いい役者さんがこの世を去りました。
寂しいですね。
(ライターFT)
名優 三國 連太郎
「死に顔は凛としていた」長男の佐藤浩市さん
1950年代の三國 連太郎氏
今の三國さんは釣りバカ日誌のスーさん役のイメージが若い人なら強いかもしれな
い。もちろん私もそのイメージが強い。
しかし年配の方には彼は銀幕のスターというイメージの方が強いだろう。
まさに彼は銀幕のスターそのもので日本映画を盛り上げた重要な一人といえる。
実は三國さんの養父が部落出身ということもあり差別や人権問題にも深く関わって
いたようです。
1965年公開のモノクロ作品ですがかなり面白い映画でした。
原作をうまく映像化できた数少ない例かも知れない。
戦後の日本を生きる人々の背景、人の善と悪、心理描写などがうまく描かれた名作
です。3時間という長さも短く感じる日本映画の秀作です。
この三國氏の演技が本当にいい。
三國氏の出演する中でも一番いいのではと感じます。
そんなことを考えながら三國氏の死は寂しい限りです。