お盆ですね。
暑い夏には怪談に限る!
背筋から寒気のするあまり、風邪等ひかにように。
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 一気読み!
丑の刻参り(うしのときまいり)
先日、ツアコンをしている知り合いと話をしていたところ、丑の刻参りの話が出たんです。
元々は祈願成就の為のもので、人を呪い殺す儀式などではな無かったらしいんです。
今日はそのツアコンをしている知人から聞いた話をしたいと思います。
丑の刻参りの効果の実証は全く分かりません。
ただ歴史のあり呪詛ということは確かなようで起源は屋台本平家物語の劔巻に登場する「宇治の橋姫」が起源ではないかとされている。嵯峨天皇の時代(786〜842)頃に当時の文献が最古とされている。
冒頭でも書きましたがはじめは祈願成就の為の儀式で、呪いの儀式ではなかったそうです。
さて本題に入ります。
ツアコンをしている知人なんですけど、数年前にその知人の会社に転職してきた女性ツアーコンダクターがいたそうです。
とても美人でその人は大変人気で、過去にいた会社などからお客さんを引っ張って来るほどの人気だったそうです。
仮にAさんとしましょう。
Aさんが知人の会社に転職してからかなりの人気で、Aさんが以前勤めていた会社の顧客がAさんにガイドをお願いして慰安旅行などかなりの数、仕事を持ってきたそうで、知人の会社の業績もうなぎのぼりだったとか。
それから1年ほどたち、何事もなく過ごしていたらしいんですけど、あるとき会社に1通の手紙が社長宛てに届けられたそうです。
差出人は不明で、宛名は社長宛て。
その手紙には1枚の写真が入っていたそうで、それをみた社長は驚愕したそうです。
わら人形にAさんの名前を書いて木に貼り付け、肩を押しピンで押していた写真だったそうです。
ちょうどそこへ帰社してきたAさんですが、肩を三角巾で吊るして帰ってきたそうです。
まさにこんな状態だったそです。
とにかく驚いた社長はこっそり知人にそのことを打ち明けたんです。
知人はその旅行会社の主任で、管理する部下の名前が書かれたわら人形の写真を見て社長と同様、大変驚き、背筋が凍るような思いだったそうです。
そのAさんの怪我は幸いたいした怪我ではなく、バスを降りる際に躓いて出した手をついて亜脱臼したそうです。
仕事も休むことなく1週間ほどで三角巾も取れ、まだ痛みは残るものの、当のAさんは元気いっぱい仕事に励んでいたそうです。
それからしばらくしてまた1通の手紙が会社に届きました。
やはり差出人は不明で宛名はやはり不明。
さすがに気持ち悪くなったらしく、開封する前に知人が呼ばれ、一緒に中を見るように言われ、知人は仕方ないのでその手紙を開けたそうです。
やはりわら人形の写真が入っており、その左手の先に押しピンが押されていたそうです。
写真以外には何も入っていなくて、知人はそのことをAさんに言うべきかどうか迷っていたそうです。でもいらぬ心配をさせない為、写真はAさんに見せなかったそうです。
貴船神社
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 2
翌日、また差出人不明の手紙が届いたそうで、やはり開封したのは知人でした。
今度は写真ではなくて手紙が入っていたそうです。
その内容は
「何故、お前があけるんだ」
と、赤い字で書かれていたそうです。
さすがに寒気を通り越した知人、警察に今までのことを全部相談しに行ったそうです。もちろん、Aさんにはそのことを知らせず、警察にもまだAさんには言わないようにお願いして帰社したそうです。
ちょうど、その時はAさんは通院とのことで会社を休んでいたそうですが、心配になった知人は翌日、いつも早くに出社するはずのAさんが勤務時間になっても連絡もないまま、来ないので携帯に電話したそうです。
すると辛そうな声でAさんが電話口に出たそうで、
「昨日、仕事の帰りに車のドアで指を詰めて爪がはがれて痛くて眠れなかったんです」
そんな返答がAさんから帰ってきたそうです。
それを聞いた知人はさすがにAさんに今までの経緯を知らせるべきと思い、社長に事情説明し、この日、仕事が終わったら社長動向のもと、Aさん宅にお見舞いと写真など全てを知らせようとしたそうです。
その日は知人も腑に落ちないまま、仕事に行き、なるべく早めに仕事を切り上げ、会社に戻ると、社長が、「やったぱり行かんほうがいいな」と一言知人に言ったそうです。
もしや!と思い、社長に尋ねると
案の定、差出人不明の手紙が届いていました。
知人は震えと、どうしようもない恐怖に陥れられたようで、生まれて初めて本当の恐怖とはこんな感じかと思ったそうです。
もう関わりたくないと思ったそうですけど、さすがにAさんのことが心配だったので勇気を振り絞り、その写真を見たそうです。
するとやはりわら人形に名前が書かれていたのですがAさんの名前ではなく知人の名前が書かれていたそうです。
しかもわら人形の中央と頭には五寸釘が打ち付けられ、手足には押しピンが打たれていたそうです。
知人はその時、あまりの恐怖に放心状態になったそうで、おしっこを我慢していたこともあり、気が付くと失禁していたそうです。
丑の刻参りの起源と本当にあった話
丑の刻参りの起源と本当にあった話 2
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 3
何故、知人の名前が書かれていたのか。
誰かに恨まれているのだろうか?
