値段が高いと思うもの、安いと思うもの まとめ :: デイリーSKIN

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[2017年06月24日00時00分00秒]
値段が高いと思うもの、安いと思うもの まとめ

「生活格差」はどんな時に感じる?「知り合いの犬のご飯が自分より高級」「1パック1000円のいちごを安いと言う友人」



(ライターFT)

値段が高いと思うもの、安いと思うもの


 正直な所、1パック1000円のイチゴは高いと思います。イチゴは大好きなので旬の時期は毎日でも食べたいと思います。でもどこのスーパーでも、大体1パック500円くらいのイチゴでないとあまり美味しくありません。1000円のイチゴってのは完全に高級なフルーツですね。

 高いとか安いとかは経済状況にも関係してきます。

 月給20万円の人と、50万円の人では違った経済感覚になり、1000円のイチゴでも高いとか安いとか感じ方は違うはずです。

 数字の心理学として、私達の周りには価格が毎日大量に目に飛び込んできます。見たいとか見たくないとかは別にして、強制的に、無意識に目に飛び込んできます。



 端数効果という値段を安くみせる心理的なアプローチ方法があります。

 500円と550円、

 499円と549円、

 どちらも同じ50円の差額です、

 500円と550円より499円と549円と記載された方が安く感じませんでしょうか?

 これが端数効果になり、人間は無意識に安いと感じてしまうのです。人間はこうした感じ方で購入する、しないを瞬間的に決めています。

 この端数効果、実は3倍もの注文数の差になっているという事実があるのです。知らず知らずの内にコントロールされてしまっているという事なんです。

 本当の価格は900円のイチゴ、でも980円とすることで安さを感じてしまい、買ってしまうという恐ろしい効果なのです(笑

 これは大げさな例です。

 実際は販売価格500円のイチゴなら498円にすると、500円では10個しか売れなかったイチゴが30個売れてしまうという法則なのです。

 本当は150円なのに198円にしてお得観を演出する事だってある訳です。無意識なのが怖いですね。

 このように人間は無意識に高いとか安いとか瞬時に判断しています。



 こちらは端数効果とアンカリング効果という二つの心理テクニックを駆使した広告になります。元々の価格を提示し、さらに値引き後の価格を提示する事で通常価格との比較を行う事で安さをアピールする方法です。これも消費者の購買判断に大きな影響を与える心理操作になります。

 あえて高めの金額設定をすることでお得観を演出する手法です。日常的にこうした手法は使われています。私達は元の価格ではなく、アンカリングされた価格の方を、メーカーや小売店が売りたい価格だと判断した方が賢いかも知れません。

 本当は原価はいくらなのかを予測すべきなのです。

 スーパー等の商品は大体ですが、仕入れ価格に3割の価格を乗せて利益を出します。もちろん商品によって違いますが大体の原価は予測できます。

 130円で売られている大根の原価は100円という事になります。

 原価を知ってしまうと買い物するとき、本当に必要な物だけを購入するようになります。



 トヨタカローラですが原価は約22万円といわれています。あくまでも原価です。そこに人件費や広告費等のってしまうと販売価格になると言われています。


需給ギャップ、昨年末に解消 10〜12月プラス0.1%



(ライターFT)

値段が高いと思うもの、安いと思うもの2


 値段の原価を知ると何も買えなくなりますね。商品の価値は何も原価だけではありません。そこに開発費や人件費、広告料等の様々な費用が乗ってきます、要するに価格なんてのは需要がなければ値段がつき難いというのも資本主義社会では当然の現象になります。

 現在はデフレと言われています。デフレという現象は需要に対して供給が多くなっているという現象になります。

 秋の旬な食材としてさんまを例にとりましょう。



 さんまの漁獲量が多いとさんまの価格は安くなります。100匹のさんまが水揚げされました。買いたい人が50人しかいないとします。昨年のさんまの値段は1匹100円、今年は余る程穫れています。100円で去年と同じ価格で売り切る事ができるでしょうか。売る為には価格を安くして一人の人に2匹売る事で完売できます。

 例えば1匹50円にして1人が二つ買う事で完売する事が可能になります。逆に100人の人がサンマを買いたいと思っているのに、50匹しかさんまがとれなかったら、150円でさんまの価格を高くします。

 あくまでも大げさな例として上記の需要と供給のお話をしています。

 本来はここで需要と供給のバランス曲線というのが出てくるのです。





 この需要曲線ですが、天候や気温に左右されます。涼しくなると夏物衣料が売れなくなり、秋冬物が売れだします。シーズンの最初は衣料品は価格も高めですね。お洒落に敏感な人は一早く最新トレンドの衣類を購入します。これはその人によりますが人間の心理ですね。

 ここまでのお話は価格を適正価格で売るという売り手側の需要と供給バランスを考えた販売方法になります。

 もう一つは独占価格という値段のつけ方になります。



 少しお話が堅くなりましたね。


NMB須藤凜々花着用Tシャツ ネット上で価格高騰…新品未開封で1万5千円



(ライターFT)

値段が高いと思うもの、安いと思うもの3


 
 独占価格というのがあります。

 同じ物を売るから価格競争に巻き込まれ、最初に需要と供給バランスに価格を委ね、さらに1円単位の企業努力が行われ、他社よりも安い価格で商品を販売する価格競争が起こります。この競争はどの会社もやりたくない。

 もし自分の好きなように価格を決める事ができたらどうでしょうか?できるのです。これを独占と言います。この独占にはある程度の規制が存在します。生産者が決めた価格で物が売られると、価格は上昇傾向にあり。物やサービスの質が低下する側面もあります。

 こうならない為に適正な価格で物を売るように「公正取引委員会」が存在します。法律で「独占禁止法」というのがあり、企業や小売店はこれを守らなければなりません。


公正取引委員会公式サイトより抜粋

 独占禁止法の概要

 海外の商品で日本に出回っていない商品を企業が売れると判断して独占的に販売権を得ようとしたりしています。

 ようやく勝ち取った独占権

 良い事もあれば悪い事もありますね。

 独占したからといって一生懸命マーケティングしてようやく販売ルートに乗り、利益が出だしたら並行輸入販売で仲卸から輸入した同じ商品が安く売られてしまうといった事もしばしばです。

 価格というのは売れないと意味がない。

 ブランドという言葉があります。不況でも高い商品が売れているのがブランドです。これは完全に需要と供給の法則で商品が売れているという事になります。

 ブランドの力というのは凄い物で、有名人が持っているから、自分も持ちたい。みんなが持っているから自分も持ちたいという心理になります。需要と供給のバランスは人間の心理が作っていると言っても良いでしょう。

 良い物=有名という図式が成り立ちます。

 完全に心理なのです。



 実は昨日、つい有名なチーズケーキを買ってしまいました。テレビで紹介されたり人気の商品ですが、とても美味しかったですが、また明日食べたいという程ではなかったです。

 本当に必要で欲しいと思うものを買うようにしたいと常日頃から考えています。

 価格は需要と供給のバランスで決まります。有名人が着ていたTシャツが15000円で売れるなんて事は完全に人間の心理です。これにはファン心理も重なり、需要に対して供給が追いつかないだけ。少し待てば価格は落ち着きます。

 旬な時に旬な物を買うのが一番高い。でも旬な時に欲しいですね(笑











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