知らないと後悔する「脳のトリビア9つ」 夢・睡眠・痛みもコントロールできる?
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!
ダイエットを何度も失敗していています。意思が弱いと言えばそれまで。
ダイエットについては成功もしているのですが、必ずリバウンドしています。リバウンドを繰り返しながらでも体重を何とか維持しているのですが。やはり体重をコントロールすることを常に心がけないと必ず太っていくのは私だけではないはずです。
体重をコントロールするという事は、脳をコントロールしないといけないということになります。
体重が増える原因は過食、過食に陥る原因の一つに「ストレス」があります。脳はストレスを感じると何故食べるという行為を繰り返してしまうのでしょうか?
ダイエットに関する書籍やウェブサイトをみると、ストレスを感じ難い食生活や、ストレスを感じ難い環境作りなどが書かれていますが、ストレスを感じ難い環境を作るというのが非常に難しい。まずはストレスを感じると何故、過食に走ってしまうのかを知る必要があるのではないか?
脳は過度なストレスを感じると、体の栄養が足りていないというSOSサインを出すらしいです。女性の場合、月経前に過食に走る傾向があると言われています。月経前症候群(PMS)と呼ばれる症状になります。月経には血液やエネルギーが必要になります。これらを補充する為に脳が”食べろ”と体に命令を下します。
ストレスの種類にも様々な種類が存在します。
仕事が忙しい。
寂しさを抱えている。
栄養不足になっている。
代表的なストレスを抱える理由の3つのストレスが上記の理由になります。簡単に言ってしまえば心が満たされていないことが理由でストレスを感じてしまっているという事になります。では心と身体を満たす事が出来れば過食に走らないのでしょうか?
心と身体を満たす?
普段の生活でそんな事は考えたこと等ありませんでした。
脳だけで考えると、脳が栄養不足だと認識するのは血管内の糖分で判断しているらしいのです。血液中の糖分が下がる、つまり血糖値が下がると脳はすぐに危険信号を送ります。脳の栄養分はブドウ糖のみだからです。ブドウ糖とは一体どんな糖分なのか?
ブドウ糖というのは糖分の最小単位を指します。そもそも糖分はいくつかの物質が絡み合い糖分として分類されています。食事によりデンプンやショ糖、その他にも色々と種類があります。
いくつかの糖分が絡み合い、色々な種類の糖分になり、最終的に残るものがブドウ糖と呼ばれる糖分になる訳なのです。こうした糖の種類により、分解速度が違ってきます。身体は様々な糖分を吸収した後、糖分を体内で分解させます。そして複雑に絡み合った糖分を最終的にブドウ糖まで分解させてしまいます。分解に時間のかかるものと、すぐに分解される糖があり、複雑に絡む糖は分解に時間がかかるので血液中の血糖値の上昇も緩やかに上がり、砂糖のような単純な糖については血糖値の上昇も急激に上がるということになる訳です。
体内に入った糖分は分解され、ブドウ糖だけが残ります。
このブドウ糖なのですが、血液に入ります。血液から脳に入り込み、脳の栄養素になります。脳はブドウ糖を貯蔵することは出来ません。その時にあるブドウ糖だけが脳の栄養素となり消費される訳です。
この話だけ聴きますと糖分は身体に必要で、常に摂取しなくてはいけないと思ってしまいますが、そうではないのです。
炭水化物(デンプン質)等を摂取し、ブドウ糖を食事だけで摂取しないといけない、という訳ではなく、ケトン体という中性脂肪を燃やした後に出る物質が存在します。これがブドウ糖の代わりに脳の栄養素となってくれるのです。中性脂肪を燃焼させるとケトン体が発生します。このケトン体を作るには、先にも書きましたが中性脂肪を燃やすことで産まれてきます。脳の栄養素が糖分を摂取しなくとも脳の栄養素が確保されることになる訳です。
ただのトリックではない「催眠術」 かかりやすい人の脳には特徴があった
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!2
脳の栄養分はブドウ糖だけ。だからといってブドウ糖ばかりを取るのはNGで、ブドウ糖が取れなくても人間の体内にあるケトン体がブドウ糖の代わりになります。脳みそをコントロールすることが出来たら、思いのままの生活が神納になるのではないか?そんな気になり脳をコントロールする為にはどうすれば良いのかを考えています。
脳というのは元々持っているものをコントロールし抑制する働きを持っているそうです。人間はまず最初に、妄想とひらめきの能力が育ち、それから抑制部分が育っていきます。そうなんです。大人は抑制の力が働いているのです。
エミールクーエの法則という信じられない法則が存在します。これは「意思の力で努力すればするほど意思による努力とは正反対の結果が出てしまう」という法則です。
例えば、好意がある人に気に入られようとして、その人に良いと思われる行動を行い、それが裏目に出てしまう結果になった、なんてことは誰しもが経験したことはあるでしょう。エミールクーエの法則では意思の力よりイメージの力が上回るという法則になります。エミールクーエというフランスの自己暗示について研究していた学者さんです。
仮に病気になってしまった場合、
「絶対に治す!」
このように努力し、病気と闘うよりリラックスし毎日病気が良くなっているイメージを持つ方が人間の免疫機能が活性化し、本当に病気が治りやすくなるということになる。逆に強い意志の力で病気を治すと考えるとさらに病気が悪化してしまうというお話です。
意思とイメージは相反することが多いのです。
私は常に
「金が欲しい、大金持ちになりたい」
金を得るにはどうしたら良いのだろうと本気で考えることがかなり多いです(笑
お金を得る為に、現実的な対策を立てることを考え、実際に行動に移すと、その行動がじつはキツかったり、無理があったりして長続きせず、経費だけがかさみ結局何も得れないなんてことはしょっちゅうの事です(笑
人間、行動が厳しくなればなるほど、自然とネガティブなイメージを無意識に思い描いてしまいます。実は脳というのは抑制する作用が大人になるにつれ、発達していくのです。目の前にある障害物がある度に、心が折れてしまうのです。意思とイメージが相反した状態になってしまいます。知らず知らずのうちに、ポジティブなイメージがネガティブに変化しているという事になります。こうなると完全にコントロール出来ていない状態になってしまいます。
こうしたネガティブなイメージを知る事で対策は取れるのです。
ネガティブなイメージは自分では想像したつもりがないという事を知る必要があります。
目標を達成する為に、これだけ頑張った。そのように思ってしまうと人間は結果に対価を求めてしまいます。その結果がもし、目標に届かなかったらどうしようと誰しもが思います。しかもその気持ちは脳の抑制が働いているので、無意識に脳がそのイメージを働かせています。自分で意識的にマイナスイメージを作り出した訳ではなく、脳が勝手に作り出したイメージなのです。だから気がつかないのです。
ではどうすれば良いのか?
