ヒトラーという独裁者が生きていたという噂が後を絶たないのは何故だろう? :: デイリーSKIN

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[2016年05月13日00時00分00秒]
ヒトラーという独裁者が生きていたという噂が後を絶たないのは何故だろう?

ヒトラーは生きていた!?ブラジル人の恋人と95歳まで生きていたという証拠の写真が発見される

 俄には信じ難いお話ですが、ヒトラーという独裁者が生きていた説は後を絶たないのはなぜなんだろう?

(ライターFT)

ヒトラーという独裁者が生きていたという噂が後を絶たないのは何故だろう?


 マインカンプ(我が闘争)というヒトラーが書いた著書が現在でも売られている。この本の中に書かれているのはユダヤ人に対する非難、アジア人に対する差別等が記載されています。このマインカンプ(我が闘争)の完全版には日本人に対する記述もあり、内容はメタメタに日本人が差別されている内容になります。



 ヒトラーがアーリア人、つまりドイツ人達になぜ受け入れられたのかというと、自分たち以外の人種を差別し、いい気分にさせたからでしょう。(あまりにも端的な意見です)

 しかし一方で、経済を回復させ大幅な減税を行い福祉と貧困の対策を行った事も事実なんです。ヒトラーが戦争に走らなかったら、今とは違う評価になっていたかも知れない。



 第一次世界大戦でドイツは敗北、戦争賠償が莫大になっていたのですが、国民負担を軽減させる為の案があったのですが、この案に対して反対する政党や考え方が増えていきました。この案に賛成する政党とナチ党の実質的な戦いになっていったのです。こうした社会的な背景もあり、ドイツはナチ党に傾倒して行くのです。



 いわゆるドイツの民意という奴です。

 ナチ党が政権を握るのですが、当時のドイツはまだナチが完全に政権を掌握したとは言いづらい状態で、民意はまだナチには傾倒していなかったのです。1933年1月時点では国会選挙で三分の二はナチ以外の政党に投票されていたのです。ヒトラーがまず首相になり、あの独特の心理学を応用した演説等で次第にドイツ国民はヒトラーに傾倒していくのでした。

 ヒトラーに賭けてみたい、負け犬のドイツでは終わらない、そんな気運だったのかも知れません。ヒトラーは法律を巧みに改正し、やりたい放題しだすのですが、法的に認められているので誰も文句を言えない状態と、粛正を恐れさらに誰もが文句を言えなくなります。

 粛正された人がどうなって行くかを上手く利用し、恐怖を植え付けたという専門家もいるくらいです。1933年3月にはナチ党に入党希望者が85万から250万人と爆発的に増えたのです。

 時代の流れだけでなく、ヒトラーが心理的に国民を操作、洗脳した結果と言えるかも知れない。



 初期のヒトラーの政治手腕は非常に高いと分析されている。

 1929年世界恐慌という経済的にはとても暗い時代だった。失業率30%という驚くべき不況、完全にドイツ経済はストップしており誰もが最悪の時代と感じていたはずだ。

 こんな時代に仕事と食料と生き甲斐を与えたのもヒトラーであることは間違いない事実なのだ。これは奇跡的な成功だと言われている。当時の専門家のアドバイスを完全に無視し、社会保障と福祉を中心に完全雇用を目指し、失業抑制に勤めた。

 「現代の経済政策を予見していた」

 学者にこんなことを言わせるほど、ヒトラーの失業政策は的中したのだ。

 ヒトラーが政権を握り4年がたった時、ドイツはアメリカに次ぐ2位の経済大国になっていたのだ。失業だけでなく劣悪な労働条件も改善されだした。労働問題に力を入れたのだ。今でも労働問題は様々なトラブルが絶えない。当時はもっと厳しかったはずだ。こうした国民目線をヒトラーは大事に考え、実行した事になる。

 国を上げての衛生管理、健康管理を同時に進めた。その効果は相乗以上の効果を上げ、幼児の死亡率まで低下させる事に成功している。

 ここまでは良かったのだが‥…

 明日に続く











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