考えても分からない知人は、とにかくAさんの出来事が自分に代わってしまった意味を考えたそうです。
社長宛てに着た手紙を社長と一緒に見たから?
すぐにAさんに知らせなかったから?
それくらいしか思いつかない知人。
そんな怪奇な出来事は生まれて初めてだった知人は、かなり混乱していたようで、何となく頭が痛いような気がして来たそうです。
送られてきたわら人形の写真には五寸釘が頭に打ち込まれていました。
知人は本気で呪いの存在は実在すると確信したそうです。
とにかくAさんに今までの写真を見せて、恨みを買うような過去がないか、確かめようと知人はAさんの自宅に急いだそうです。もちろん勤めていた会社の社長と一緒に行ったそうです。
安月給の割りにAさんのマンションはセキュリティなど万全で、かなりの豪華な作りで、まずは呼び鈴を押しました。
でも何度呼び鈴を押しても返事がありません。
社長も、知人もかなり焦ったらしく、とにかくマンションに入り、Aさんの安否確認をしないとと思い、そのマンションの住民らしき人がマンションに入る際、一緒にマンションに入りました。
エレベーターの中では沈黙状態で重苦しい雰囲気で、息の詰まるような時間だったそうです。
Aさんの部屋の前に着き、呼び鈴を押しても全く返事がない。
何度押しても全く。
すると社長が申し訳なさそうにポケットから鍵を取り出し、
「スペアキーを預かっているからこれで入ろう」
そう言い出しました。
何で社長がAさんのマンションの鍵を持っているかはその時は深く考えなかったようです。
とにかく部屋の鍵を開けて心臓が止まる思いだったそうです。
丑の刻参りの起源と本当にあった話
丑の刻参りの起源と本当にあった話 2
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 最終話
部屋の鍵を空け、ドアを開けてびっくりした知人と社長・・・
白装束で鬼のような形相で両手の爪が全部剥がれたAさんがこちらを向き
「待ってたよ、おまえ浮気してたんだろ」
と、社長に向かい一言。
そこで全ての事情が飲み込めた知人。
実は社長とAさんは愛人関係だったそうです。
後で聞いた話によると、Aさんは5年ほど前から社長と愛人関係だったようで、Aさんと結婚の約束をしていたそうです。
社長は奥様と離婚協議中で、それが片付けばAさんと一緒になろうという約束をしていたそうです。
Aさんは社長のことが信用出来なくて、探偵を雇い、仕事中に社長の近辺調査をさせていたようで、仕事上、社長といつも一緒にいた知人が怪しいと踏んでいたようでした。
その時、社長も知人も必死になって誤解だとAさんに説明したそうですが、まるで信用しなかったそうです。
両手、両足の爪を自分で剥ぎ、白装束に身を包み、部屋中、知人の名前を書いたわら人形をそこらじゅうに五寸釘で打ち付けていたそうで、かなり異常な状態だったそうです。
すぐに救急車を呼び、病院に搬送したそうですが、精神的にかなりやられていたそうで、それからAさんはある精神病院に入院したそうですが、それからはAさんの所在は全く知らないということです。
もちろん、知人は翌日に勤めていた会社を辞めたそうで、社長も納得し、大目の退職金を渡したということです。
知人が頭に五寸釘を打ち込まれていた写真を見て、何となく頭が痛くなったのは、「プラシーボ効果」ではないかと推測している。
病人に大変よく効く薬だと言って、メリケン粉を飲ませたら病気が治ったという、あれですね。
知人の場合、わら人形の写真を見せられることで、恐怖の感情が植えこまれ、プラシーボ効果に繋がったのか知れません。
わら人形を見せることで心理的にもかなり影響があるのは良く分かりますね。
呪いというのはこうした方法、手法で本当にかけることは可能のような気がします。
それにしても人間は怖いですね。
恨まれず、憎まず、いつも楽しい日々を送りたいものですね。
暑い夏には怪談に限る!