対策としては常にリラックスするのです。
大事な商談の前日や、入試の前日等、早く寝たいのに寝たい、眠らなきゃと思えば思う程、眠れなくなった経験はありませんか?
ここがポイントになります。
心理学から学ぶ脳と心の健康。”遊び”が脳を回復させる
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!3
脳をコントロールさせるには、脳内物質であるセロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、オキシトシン、コルチゾール等の物質を上手く活用してみたい。特に「オキシトシン」は脳内物質の中でも注目されている物質になり、別名幸せホルモンと言われています。
オキシトシンは「恋愛ホルモン」とも呼ばれています。これら以外にも、「抱擁ホルモン」、「信頼ホルモン」等とも呼ばれているそうです。
人間の身体は自然の法則に従っています。ストレスを感じると、相反する作用が体内で反応し、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。これはオキシトシンの作用でもあるプラスに働く効果でストレスを緩和させてくれます。脳を科学的に分析すると、人間の感情的な仕組みは、これらの脳内物質によって左右されています。
脳内物質により感情は左右されているといってもいいのです。セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、オキシトシン、コルチゾール等の脳内物質が感情を左右しているといってもいい。
中でもオキシトシンの効果はこんなにあります。
• カップルが親近感や愛着感を持つ
• 絆を深める
• 赤ちゃんに対する愛情が深まる
• 不安や恐怖を減らす
• 痛みを和らげる
• 幸せな気分になる
• 社交的になる
• 親密な人間関係を結ぼうと思う
• 信頼の気持ちが増える
• 心や脳が癒されてストレスを緩和する
• 食べ過ぎを防ぐ(満腹感が得られる)
• 体温の上昇(褐色細胞が活発に動いて脂肪を燃やす)
• 美肌
• 記憶力アップ
• 女子力アップ
• 感染予防
• 筋肉の回復力アップ
筋肉の回復力にも影響しているんぽですね。
オキシトシンの効果の中で、満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待出来る効果があります。これは完全にダイエットに最適な物質ではないか!!!!!!
ちょっと個人的に力が入りすぎました(笑
さて、オキシトシンという脳内物質を分泌させる事に寄り、どんな効果が期待出来るのか?単純に幸せな気持ちになるだけでなく、ストレスや感染症の予防、様々な効果により実際に幸せな日常を送れてしまうという結果になってしまうという事になります。
人間関係に悩んでいる人、オキシトシン不足が考えられます。
こうした悩みを持っている人は、積極的にオキシトシンを増やす事を考えた方がいいかも知れません。人間関係って中々難しく、こうした問題で悩んでいる人に対して、ある程度のアドバイスは出来ますが中々一歩が踏み出せないというのが悩みになります。
ここで脳科学的にオキシトシンを増やす事で、対人関係を良好にするきっかけになれば、最初の一歩を踏み出しやすいはずです。
オキシトシンを増やすには以下の事をすることで活性化すると言われています。
• 人に親切な行いをする
• ハグや抱擁、握手などスキンシップを多くする
• 異性と目を見つめあう
• 相手を思いやる
• 一緒にスポーツをする
• 映画、ドラマ、本、漫画で感動する
• ほめる
• ペットの目を見たり、じゃれさせる(特に犬)
• キスをする
• 友達とカラオケや食事に行く
• プレゼントを贈る
• おしゃべりをする
• なるべく一緒に食事をする
• 他の人に触れたり、触れられる
• 朝日を浴びる
• 朝、夕方に散歩する
• 腹式呼吸をする
基本は一日一善が基本になります。ちょっとした優しさや気遣いすることでオキシトシンが分泌されやすくなるようです。
とにかく奥が深いオキシトシン、続きます。
「幸せ」は、ハグやセックスで増えるオキシトシンで決まる
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!4
オキシトシンの効果について書いてきましたが、オキシトシンにもデメリットはあります。例えばSEXでもたらされたオキシトシンは男女で違う効果となるそうです。男性にオキシトシンが多く分泌されてしまうと、行為の後、賢者タイムがやってきてさめてしまいやすいらしいのです。逆に女性は行為の後、大量のオキシトシンが分泌されると相手に対しより強い絆をもとめるようになるそうです。男女で相反する結果になったということになりますね。
これはあくまでも傾向のお話で、全てがそうなる訳ではありませんがリスクとして知っておいて損はないでしょう。
オキシトシンレベルが高い夫婦ほど円満な家庭を築いているというデータもありますのでオキシトシンを得る為にSEXやハグ等は積極的にした方がいいという事になります。但し賢者タイムはそっとしておく事が基本です(笑
では奥さんやご主人、彼氏、彼女がいない人はどうやってオキシトシンを分泌させればよいのでしょうか?
