ここ最近の怪談話 :: デイリーSKIN

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[2018年06月01日00時00分00秒]
ここ最近の怪談話



(ライターFT)

ここ最近の怪談話


 ウィキペディアによると、幽霊とは「死んだ者が成仏できず姿をあらわしたもの」と記載されています。コレは日本だけではなく、世界共通のできごとともいえるのです。

 基本的に日本も世界も生前の姿をしているものが多く、この世に対しての未練を持った者や、伝えたいことなどがあったけど、死んでしまった、死んでいることを気付いていないなどの状態がほとんど。

 映画「シックスセンス」では、主人公が自分が死んでいることを気がついていないというオチでしたが、映画の中で出てくる幽霊達はどれもが生前の姿をした人間でした。



 幽霊がいるかも知れないと、気配を感じることはありませんか。

 誰もいないのに、誰かに見られているような気がして仕方ない、不気味な影を感じる、変な音がする、扉が勝手に閉まる、寒気がするなど、症状は様々です。



 スイスの研究者達が、幽霊という存在を科学的に証明しようとし、「幽霊は脳による錯覚だったことが、実験によって解明された」というものでした。「目隠しした状態の被験者が、脳の感覚部分に影響する信号をロボットから送られた際の反応をみる」というものだった。これによって、参加した被験者は「幽霊に囲まれるような」感覚がしたらしく、参加者らは、最高で4人の(幽霊の)気配を感じた、という研究結果になりました。

 この実験では、「実際の体の運動と脳の処理との間のプロセスをプログラムにより遅らせること」に由来しているという結果に至りました。

 スイス連邦工科大学ローザンヌ校の教授、オラフ・ブランケ氏は、この実験を通じ、「幽霊の存在を諦めた」らしく、『Feelings Of Presence(=存在の感情)』が幽霊の正体だと言っています。

 「存在を感じる感覚/感情」

 被験者は目隠しをされ、人差し指を前方の機械式アームロボットに繋がれ、機械式アームは、その動きをプログラムによって制御できるようになっています。被験者の背後には、別のロボットアームがあり、実はこの背後のロボットアームが被験者らの背中を実際に触っており、2つのロボットを同時に駆使した時、前方で人差し指をつないでいたロボットが指を押し、それと同時に背後のロボットが背中に触れる。すると被験者らは、あたかも自分自身が指で背中に触れたように錯覚に陥るという。



 背中に触れるタイミングが指を押す動作から0.5秒遅れただけで、なんと見ず知らずの何か、あるいは誰かに見られている、触れられていると感じるそうです。

 被験者のうち3人に1人は気味の悪い幽霊によるものだと感じ、同時に背後に漂う不気味な気配に混乱したそうです。

 要するに「幽霊を証明することを諦めた」実験になりました。

 チームの責任者である、スイス連邦工科大学ローザンヌ校の教授、オラフ・ブランケ氏は、『得体のしれない何か』の存在感を誘発することに成功したと言っています。

 この実験で面白いのは、幽霊は人間の脳が作り出す状態、科学的に「存在の感覚」という古くからある脳の誤作動ということになります。

 「幽霊は脳で見る」 超常現象の不思議

 上記は日本経済新聞の記事です。

 幽霊というのは、現代人にとって必要なのかも知れません。

 人々が幽霊に魅せられるのには理由があります。

 いくら科学的に幽霊の存在は脳の誤作動と言われても、「幽霊を見た」という話は後を立ちません。人々は不思議な存在を愛し、恐れています。神秘的で人間の深層心理にある思いが形になった幽霊という存在、きっといるのでしょう。いて欲しいと願います。











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