背筋から寒気のするあまり、風邪等ひかにように。
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 一気読み!
丑の刻参り(うしのときまいり)
先日、ツアコンをしている知り合いと話をしていたところ、丑の刻参りの話が出たんです。
元々は祈願成就の為のもので、人を呪い殺す儀式などではな無かったらしいんです。
今日はそのツアコンをしている知人から聞いた話をしたいと思います。
丑の刻参りの効果の実証は全く分かりません。
ただ歴史のあり呪詛ということは確かなようで起源は屋台本平家物語の劔巻に登場する「宇治の橋姫」が起源ではないかとされている。嵯峨天皇の時代(786〜842)頃に当時の文献が最古とされている。
冒頭でも書きましたがはじめは祈願成就の為の儀式で、呪いの儀式ではなかったそうです。
さて本題に入ります。
ツアコンをしている知人なんですけど、数年前にその知人の会社に転職してきた女性ツアーコンダクターがいたそうです。
とても美人でその人は大変人気で、過去にいた会社などからお客さんを引っ張って来るほどの人気だったそうです。
仮にAさんとしましょう。
Aさんが知人の会社に転職してからかなりの人気で、Aさんが以前勤めていた会社の顧客がAさんにガイドをお願いして慰安旅行などかなりの数、仕事を持ってきたそうで、知人の会社の業績もうなぎのぼりだったとか。
それから1年ほどたち、何事もなく過ごしていたらしいんですけど、あるとき会社に1通の手紙が社長宛てに届けられたそうです。
差出人は不明で、宛名は社長宛て。
その手紙には1枚の写真が入っていたそうで、それをみた社長は驚愕したそうです。
わら人形にAさんの名前を書いて木に貼り付け、肩を押しピンで押していた写真だったそうです。
ちょうどそこへ帰社してきたAさんですが、肩を三角巾で吊るして帰ってきたそうです。
まさにこんな状態だったそです。
とにかく驚いた社長はこっそり知人にそのことを打ち明けたんです。
知人はその旅行会社の主任で、管理する部下の名前が書かれたわら人形の写真を見て社長と同様、大変驚き、背筋が凍るような思いだったそうです。
そのAさんの怪我は幸いたいした怪我ではなく、バスを降りる際に躓いて出した手をついて亜脱臼したそうです。
仕事も休むことなく1週間ほどで三角巾も取れ、まだ痛みは残るものの、当のAさんは元気いっぱい仕事に励んでいたそうです。
それからしばらくしてまた1通の手紙が会社に届きました。
やはり差出人は不明で宛名はやはり不明。
さすがに気持ち悪くなったらしく、開封する前に知人が呼ばれ、一緒に中を見るように言われ、知人は仕方ないのでその手紙を開けたそうです。
やはりわら人形の写真が入っており、その左手の先に押しピンが押されていたそうです。
写真以外には何も入っていなくて、知人はそのことをAさんに言うべきかどうか迷っていたそうです。でもいらぬ心配をさせない為、写真はAさんに見せなかったそうです。
貴船神社
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 2
翌日、また差出人不明の手紙が届いたそうで、やはり開封したのは知人でした。
今度は写真ではなくて手紙が入っていたそうです。
その内容は
「何故、お前があけるんだ」
と、赤い字で書かれていたそうです。
さすがに寒気を通り越した知人、警察に今までのことを全部相談しに行ったそうです。もちろん、Aさんにはそのことを知らせず、警察にもまだAさんには言わないようにお願いして帰社したそうです。
ちょうど、その時はAさんは通院とのことで会社を休んでいたそうですが、心配になった知人は翌日、いつも早くに出社するはずのAさんが勤務時間になっても連絡もないまま、来ないので携帯に電話したそうです。
すると辛そうな声でAさんが電話口に出たそうで、
「昨日、仕事の帰りに車のドアで指を詰めて爪がはがれて痛くて眠れなかったんです」
そんな返答がAさんから帰ってきたそうです。
それを聞いた知人はさすがにAさんに今までの経緯を知らせるべきと思い、社長に事情説明し、この日、仕事が終わったら社長動向のもと、Aさん宅にお見舞いと写真など全てを知らせようとしたそうです。
その日は知人も腑に落ちないまま、仕事に行き、なるべく早めに仕事を切り上げ、会社に戻ると、社長が、「やったぱり行かんほうがいいな」と一言知人に言ったそうです。
もしや!と思い、社長に尋ねると
案の定、差出人不明の手紙が届いていました。
知人は震えと、どうしようもない恐怖に陥れられたようで、生まれて初めて本当の恐怖とはこんな感じかと思ったそうです。
もう関わりたくないと思ったそうですけど、さすがにAさんのことが心配だったので勇気を振り絞り、その写真を見たそうです。
するとやはりわら人形に名前が書かれていたのですがAさんの名前ではなく知人の名前が書かれていたそうです。
しかもわら人形の中央と頭には五寸釘が打ち付けられ、手足には押しピンが打たれていたそうです。
知人はその時、あまりの恐怖に放心状態になったそうで、おしっこを我慢していたこともあり、気が付くと失禁していたそうです。
丑の刻参りの起源と本当にあった話
丑の刻参りの起源と本当にあった話 2
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 3
何故、知人の名前が書かれていたのか。
誰かに恨まれているのだろうか?