動物を飼う、犬や猫を飼ってお世話したりぐれ合う事でオキシトシンは毎日分泌されます。犬や猫等のペットを持てないのであれば感動する映画や本などの芸術の分野を利用し、オキシトシンを分泌させてみましょう。それでも不安が取れない、ネガティヴな気持ちが取れないというのであれば、オキシトシンスプレーなどを使ってみるのもいいかも知れません。妊婦さんには禁忌になりますのでご使用はお避け下さい。
脳から分泌される幸せになるホルモンはオキシトシンだけではありません。デイリーSKINでも何度か紹介させて頂いているセロトニンというホルモンです。オキシトシンは比較的に日常の生活の中で得やすいホルモンと言えますが、このセロトニンも幸せホルモンと呼ばれています。
実はこのセロトニン、脳からも分泌されるのですが大半は消化器官にあると言われています。このセロトニンは血管や気管支、腸管などの収縮に必要な物質になり私達が普段意識しなくても筋肉やその他の器官の収縮に必要な物質となります。気分的な作用の方が圧倒的に多い物質になります。
血管が切れた時、人間は出血するのですが、この時に血小板から血清にセロトニンが放出され出血を止める作用が働きます。
脳内においてセロトニンは神経伝達物質として作用しています。
セロトニンの働きが弱くなると、前頭前野と呼ばれる人間らしさを司る前頭葉の働きが悪くなると言われています。計画性が低下したり意欲の低下などです。こうした部分が低下すると、社会性が失われたり自発性が低下することが分かっています。こうしたセロトニン不足が長期間続くと、うつを始めとする様々な精神疾患になるのではないかといわれいます。
セロトニンの効能は不安を抑えるという効能があるとされています。不安等のネガティヴな感情だけでなく、痛みを和らげる働きも持っています。
セロトニンの効果等については専門的な書籍等で詳しく記載されいます。ここでは簡単に説明してきましたが脳にも影響する物質となる為、脳みそをコントロールする為には非常に大事な物質になります。
セロトニンを増やすにはどうしたら良いかはこちらです。
効果的にセロトニン、オキシトシンを増やし、快適な生活を得たいですね。
苦痛の時に現れる脳内麻薬? 「エンドルフィン」の知られざる正体
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!5
オキシトシン、セロトニンと脳内の幸せホルモンについて説明してきましたが、今日からは脳内麻薬について考えていきたいと思います。人間の脳には使い方を間違えれば危険な脳内物質も分泌されています。依存という症状は、脳内で起こる変化、つまり脳内麻薬と呼ばれる物質が人間の危険信号を察知すると分泌されてしまいます。
人間は強烈な快感を得てしまうと、その快感を求めようとしてしまいます。
楽しい事をまたしたいというシンプルな気持ちが、知らないうちにその事だけを求めてしまいがちになるという事も必ずあります。ギャンブル、SEX、アルコール、ニコチン、ゲーム等近年ではかなりの楽しみ(快楽)が存在します。単純に楽しむだけなら何の問題もありません。しかし快感や快楽だけを求めてしまうと、生活の質を落とし、働く事さえも出来なくなり、快楽だけを求めてしまう生活に陥ってしまうこともあります。
仕事をして給料を得る=報酬
人から褒められる=報酬
上記に記載したことを脳は「報酬」と認識します。
脳は「社会的報酬」、「物質的報酬」、「知性的報酬」、「生理的報酬」等があります。
依存(アディクション)の中にいる人は「生理的報酬」を求めるあまり、他の報酬なんてどうでもよくなってしまい、他人に嘘をついたり裏切ったり社会的に問題のある行動をしてしまいます。
難しいことはさておき、これらの報酬を得る事で脳内はある脳内物質が分泌されます。
つまり脳は何らかの報酬を得るために脳内麻薬という物質を分泌させ、快感物質を分泌させる作用を持っているのです。常に脳は何らかの報酬を期待しています。脳内から分泌される快楽物質は様々です。
中でも最強と言われているのがβエンドルフィンという脳内物質です。
このエンドルフィンというのは別名、体内性モルヒネと呼ばれる鎮痛効果、多幸感などを伴う物質になります。これだけではなく、美しいものや気持ちのいいものを見たり聴いたりした時にβエンドルフィンが脳内に放出されます。
その効果はモルヒネの数倍と言われており、気分が高揚したり幸せな気持ちになったりすることが分かっています。このエンドルフィンを強烈に放出させると何ともいえない多幸感(幸せな気持ち)に包まれます。簡単な所でいうとランナーズ•ハイと呼ばれる症状になります。
このランナーズ•ハイですが、苦痛を感じ、それを乗り越えるとランナーズ•ハイと呼ばれる多幸感を感じます。これはこれ以上走り続けると危険という信号でもあります。苦痛が長く続くと、気持ちよくなる、これがランナーズハイの正体になります。この時にβエンドルフィンが脳内に大量放出されている状態になります。
「独身者は無理に幸せになろうとしない方がいい」ーー 『超ソロ社会』著者の荒川和久さんが語る
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!6
エンドルフィンが脳における作用を左右しているのはたった1%〜2%。エンドルフィンはマラソンで限界を超えた頃にやってくる多幸感、つまりこれ以上走ると死ぬ危険性があるよ、という脳の危険信号とも言えます。
このエンドルフィン、脳のストレス緩和や免疫細胞の防御反応を強化する作用もあり、単なる危険信号でもないのです。あくまでも正常に放出させれば私達の生活にとって役立つ物質と言えます。40度以上のお風呂に入る事でエンドルフィンは分泌されます。効果的な放出を日頃から演出出来れば例え過度のストレスに出会っても何とかなるという事になります。
