過去の名作ドラマ ふぞろいの林檎たち :: デイリーSKIN

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[2018年09月28日00時00分00秒]
過去の名作ドラマ ふぞろいの林檎たち



(ライターFT)

過去の名作ドラマ ふぞろいの林檎たち


 このドラマ、名作であることは間違いありません。1983年から1997年にかけて放送された。パートIVまでシリーズ化された名作ドラマです。

 規格に外れた落ちこぼれたちの青春群像劇です。とある架空の四流大学を舞台に、学歴が恋愛や進路に暗い影を落としながらも、それを懸命に乗り越えようとする若者の姿を描いた作品で、ドラマを見ていて面白いと感じた最初の作品です。面白さの要因は、主人公たちの細かな心理描写が見事としか言いようがない。

 中でも感情移入してしまうのが、時任三郎演じる岩田健一、喧嘩っ早くて名家出身で、学歴コンプレックスを持つというキャラクター設定。ドラマの中心的な存在は、中井貴一演じる仲手川良雄になるのだけど、どうしても時任三郎に感情移入してしまう。

 簡単に説明すると以下のようなパートに別れています。

 パート1・落ちこぼれの大学生時代、それぞれの悩みと恋愛。
 パート2・学校をでて社会人となった時代の生活。
 パート3・再び再開する友人たち。大人になってのそれぞれの生き方。
 パート4・30代半ばになった友人達が再開した話。



 そして柳沢慎吾もいい演技を魅せてくれます。



 偏差値教育や管理社会に対してのフラストレーションを訴えた作品です。でも大きな爆発はしない。小さな爆発、日本人らしく、社会のシステムを受け入れざるを得ない人生を歩むのですが、そこに何となく抵抗感があり、違和感を感じているキャスト達。

 人生頑張っても、なるようにしかならない、日本は変わらない、でもその中でもたくましく生きている若者は大勢いて、強がることをやめない人たちを美しく描いています。

 中井貴一のセリフで以下のセリフが心を刺します。

「あんなにやったのにって思うけど、きっと顔のいい奴と悪い奴がいるみたいに、脳味噌も平等には出来てないんだよね。出来ないからって、努力してないじゃないんだけど」



80年代という時代設定が原因ではなく、現在でも通用するセリフですね。まさに人間が生まれてから普遍的なテーマではないでしょうか。

 劣等感とどう向き合うか、みんな頑張っているけど、同にもならないことにことに直面した時、この中井貴一のセリフをよく思い出します。時任三郎演じる岩田ですが、名家の生まれで、兄は京都の一流大学出身、完全に学歴コンプレックスで、学歴社会を痛烈に批判していたのですが、警備員のアルバイト中に役員の自殺を止めます。それがきっかけで、商社の内定を取り付けますが、あれだけ否定していた学歴社会が生み出した社会の中に巻き込まれて生きます。

 学歴差別を受けていた側の心理状態がうまくドラマに表現されています。

 この辺り、かなり深いです。

 中井貴一の風俗店で、高橋ひとみにサービスを受けるシーンは最高で最低です(笑



 下半身丸出しで、ケツ丸見えの中井貴一、今見るとかなり笑えます。

 Youtubeで見れますので、探してみて下さい。

 80年代に作られたドラマですが、テーマは普遍的なテーマを扱い、手塚理美、石原真理子たちのナース姿も最高です。ナースという仕事が、当時の人たちには、どのように写っていたのか、現在も同じことが言えるかもですね。











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