ヘイトフル・エイト タランティーノ最低傑作!まとめ :: デイリーSKIN

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[2016年09月16日00時00分00秒]
ヘイトフル・エイト タランティーノ最低傑作!まとめ

【密室ミステリー】!ヘイトフル・エイト.
 
 ヘイトフル•エイト、タランティーノファンにとってはまさに傑作の映画と言える。

 いつものメンバーに相変わらずの皮肉合戦と差別発言満載の最低、最悪の愛すべき傑作!

(ライターFT)

ヘイトフル・エイト タランティーノ最低傑作!登場




 タランティーノ監督の8作目になる新作がブルーレイ、DVD化されました。2016年2月の公開時に観に行けなかったので先日観たんですが、今日2度目を観ました(笑

 長い‥…

 内容、あらすじについては以下

どこまでも続く白銀の世界。北部の元騎兵隊で今は賞金稼ぎのマーキス・ウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)が、レッドロックへ運ぶお尋ね者3人の凍った死体を椅子代わりに座っている。寒さで馬がやられ、誰かが通りかかり拾ってくれるのを待っているのだ。やがて1台の駅馬車がウォーレンの前で停まる。馬車の客は、同じく賞金稼ぎのジョン・ルース(カート・ラッセル)。腕にはめた手錠の先には、連行中のデイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が繋がれていた。1万ドルもの賞金をかけられた重罪犯のその女は、散々殴られた顔で不敵に笑っている。迫り来る猛吹雪から避難するため、ルースはレッドロックまでの中継地でうまいコーヒーにシチュー、装飾品から武器まで何でも揃っているミニーの紳士用品店へ向かうという。途中、クリス・マニックス(ウォルトン・ゴギンズ)が乗り込み、新任保安官だと名乗るが、ルースは彼が黒人殺しで名を馳せる凶悪な南部の略奪団の一員だと知っていた。ミニーの店へ着くと、見知らぬメキシコ人・ボブ(デミアン・ビチル)が現れ、母親に会いに行ったミニーの代わりに店番をしていると話す。ルースは早速ストーブの上のコーヒーを飲むが、ボブが作ったらしいそれは泥水のようにマズく、自分の手で淹れ直す。店には3人の先客が吹雪で閉じ込められていた。絞首刑執行人のオズワルド・モブレー(ティム・ロス)は、洗練されているがどこか胡散臭い英国訛りの男。カウボーイのジョー・ゲージ(マイケル・マドセン)は、何を考えているかわからず、母親とクリスマスを過ごすために帰る途中だということ以外は一切語らない。そしてサンディ・スミザーズ(ブルース・ダーン)は、大勢の黒人を虐殺した南部の元将軍。ルースはこの怪しげな男たちに疑いの目を向けていた。この中にドメルグの仲間がいて奪還するチャンスを待っているのではないか。あるいは1万ドルのお宝を横取りしようとしているのではないか……。偶然集まった他人同士のはずが、マニックスは父親がヒーローと崇めていたスミザーズとの出会いに感激し、そのスミザーズの息子の謎の死につてウォーレンが何かを知っていた。それぞれの過去の糸が複雑にもつれ出した時、コーヒーを飲んだ者が激しく苦しみ、間もなく息絶える。夜も更け、外の吹雪はますます激しくなっていく……。

ムービーウォーカーより 

 ヘイトフルという意味は嫌悪感を催させる、嫌でたまらない、不快感をも要させる等の意味があります。直訳するなら「憎むべき8人」という所にでしょうか?

 とにかく登場人物の8人には全てのキャラに対し、感情移入が出来ない。タランティーノ映画のいつものメンバーであるサミュエル•L•ジャクソンに、いつも感情移入されるのですが、今回のキャラについては全く感情移入出来ない。むしろヘイトフル、嫌悪感でしかない。



 もう一人のキーマンであるカート•ラッセルなんですが、凄腕の賞金稼ぎのはずなのに、死に方がとんでもなく無様で間抜け(笑



 昔はこんな感じでいい役者さんです。相変わらずヘイトフルエイトでもいい演技でした。かなり変態的な役所ですが、この変態的な性格が無ければ死なずに済んだのに(笑



 そしてティム•ロス、タランティーノ監督のデビュー作「レザボア•ドックス」で冒頭からあり得ない出血で死にかけているおとり捜査官役の役者さん。私はこのレザボアで彼の大ファンになってしまいました。かなりの演技派でどんな役もこなす怪優さん。

 今回はかなりのくせ者役で、ティムの持ち味を最大限に活かした脇役でした。うまく存在感を消していましたがファンから見たら、今回の役所は少しもったいないように感じます。それほど見事な演技力と言えるのですが。

【密室ミステリー】!ヘイトフル・エイト.
 
 とにかくあのラストシーンは映画史上最低最悪のラストシーンと言える。

(ライターFT)

ヘイトフル・エイト タランティーノ最低傑作!登場 史上最も最低なラストシーン




 映画を観終えた後、大体の人はスッキリしたり、考えさせられたりしたりする。しかしこの映画のラストでは考えさせられたり、ショックだったりという感情ではない。

 「ひでぇな、これは」

 なんて感情ではないか?

 後味の悪い映画と簡単に片付けられない悪意がある。その悪意をまるで感じさせないのがこの映画でタランティーノが観客にした最大のポイントかも知れない。冒頭にも書きましたが、出演者全員に感情移入出来ないから。



 ビョーク主演の「ダンサー•イン•ザ•ダーク」のラストでは、真面目に生きて来た不幸な生涯を終える女性の不条理な死、というテーマをショッキングなラストシーンで締めくくった。

 誰もが気に入るラストではないけど、映画や原作を深く考えればとても優秀な作品だったと言える。

 あえてラストの描写については書かないでおくが、嫌悪感という言葉がピッタリ来る。でもそんな嫌悪感を感じながら、タランティーノの意図が分かり納得出来る。

 ホラー映画の残虐シーンとはまた違う嫌な気分になれる。



 人間って理不尽で自分勝手で残虐な生き物なんだと再認識させられてしまう。

 イスラム国等で行われている残虐な処刑など、人間の残虐さを訴えているの?タランティーノは?なんて思わず深読みしてしまう(笑

 基本的にタランティーノ映画はファンタジーであり、エンタメ作品である。とにかく簡単に首が飛んだり、顔が吹っ飛ばされたり、血みどろになったりまさにリアリティに欠ける。本当にイスラム国で無い限り、こんな現実は日本ではあり得ない。



 パゾリーニのような痛烈なナチ批判、キューブリックのような善悪と洗脳等のテーマではなくタランティーノはエンタメ作品であることが前提。



 この映画でタランティーノは西部劇のオマージュが沢山散りばめられていたりと、映画ファンが喜ぶシーン満載のようです。

タランティーノ最新作『ヘイトフル・エイト』とそのオマージュ元の作品を並べて比較した編集映像が話題に.

 とにかく平気で女を殴り倒し罵倒しまくる。人種差別も関係なく、変態的な描写も関係ない。

 痛快で最低で傑作、これが出来るのはタランティーノだけではないだろうか。











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