オキシトシン、セロトニン、エンドルフィンときましたが次はドーパミンです。
やる気が起きない、モチベーションが低い、笑えない等の症状が顕著な人はドーパミン不足の可能性が考えられます。ドーパミンはときめきなどの感情を左右する脳内物質かもしれません。
ドーパミンはまた別の物質変化します。ドーパミン単体だけならやる気等、意欲の向上に関係するのですが、アドレナリンに変化すると興奮、快楽に変化します。アドレナリンは心拍数や血圧を上げる作用があります。感情でいうと恐怖や緊張、怒っているときや悲しいとき等に放出されます。動物が的に襲われたときにアドレナリンが脳内に放出され敵から身を守る役目も果たしています。
よく火事場のクソ力という言葉がありますが、アドレナリンを放出する事で思ってもみなかった力が出たりします。
アドレナリンを上手く使う事が出来れば、役に立つはずです。
アドレナリンは大きなプレッシャーを感じたときに放出されます。アドレナリンを意識的に放出させるには、自身で大きなプレッシャーをかけると脳内はアドレナリンが放出されるというわけです。このアドレナリン、かなり使えるのですが注意が必要になります。一時的にアドレナリンを放出させる事に成功したとしても、本来の自分の力以上の能力が出ている事になります。身体を騙しているという事になり、身体に負担をかけているのは間違いありません。だからといってアドレナリンを放出させ、それを体内にため込むのもよくありません。脳はアドレナリンを放出した後、平和や安息を感じる物質、つまりエンドルフィンを放出します。ランナーズ•ハイで苦しいとき、アドレナリンが大放出、この苦しさを乗り越えたときにエンドルフィンの放出となります。
こうしたことを繰り返すと、脳はエンドルフィンを欲しがります。報酬として脳はアドレナリンのあとはエンドルフィンが放出することを求めるようになってしまいます。
マラソンつらい〜、なんて思ってもまた走るのはこれが原因なんです。
運動が終わった後の開放感や清々しい気持ちは脳内の気楽物質によりもたらされているということです。
そしてアドレナリンを放出し、消費できない場合、つまり体内にアドレナリンをため込むのも良くないのです。
高血圧や高血糖にも…不機嫌の原因は“脳機能の低下”にあった!
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!7
アドレナリンは身体にストレスを感じた時に分泌されます。腎臓の隣にある臓器、副腎で作られる物質になります。アドレナリンが出て、身体にため込んだままにしているとあまり良くない。例えばアドレナリンを放出させるようなストレスを感じ体内で放出され、アドレナリンを消費しなかったら身体では心拍数の上昇、怒りっぽくなるなどの症状が出てきます。アドレナリンは血液から全身に運ばれる事になります。
筋肉は緊張を続ける状態になり、眠ろうとしても眠れないという状況が続き、心身ともに疲れが取れず精神的な病気に繋がったりする可能性があります。不眠症までいかなくても、何となく眠れないと言う方、日中に過度のストレスを受け体内にアドレナリンが放出され、消費しないままの状態にあるかも知れません。こうした場合のアドレナリンの消費方法は強めの運動がお勧めです。
眠れないとき、少し強めの運動、筋トレ等を行う事でアドレナリンの消費が出来ます。
命を守る為のアドレナリンホルモン、動物が敵から狙われた時、火事場のクソ力を出し危機から逃れたりすることで命を守ってくれる反面、消費されないと疲れ等は抜けない、アドレナリンを効果的に放出させる事が出来たら、必ず消費させる事も必要になります。
アドレナリンが放出されすぎたら、セロトニンを放出させる事でアドレナリンは消費されます。リラックスすることが大切です。
脳から分泌されるモノと身体から分泌され、血中を通じ全身に行き渡り心拍数や血圧に影響するもの等様々です。こうした快楽物質を効果的に使う事で、思い通りの日常を得られる可能性が考えられます。ストレスを感じたらどのように対処し、ストレスを解消するのかという手法があれば効果的に日常が進むはずです。
ストレスが過度になると、暗い気持ちになります。暗い気持ちは効果的に脳をコントロールすることで解消する事ができます。インターネットや数々の書籍等でストレスの解消方法やうつ等の病をどう克服するか等、昔から色々な手法が紹介されたりしています。自分に合った方法で解消する事が一番だと思いますが、ストレスを感じたとき、脳や身体でどんな事が起こっているかを理解する事で身体はコントロール可能になります。
自分の身体の司令塔である脳をコントロールすることで、ストレスだけではなく人生という大きな荒海を快適に航海することも出来るのではないでしょうか?
人間が生きていく上で楽しい事や気持ちいい事、辛い事、悲しい事、複雑な問題等、色んな事が起こります。色んな事が起こるから人生は楽しいのです。さらに人生をよりよいものにするには自分をコントロールする事が出来たらもっと良い方向に進むはずです。運も大きいですが運を引き寄せるには普段の考え方や行動が運を引き寄せてくれると思っています。
生まれながらにしてお金持ちで毎日楽しい生活を送っている人で暗い人はみた事ありません。お金持ちのボンボンといわれる人達は、常にポジティヴに毎日を生活しています。もちろん、何でも好きなものが手に入るから毎日が楽しい。楽しいから人が集まり人気が出る。運も引き寄せているのではないかと思っています。
毎日がハッピーではない人も、ポジティヴに考える事で運が引き寄せられるはずです。
その為には脳をコントロールすることを実践してみましょう。
私もこれから実践していこうと考えています。
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!
