こんなニュースばかりではありませんが
実は今、派遣会社について色々と調べている最中もあり
実態などここでお話できればと思いました。
(ライターFT)
派遣会社の実状と実態レポート
派遣労働者24%減=政府の規制強化方針で−昨年度
全政権、自民党小泉改革の労働派遣法の規制緩和以来、大阪市西成区、あいりん地区の建設作業現場が激減している。
小泉改革だけが問題ではありませんが、大きなきっかけとして労働派遣法の規制緩和が大きな原因の一つといえます。
大阪市西成区のあいりん地区では建設作業に従事する、日雇い労働者が全国から集まる場所でもあります。
この労働派遣法の規制緩和で、改正前の建設作業はちゃんと日当が決められており、土工(建設現場での雑用的な仕事)の最低保障賃金は11,500円と決められていた。
しかし小泉改革後、この最低保障賃金が撤廃されてしまったのです。
そして公共工事の激減により、建設会社の数も激減。
規制緩和により日当の最低補償額はなくなり、現在では土工などの1日の金額は¥8,000が平均となっている。
建設現場での日当が¥8,000というのは20年前でと比べ3,500円も少なくなっている。
職人さんも鳶職やその他職人の賃金もかなりの額、落ちている。
まずは建設現場での仕事の大変さは現場で働いたものしか分からないと思います。
俗にいう3K
危険
汚い
きつい
そのままの仕事内容です。
これは看護士さんにもいえることですが、建設現場などで働く人々にとっては死活問題になるかと思います。
最低保障日当だけでなく、この派遣労働法改正前は、認可を受けた建設会社だけが派遣労働を認められていました。
しかしこの規制緩和で、認可を受けた派遣会社であれば建設会社以外でも参入が認められてしまったのです。
多くの派遣会社が建設作業に参入することでおこった問題は賃金低下の価格競争に陥ってしまいました。
一番の打撃を受けたのは大阪西成区のあいリん地区の日雇い労働者達に直撃したんです。
当時、小泉元首相は
『格差があって何が悪い』
と堂々とTVニュースなどで言っていましたが、こうした日雇い労働者のことなんて全く考えていなかったのではないでしょうか?
聖域なき構造改革と叫び、メディアを味方につけ、人気先行型で国民に指示されてきました。
未だに小泉支持が多いのも事実です。
この聖域なき構造改革に意義を唱えた学者がいました。
植草一秀氏です。
ある会合で植草は、小泉の「構造改革」が実行されれば日本経済は破滅的結末を迎えると警告した。しかし小泉は頑に拒絶し「構造改革」を実行することになる。
その後、植草氏がどのようなことになったかは皆さんご存知かと思います。
植草一秀VSベンジャミン・フルフォード対談
現在の状況はウィキ経済状況の推移をご覧下さい。
そして現在の派遣会社の実態です。
9月の半ばから数件、求人誌をみて、実際に求人に応募して面接に行ってきました。
派遣会社は大筋で大体同じなのですが、求人情報誌やサイトなどで多数の応募者を募ります。
大抵は
即日から働けます。
など記載されています。
しかし、実態は
まず面接の時間を決められ、その時間に派遣会社に行くと、数十人の応募者がエントリーシートなる履歴書のようなものを書かされます。
免許書のコピーや通帳のコピーを取られ、一通りの説明を受けます。
そのほとんどが求人内容とは異なる内容が多く、ある応募者が
「求人のお仕事は無いのですか?」
と、質問する。
すると担当者は
「それはついさっき決まっちゃいました」
と、あっさり。
そして求人内容とは別の内容の仕事を薦められます。
仕事に困っている応募者は背に腹は変えられません。
それでもいいという応募者も多数。
そしてその他の応募者はみな登録だけして帰されます。
仕事があれば派遣会社から連絡を入れますという担当者の説明を最後に
その日は解散となります。
全てがそんな派遣会社ではありません。
中には凄く良い担当者もいて、どうすれば毎日仕事にありつけるかなどのアドバイスをしてくれる派遣会社の担当者もいます。
その担当者さんも派遣でバイトから社員に抜擢されたとの事で、非正規雇用者の気持ちは痛いほど分かると言っていました。
でも大多数が先に挙げたような派遣会社が大半でした。
とにかく求人誌で集めるだけ集め、面接ではなく、説明会と登録をさせ、企業に都合の良い人材だけをチョイスし、後は履歴書も返送しないで、不採用でも何の連絡もないというのが基本でした。
ニュースにもあるように登録型派遣会社に集まる人々は、本当に困っている人が多いんです。
日払いOKと求人誌に記載していても、
「当社の規定で日払いや週払いを希望する場合は時給が50円下がります」