考えても分からない知人は、とにかくAさんの出来事が自分に代わってしまった意味を考えたそうです。
社長宛てに着た手紙を社長と一緒に見たから?
すぐにAさんに知らせなかったから?
それくらいしか思いつかない知人。
そんな怪奇な出来事は生まれて初めてだった知人は、かなり混乱していたようで、何となく頭が痛いような気がして来たそうです。
送られてきたわら人形の写真には五寸釘が頭に打ち込まれていました。
知人は本気で呪いの存在は実在すると確信したそうです。
とにかくAさんに今までの写真を見せて、恨みを買うような過去がないか、確かめようと知人はAさんの自宅に急いだそうです。もちろん勤めていた会社の社長と一緒に行ったそうです。
安月給の割りにAさんのマンションはセキュリティなど万全で、かなりの豪華な作りで、まずは呼び鈴を押しました。
でも何度呼び鈴を押しても返事がありません。
社長も、知人もかなり焦ったらしく、とにかくマンションに入り、Aさんの安否確認をしないとと思い、そのマンションの住民らしき人がマンションに入る際、一緒にマンションに入りました。
エレベーターの中では沈黙状態で重苦しい雰囲気で、息の詰まるような時間だったそうです。
Aさんの部屋の前に着き、呼び鈴を押しても全く返事がない。
何度押しても全く。
すると社長が申し訳なさそうにポケットから鍵を取り出し、
「スペアキーを預かっているからこれで入ろう」
そう言い出しました。
何で社長がAさんのマンションの鍵を持っているかはその時は深く考えなかったようです。
とにかく部屋の鍵を開けて心臓が止まる思いだったそうです。
丑の刻参りの起源と本当にあった話
丑の刻参りの起源と本当にあった話 2
(ライターFT)
丑の刻参りの起源と本当にあった話 最終話
部屋の鍵を空け、ドアを開けてびっくりした知人と社長・・・
白装束で鬼のような形相で両手の爪が全部剥がれたAさんがこちらを向き
「待ってたよ、おまえ浮気してたんだろ」
と、社長に向かい一言。
そこで全ての事情が飲み込めた知人。
実は社長とAさんは愛人関係だったそうです。
後で聞いた話によると、Aさんは5年ほど前から社長と愛人関係だったようで、Aさんと結婚の約束をしていたそうです。
社長は奥様と離婚協議中で、それが片付けばAさんと一緒になろうという約束をしていたそうです。
Aさんは社長のことが信用出来なくて、探偵を雇い、仕事中に社長の近辺調査をさせていたようで、仕事上、社長といつも一緒にいた知人が怪しいと踏んでいたようでした。
その時、社長も知人も必死になって誤解だとAさんに説明したそうですが、まるで信用しなかったそうです。
両手、両足の爪を自分で剥ぎ、白装束に身を包み、部屋中、知人の名前を書いたわら人形をそこらじゅうに五寸釘で打ち付けていたそうで、かなり異常な状態だったそうです。
すぐに救急車を呼び、病院に搬送したそうですが、精神的にかなりやられていたそうで、それからAさんはある精神病院に入院したそうですが、それからはAさんの所在は全く知らないということです。
もちろん、知人は翌日に勤めていた会社を辞めたそうで、社長も納得し、大目の退職金を渡したということです。
知人が頭に五寸釘を打ち込まれていた写真を見て、何となく頭が痛くなったのは、「プラシーボ効果」ではないかと推測している。
病人に大変よく効く薬だと言って、メリケン粉を飲ませたら病気が治ったという、あれですね。
知人の場合、わら人形の写真を見せられることで、恐怖の感情が植えこまれ、プラシーボ効果に繋がったのか知れません。
わら人形を見せることで心理的にもかなり影響があるのは良く分かりますね。
呪いというのはこうした方法、手法で本当にかけることは可能のような気がします。
それにしても人間は怖いですね。
恨まれず、憎まず、いつも楽しい日々を送りたいものですね。