ダイエットを何度も失敗していています。意思が弱いと言えばそれまで。
ダイエットについては成功もしているのですが、必ずリバウンドしています。リバウンドを繰り返しながらでも体重を何とか維持しているのですが。やはり体重をコントロールすることを常に心がけないと必ず太っていくのは私だけではないはずです。
体重をコントロールするという事は、脳をコントロールしないといけないということになります。
体重が増える原因は過食、過食に陥る原因の一つに「ストレス」があります。脳はストレスを感じると何故食べるという行為を繰り返してしまうのでしょうか?
ダイエットに関する書籍やウェブサイトをみると、ストレスを感じ難い食生活や、ストレスを感じ難い環境作りなどが書かれていますが、ストレスを感じ難い環境を作るというのが非常に難しい。まずはストレスを感じると何故、過食に走ってしまうのかを知る必要があるのではないか?
脳は過度なストレスを感じると、体の栄養が足りていないというSOSサインを出すらしいです。女性の場合、月経前に過食に走る傾向があると言われています。月経前症候群(PMS)と呼ばれる症状になります。月経には血液やエネルギーが必要になります。これらを補充する為に脳が”食べろ”と体に命令を下します。
ストレスの種類にも様々な種類が存在します。
仕事が忙しい。
寂しさを抱えている。
栄養不足になっている。
代表的なストレスを抱える理由の3つのストレスが上記の理由になります。簡単に言ってしまえば心が満たされていないことが理由でストレスを感じてしまっているという事になります。では心と身体を満たす事が出来れば過食に走らないのでしょうか?
心と身体を満たす?
普段の生活でそんな事は考えたこと等ありませんでした。
脳だけで考えると、脳が栄養不足だと認識するのは血管内の糖分で判断しているらしいのです。血液中の糖分が下がる、つまり血糖値が下がると脳はすぐに危険信号を送ります。脳の栄養分はブドウ糖のみだからです。ブドウ糖とは一体どんな糖分なのか?
ブドウ糖というのは糖分の最小単位を指します。そもそも糖分はいくつかの物質が絡み合い糖分として分類されています。食事によりデンプンやショ糖、その他にも色々と種類があります。
いくつかの糖分が絡み合い、色々な種類の糖分になり、最終的に残るものがブドウ糖と呼ばれる糖分になる訳なのです。こうした糖の種類により、分解速度が違ってきます。身体は様々な糖分を吸収した後、糖分を体内で分解させます。そして複雑に絡み合った糖分を最終的にブドウ糖まで分解させてしまいます。分解に時間のかかるものと、すぐに分解される糖があり、複雑に絡む糖は分解に時間がかかるので血液中の血糖値の上昇も緩やかに上がり、砂糖のような単純な糖については血糖値の上昇も急激に上がるということになる訳です。
体内に入った糖分は分解され、ブドウ糖だけが残ります。
このブドウ糖なのですが、血液に入ります。血液から脳に入り込み、脳の栄養素になります。脳はブドウ糖を貯蔵することは出来ません。その時にあるブドウ糖だけが脳の栄養素となり消費される訳です。
この話だけ聴きますと糖分は身体に必要で、常に摂取しなくてはいけないと思ってしまいますが、そうではないのです。
炭水化物(デンプン質)等を摂取し、ブドウ糖を食事だけで摂取しないといけない、という訳ではなく、ケトン体という中性脂肪を燃やした後に出る物質が存在します。これがブドウ糖の代わりに脳の栄養素となってくれるのです。中性脂肪を燃焼させるとケトン体が発生します。このケトン体を作るには、先にも書きましたが中性脂肪を燃やすことで産まれてきます。脳の栄養素が糖分を摂取しなくとも脳の栄養素が確保されることになる訳です。
ただのトリックではない「催眠術」 かかりやすい人の脳には特徴があった
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!2
脳の栄養分はブドウ糖だけ。だからといってブドウ糖ばかりを取るのはNGで、ブドウ糖が取れなくても人間の体内にあるケトン体がブドウ糖の代わりになります。脳みそをコントロールすることが出来たら、思いのままの生活が神納になるのではないか?そんな気になり脳をコントロールする為にはどうすれば良いのかを考えています。
脳というのは元々持っているものをコントロールし抑制する働きを持っているそうです。人間はまず最初に、妄想とひらめきの能力が育ち、それから抑制部分が育っていきます。そうなんです。大人は抑制の力が働いているのです。
エミールクーエの法則という信じられない法則が存在します。これは「意思の力で努力すればするほど意思による努力とは正反対の結果が出てしまう」という法則です。
例えば、好意がある人に気に入られようとして、その人に良いと思われる行動を行い、それが裏目に出てしまう結果になった、なんてことは誰しもが経験したことはあるでしょう。エミールクーエの法則では意思の力よりイメージの力が上回るという法則になります。エミールクーエというフランスの自己暗示について研究していた学者さんです。
仮に病気になってしまった場合、
「絶対に治す!」
このように努力し、病気と闘うよりリラックスし毎日病気が良くなっているイメージを持つ方が人間の免疫機能が活性化し、本当に病気が治りやすくなるということになる。逆に強い意志の力で病気を治すと考えるとさらに病気が悪化してしまうというお話です。
意思とイメージは相反することが多いのです。
私は常に
「金が欲しい、大金持ちになりたい」
金を得るにはどうしたら良いのだろうと本気で考えることがかなり多いです(笑
お金を得る為に、現実的な対策を立てることを考え、実際に行動に移すと、その行動がじつはキツかったり、無理があったりして長続きせず、経費だけがかさみ結局何も得れないなんてことはしょっちゅうの事です(笑
人間、行動が厳しくなればなるほど、自然とネガティブなイメージを無意識に思い描いてしまいます。実は脳というのは抑制する作用が大人になるにつれ、発達していくのです。目の前にある障害物がある度に、心が折れてしまうのです。意思とイメージが相反した状態になってしまいます。知らず知らずのうちに、ポジティブなイメージがネガティブに変化しているという事になります。こうなると完全にコントロール出来ていない状態になってしまいます。
こうしたネガティブなイメージを知る事で対策は取れるのです。
ネガティブなイメージは自分では想像したつもりがないという事を知る必要があります。
目標を達成する為に、これだけ頑張った。そのように思ってしまうと人間は結果に対価を求めてしまいます。その結果がもし、目標に届かなかったらどうしようと誰しもが思います。しかもその気持ちは脳の抑制が働いているので、無意識に脳がそのイメージを働かせています。自分で意識的にマイナスイメージを作り出した訳ではなく、脳が勝手に作り出したイメージなのです。だから気がつかないのです。
ではどうすれば良いのか?
