました。
4歳になりましたが、今の所、虫歯ゼロで経過を見させて貰っています。
この子のように、虫歯を作らないのが一番ですが、出来てしまったら、進行度にもよりますが、治療するしかありません。
定期検診に通われていましたら、小さいうちに見つける事ができ、痛みなく治す事ができるので、歯科医院への恐怖心も少なくて済みます。
そしてうちの診療所では、フッ素塗布でも、虫歯治療でも、たとえ泣きながらでも出来れば、うんと褒めてあげる事にしています。
お子さんにとって大きな励みになり、次回の来院への自信となるからです。
お母さんもうんと褒めてあげて下さいね。
定期的に歯科医院でフッ素塗布してもらうのも大事なことですが、
毎日家庭用のフッ素を使用して頂く事も虫歯予防には効果的です。
歯科医院で使用するものよりも、低濃度のものです。
市販されているものや、歯科医院でしか売ってないものもありますが、味や臭いがいいものが多いので比較的子供達には、好評です。
使い方としては、毎回使って頂くのがベストですが、出来なければ、寝る前に歯磨きをしたあとで、フッ素を塗って、そのまま何も食べずに飲まずに寝かせて下さい。
睡眠中は唾液の量が減って虫歯になりやすので、非常に虫歯予防の効果があると考えられています。
以上フッ素について書いてきましたが、ご理解頂けたでしょうか!?
よく勉強されている患者さんで、
「フッ素って、逆に歯を脆くするんとちゃうの??」と、
言われる患者さまもいらっしゃいます。
正しい使い方をしていれば、そんな事はなく、大きなムシ歯予防効果がありますので、
是非お近くの歯科医院で相談してみて下さい。
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