日本の暴動について、25次暴動は起こるのか? :: デイリーSKIN

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[2015年02月11日00時00分00秒]
日本の暴動について、25次暴動は起こるのか?

橋下徹大阪市長〜史上最大の「第25次西成暴動」発火寸前 週刊ポスト2012/02/10号

 少し古いニュースではあるが、7年前、2008年に西成で暴動が起きていた。6日間暴動と呼ばれ、6日続いた暴動である。

(ライターFT)

日本の暴動について、25次暴動は起こるのか?


 橋下大阪市長のうたう「あいりん地区浄化作戦」俗にいう「西成特区構想」などが火種になり2012年に暴動寸前であったという古い記事になるのだが、いつでもこうした危険性はあり得る。

 私は過去、1990年の西成暴動の現場にいた。

 簡単には語れない。どう、表現すればいいのか、当時の現場の雰囲気は、そこにいる日雇い労働者、この暴動に参加しようとする若いアウトロー達、一般人も含めて全ての人が殺気だっていた。

 阪堺線駅が燃やされ、コンビニから見る見るうちに商品が消え、駐車車両はひっくり返され、人々は暴徒と化した。

 機動隊が暴徒化した人を暴力で制圧する。それを見た暴徒はさらに興奮し暴力で訴える。まさに負の連鎖を見ているようであった。見ているこっちまで、言葉では言い表せない興奮に巻き込まれていた。嫌悪、悲しみ、怒り、こうした負の感情がこんなに強く人間を動かすのには当時を振り返って考えても一種のゾーンだったように感じる。

 その時、その理由、人々の怒りが爆発したとてつもない負の感情がそうさせたのだろう。2008年はビデオカメラを持ち取材した、そのときは1990年ほどの負の感情はみられなかった。





 機動隊と労働者による膠着状態、はしの方での小競り合い。でもそれ以上は進展せず。

 理由はどうあれ、暴動が起こる心理には何があるのだろう。貧困、失業などが考えられる。西成のあいりんで暴動が起こる背景として1990年というのバブルの終焉の頃、時の総理は海部総理の時代。

 バブル景気にあきあきしていた労働者達の不満が爆発したのか、この暴動の大きさは日本で一番大きな暴動であった。

 そして2015年は不況から脱出する所だとはいえ、格差社会が問題であり、不満がそろそろいっぱいになっていく頃でもある。特に大阪は橋下市長が人気を未だに誇り、好き放題やっている。2012年の「西成特区構想」などの構想は頓挫したとはいえ、彼の独特の市政は市民に受け入れられるのか。

 そして全国で一番大阪は福祉が薄くなった。バスの路線も廃止が多くなり小さな不満も多い。これ以上格差社会が進むとまた西成で暴動が起きる可能性は高い。西成、あいりん地区の高齢化が話題になってはいるが、集まるときは集まるのが大阪なのだ。

 非常に怖い予感がしている。











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