対策としては常にリラックスするのです。
大事な商談の前日や、入試の前日等、早く寝たいのに寝たい、眠らなきゃと思えば思う程、眠れなくなった経験はありませんか?
ここがポイントになります。
心理学から学ぶ脳と心の健康。”遊び”が脳を回復させる
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!3
脳をコントロールさせるには、脳内物質であるセロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、オキシトシン、コルチゾール等の物質を上手く活用してみたい。特に「オキシトシン」は脳内物質の中でも注目されている物質になり、別名幸せホルモンと言われています。
オキシトシンは「恋愛ホルモン」とも呼ばれています。これら以外にも、「抱擁ホルモン」、「信頼ホルモン」等とも呼ばれているそうです。
人間の身体は自然の法則に従っています。ストレスを感じると、相反する作用が体内で反応し、「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。これはオキシトシンの作用でもあるプラスに働く効果でストレスを緩和させてくれます。脳を科学的に分析すると、人間の感情的な仕組みは、これらの脳内物質によって左右されています。
脳内物質により感情は左右されているといってもいいのです。セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、オキシトシン、コルチゾール等の脳内物質が感情を左右しているといってもいい。
中でもオキシトシンの効果はこんなにあります。
• カップルが親近感や愛着感を持つ
• 絆を深める
• 赤ちゃんに対する愛情が深まる
• 不安や恐怖を減らす
• 痛みを和らげる
• 幸せな気分になる
• 社交的になる
• 親密な人間関係を結ぼうと思う
• 信頼の気持ちが増える
• 心や脳が癒されてストレスを緩和する
• 食べ過ぎを防ぐ(満腹感が得られる)
• 体温の上昇(褐色細胞が活発に動いて脂肪を燃やす)
• 美肌
• 記憶力アップ
• 女子力アップ
• 感染予防
• 筋肉の回復力アップ
筋肉の回復力にも影響しているんぽですね。
オキシトシンの効果の中で、満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待出来る効果があります。これは完全にダイエットに最適な物質ではないか!!!!!!
ちょっと個人的に力が入りすぎました(笑
さて、オキシトシンという脳内物質を分泌させる事に寄り、どんな効果が期待出来るのか?単純に幸せな気持ちになるだけでなく、ストレスや感染症の予防、様々な効果により実際に幸せな日常を送れてしまうという結果になってしまうという事になります。
人間関係に悩んでいる人、オキシトシン不足が考えられます。
こうした悩みを持っている人は、積極的にオキシトシンを増やす事を考えた方がいいかも知れません。人間関係って中々難しく、こうした問題で悩んでいる人に対して、ある程度のアドバイスは出来ますが中々一歩が踏み出せないというのが悩みになります。
ここで脳科学的にオキシトシンを増やす事で、対人関係を良好にするきっかけになれば、最初の一歩を踏み出しやすいはずです。
オキシトシンを増やすには以下の事をすることで活性化すると言われています。
• 人に親切な行いをする
• ハグや抱擁、握手などスキンシップを多くする
• 異性と目を見つめあう
• 相手を思いやる
• 一緒にスポーツをする
• 映画、ドラマ、本、漫画で感動する
• ほめる
• ペットの目を見たり、じゃれさせる(特に犬)
• キスをする
• 友達とカラオケや食事に行く
• プレゼントを贈る
• おしゃべりをする
• なるべく一緒に食事をする
• 他の人に触れたり、触れられる
• 朝日を浴びる
• 朝、夕方に散歩する
• 腹式呼吸をする
基本は一日一善が基本になります。ちょっとした優しさや気遣いすることでオキシトシンが分泌されやすくなるようです。
とにかく奥が深いオキシトシン、続きます。
「幸せ」は、ハグやセックスで増えるオキシトシンで決まる
(ライターFT)
脳みそをコントロールしたい!4
オキシトシンの効果について書いてきましたが、オキシトシンにもデメリットはあります。例えばSEXでもたらされたオキシトシンは男女で違う効果となるそうです。男性にオキシトシンが多く分泌されてしまうと、行為の後、賢者タイムがやってきてさめてしまいやすいらしいのです。逆に女性は行為の後、大量のオキシトシンが分泌されると相手に対しより強い絆をもとめるようになるそうです。男女で相反する結果になったということになりますね。
これはあくまでも傾向のお話で、全てがそうなる訳ではありませんがリスクとして知っておいて損はないでしょう。
オキシトシンレベルが高い夫婦ほど円満な家庭を築いているというデータもありますのでオキシトシンを得る為にSEXやハグ等は積極的にした方がいいという事になります。但し賢者タイムはそっとしておく事が基本です(笑
では奥さんやご主人、彼氏、彼女がいない人はどうやってオキシトシンを分泌させればよいのでしょうか?
動物を飼う、犬や猫を飼ってお世話したりぐれ合う事でオキシトシンは毎日分泌されます。犬や猫等のペットを持てないのであれば感動する映画や本などの芸術の分野を利用し、オキシトシンを分泌させてみましょう。それでも不安が取れない、ネガティヴな気持ちが取れないというのであれば、オキシトシンスプレーなどを使ってみるのもいいかも知れません。妊婦さんには禁忌になりますのでご使用はお避け下さい。
脳から分泌される幸せになるホルモンはオキシトシンだけではありません。デイリーSKINでも何度か紹介させて頂いているセロトニンというホルモンです。オキシトシンは比較的に日常の生活の中で得やすいホルモンと言えますが、このセロトニンも幸せホルモンと呼ばれています。
実はこのセロトニン、脳からも分泌されるのですが大半は消化器官にあると言われています。このセロトニンは血管や気管支、腸管などの収縮に必要な物質になり私達が普段意識しなくても筋肉やその他の器官の収縮に必要な物質となります。気分的な作用の方が圧倒的に多い物質になります。
血管が切れた時、人間は出血するのですが、この時に血小板から血清にセロトニンが放出され出血を止める作用が働きます。
脳内においてセロトニンは神経伝達物質として作用しています。
セロトニンの働きが弱くなると、前頭前野と呼ばれる人間らしさを司る前頭葉の働きが悪くなると言われています。計画性が低下したり意欲の低下などです。こうした部分が低下すると、社会性が失われたり自発性が低下することが分かっています。こうしたセロトニン不足が長期間続くと、うつを始めとする様々な精神疾患になるのではないかといわれいます。
セロトニンの効能は不安を抑えるという効能があるとされています。不安等のネガティヴな感情だけでなく、痛みを和らげる働きも持っています。
セロトニンの効果等については専門的な書籍等で詳しく記載されいます。ここでは簡単に説明してきましたが脳にも影響する物質となる為、脳みそをコントロールする為には非常に大事な物質になります。
セロトニンを増やすにはどうしたら良いかはこちらです。
効果的にセロトニン、オキシトシンを増やし、快適な生活を得たいですね。
苦痛の時に現れる脳内麻薬? 「エンドルフィン」の知られざる正体
(ライターFT)
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オキシトシン、セロトニンと脳内の幸せホルモンについて説明してきましたが、今日からは脳内麻薬について考えていきたいと思います。人間の脳には使い方を間違えれば危険な脳内物質も分泌されています。依存という症状は、脳内で起こる変化、つまり脳内麻薬と呼ばれる物質が人間の危険信号を察知すると分泌されてしまいます。
人間は強烈な快感を得てしまうと、その快感を求めようとしてしまいます。
楽しい事をまたしたいというシンプルな気持ちが、知らないうちにその事だけを求めてしまいがちになるという事も必ずあります。ギャンブル、SEX、アルコール、ニコチン、ゲーム等近年ではかなりの楽しみ(快楽)が存在します。単純に楽しむだけなら何の問題もありません。しかし快感や快楽だけを求めてしまうと、生活の質を落とし、働く事さえも出来なくなり、快楽だけを求めてしまう生活に陥ってしまうこともあります。
仕事をして給料を得る=報酬
人から褒められる=報酬
上記に記載したことを脳は「報酬」と認識します。
脳は「社会的報酬」、「物質的報酬」、「知性的報酬」、「生理的報酬」等があります。
依存(アディクション)の中にいる人は「生理的報酬」を求めるあまり、他の報酬なんてどうでもよくなってしまい、他人に嘘をついたり裏切ったり社会的に問題のある行動をしてしまいます。
難しいことはさておき、これらの報酬を得る事で脳内はある脳内物質が分泌されます。
つまり脳は何らかの報酬を得るために脳内麻薬という物質を分泌させ、快感物質を分泌させる作用を持っているのです。常に脳は何らかの報酬を期待しています。脳内から分泌される快楽物質は様々です。
中でも最強と言われているのがβエンドルフィンという脳内物質です。
このエンドルフィンというのは別名、体内性モルヒネと呼ばれる鎮痛効果、多幸感などを伴う物質になります。これだけではなく、美しいものや気持ちのいいものを見たり聴いたりした時にβエンドルフィンが脳内に放出されます。
その効果はモルヒネの数倍と言われており、気分が高揚したり幸せな気持ちになったりすることが分かっています。このエンドルフィンを強烈に放出させると何ともいえない多幸感(幸せな気持ち)に包まれます。簡単な所でいうとランナーズ•ハイと呼ばれる症状になります。
このランナーズ•ハイですが、苦痛を感じ、それを乗り越えるとランナーズ•ハイと呼ばれる多幸感を感じます。これはこれ以上走り続けると危険という信号でもあります。苦痛が長く続くと、気持ちよくなる、これがランナーズハイの正体になります。この時にβエンドルフィンが脳内に大量放出されている状態になります。
「独身者は無理に幸せになろうとしない方がいい」ーー 『超ソロ社会』著者の荒川和久さんが語る
(ライターFT)
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エンドルフィンが脳における作用を左右しているのはたった1%〜2%。エンドルフィンはマラソンで限界を超えた頃にやってくる多幸感、つまりこれ以上走ると死ぬ危険性があるよ、という脳の危険信号とも言えます。
このエンドルフィン、脳のストレス緩和や免疫細胞の防御反応を強化する作用もあり、単なる危険信号でもないのです。あくまでも正常に放出させれば私達の生活にとって役立つ物質と言えます。40度以上のお風呂に入る事でエンドルフィンは分泌されます。効果的な放出を日頃から演出出来れば例え過度のストレスに出会っても何とかなるという事になります。
オキシトシン、セロトニン、エンドルフィンときましたが次はドーパミンです。
やる気が起きない、モチベーションが低い、笑えない等の症状が顕著な人はドーパミン不足の可能性が考えられます。ドーパミンはときめきなどの感情を左右する脳内物質かもしれません。
ドーパミンはまた別の物質変化します。ドーパミン単体だけならやる気等、意欲の向上に関係するのですが、アドレナリンに変化すると興奮、快楽に変化します。アドレナリンは心拍数や血圧を上げる作用があります。感情でいうと恐怖や緊張、怒っているときや悲しいとき等に放出されます。動物が的に襲われたときにアドレナリンが脳内に放出され敵から身を守る役目も果たしています。
よく火事場のクソ力という言葉がありますが、アドレナリンを放出する事で思ってもみなかった力が出たりします。
アドレナリンを上手く使う事が出来れば、役に立つはずです。
アドレナリンは大きなプレッシャーを感じたときに放出されます。アドレナリンを意識的に放出させるには、自身で大きなプレッシャーをかけると脳内はアドレナリンが放出されるというわけです。このアドレナリン、かなり使えるのですが注意が必要になります。一時的にアドレナリンを放出させる事に成功したとしても、本来の自分の力以上の能力が出ている事になります。身体を騙しているという事になり、身体に負担をかけているのは間違いありません。だからといってアドレナリンを放出させ、それを体内にため込むのもよくありません。脳はアドレナリンを放出した後、平和や安息を感じる物質、つまりエンドルフィンを放出します。ランナーズ•ハイで苦しいとき、アドレナリンが大放出、この苦しさを乗り越えたときにエンドルフィンの放出となります。
こうしたことを繰り返すと、脳はエンドルフィンを欲しがります。報酬として脳はアドレナリンのあとはエンドルフィンが放出することを求めるようになってしまいます。
マラソンつらい〜、なんて思ってもまた走るのはこれが原因なんです。
運動が終わった後の開放感や清々しい気持ちは脳内の気楽物質によりもたらされているということです。
そしてアドレナリンを放出し、消費できない場合、つまり体内にアドレナリンをため込むのも良くないのです。
高血圧や高血糖にも…不機嫌の原因は“脳機能の低下”にあった!
(ライターFT)
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アドレナリンは身体にストレスを感じた時に分泌されます。腎臓の隣にある臓器、副腎で作られる物質になります。アドレナリンが出て、身体にため込んだままにしているとあまり良くない。例えばアドレナリンを放出させるようなストレスを感じ体内で放出され、アドレナリンを消費しなかったら身体では心拍数の上昇、怒りっぽくなるなどの症状が出てきます。アドレナリンは血液から全身に運ばれる事になります。
筋肉は緊張を続ける状態になり、眠ろうとしても眠れないという状況が続き、心身ともに疲れが取れず精神的な病気に繋がったりする可能性があります。不眠症までいかなくても、何となく眠れないと言う方、日中に過度のストレスを受け体内にアドレナリンが放出され、消費しないままの状態にあるかも知れません。こうした場合のアドレナリンの消費方法は強めの運動がお勧めです。
眠れないとき、少し強めの運動、筋トレ等を行う事でアドレナリンの消費が出来ます。
命を守る為のアドレナリンホルモン、動物が敵から狙われた時、火事場のクソ力を出し危機から逃れたりすることで命を守ってくれる反面、消費されないと疲れ等は抜けない、アドレナリンを効果的に放出させる事が出来たら、必ず消費させる事も必要になります。
アドレナリンが放出されすぎたら、セロトニンを放出させる事でアドレナリンは消費されます。リラックスすることが大切です。
脳から分泌されるモノと身体から分泌され、血中を通じ全身に行き渡り心拍数や血圧に影響するもの等様々です。こうした快楽物質を効果的に使う事で、思い通りの日常を得られる可能性が考えられます。ストレスを感じたらどのように対処し、ストレスを解消するのかという手法があれば効果的に日常が進むはずです。
ストレスが過度になると、暗い気持ちになります。暗い気持ちは効果的に脳をコントロールすることで解消する事ができます。インターネットや数々の書籍等でストレスの解消方法やうつ等の病をどう克服するか等、昔から色々な手法が紹介されたりしています。自分に合った方法で解消する事が一番だと思いますが、ストレスを感じたとき、脳や身体でどんな事が起こっているかを理解する事で身体はコントロール可能になります。
自分の身体の司令塔である脳をコントロールすることで、ストレスだけではなく人生という大きな荒海を快適に航海することも出来るのではないでしょうか?
人間が生きていく上で楽しい事や気持ちいい事、辛い事、悲しい事、複雑な問題等、色んな事が起こります。色んな事が起こるから人生は楽しいのです。さらに人生をよりよいものにするには自分をコントロールする事が出来たらもっと良い方向に進むはずです。運も大きいですが運を引き寄せるには普段の考え方や行動が運を引き寄せてくれると思っています。
生まれながらにしてお金持ちで毎日楽しい生活を送っている人で暗い人はみた事ありません。お金持ちのボンボンといわれる人達は、常にポジティヴに毎日を生活しています。もちろん、何でも好きなものが手に入るから毎日が楽しい。楽しいから人が集まり人気が出る。運も引き寄せているのではないかと思っています。
毎日がハッピーではない人も、ポジティヴに考える事で運が引き寄せられるはずです。
その為には脳をコントロールすることを実践してみましょう。
私もこれから実践していこうと考えています。