など、本当にひどい会社が多いのが現状です。
中には建設現場で仕事の際、ヘルメット、安全帯、安全靴、なども個人で用意しないといけない派遣会社もありました。
私がバブルの頃、西成で日雇いをしていたときには考えられない事でした。
劣悪な条件下、安い賃金、派遣会社で日払いを目当てに来る応募者達がかわいそうで見ておれませんでした。
また時間のあるときに現状レポートやりたいと思います。
実は今、派遣会社について色々と調べている最中もあり
実態などここでお話できればと思いました。
(ライターFT)
派遣会社の実状と実態レポート
派遣労働者24%減=政府の規制強化方針で−昨年度
全政権、自民党小泉改革の労働派遣法の規制緩和以来、大阪市西成区、あいりん地区の建設作業現場が激減している。
小泉改革だけが問題ではありませんが、大きなきっかけとして労働派遣法の規制緩和が大きな原因の一つといえます。
大阪市西成区のあいりん地区では建設作業に従事する、日雇い労働者が全国から集まる場所でもあります。
この労働派遣法の規制緩和で、改正前の建設作業はちゃんと日当が決められており、土工(建設現場での雑用的な仕事)の最低保障賃金は11,500円と決められていた。
しかし小泉改革後、この最低保障賃金が撤廃されてしまったのです。
そして公共工事の激減により、建設会社の数も激減。
規制緩和により日当の最低補償額はなくなり、現在では土工などの1日の金額は¥8,000が平均となっている。
建設現場での日当が¥8,000というのは20年前でと比べ3,500円も少なくなっている。
職人さんも鳶職やその他職人の賃金もかなりの額、落ちている。
まずは建設現場での仕事の大変さは現場で働いたものしか分からないと思います。
俗にいう3K
危険
汚い
きつい
そのままの仕事内容です。
これは看護士さんにもいえることですが、建設現場などで働く人々にとっては死活問題になるかと思います。
最低保障日当だけでなく、この派遣労働法改正前は、認可を受けた建設会社だけが派遣労働を認められていました。
しかしこの規制緩和で、認可を受けた派遣会社であれば建設会社以外でも参入が認められてしまったのです。
多くの派遣会社が建設作業に参入することでおこった問題は賃金低下の価格競争に陥ってしまいました。
一番の打撃を受けたのは大阪西成区のあいリん地区の日雇い労働者達に直撃したんです。
当時、小泉元首相は
『格差があって何が悪い』
と堂々とTVニュースなどで言っていましたが、こうした日雇い労働者のことなんて全く考えていなかったのではないでしょうか?
聖域なき構造改革と叫び、メディアを味方につけ、人気先行型で国民に指示されてきました。
未だに小泉支持が多いのも事実です。
この聖域なき構造改革に意義を唱えた学者がいました。
植草一秀氏です。
ある会合で植草は、小泉の「構造改革」が実行されれば日本経済は破滅的結末を迎えると警告した。しかし小泉は頑に拒絶し「構造改革」を実行することになる。
その後、植草氏がどのようなことになったかは皆さんご存知かと思います。
植草一秀VSベンジャミン・フルフォード対談
現在の状況はウィキ経済状況の推移をご覧下さい。
そして現在の派遣会社の実態です。
9月の半ばから数件、求人誌をみて、実際に求人に応募して面接に行ってきました。
派遣会社は大筋で大体同じなのですが、求人情報誌やサイトなどで多数の応募者を募ります。
大抵は
即日から働けます。
など記載されています。
しかし、実態は
まず面接の時間を決められ、その時間に派遣会社に行くと、数十人の応募者がエントリーシートなる履歴書のようなものを書かされます。
免許書のコピーや通帳のコピーを取られ、一通りの説明を受けます。
そのほとんどが求人内容とは異なる内容が多く、ある応募者が
「求人のお仕事は無いのですか?」
と、質問する。
すると担当者は
「それはついさっき決まっちゃいました」
と、あっさり。
そして求人内容とは別の内容の仕事を薦められます。
仕事に困っている応募者は背に腹は変えられません。
それでもいいという応募者も多数。
そしてその他の応募者はみな登録だけして帰されます。
仕事があれば派遣会社から連絡を入れますという担当者の説明を最後に
その日は解散となります。
全てがそんな派遣会社ではありません。
中には凄く良い担当者もいて、どうすれば毎日仕事にありつけるかなどのアドバイスをしてくれる派遣会社の担当者もいます。
その担当者さんも派遣でバイトから社員に抜擢されたとの事で、非正規雇用者の気持ちは痛いほど分かると言っていました。
でも大多数が先に挙げたような派遣会社が大半でした。
とにかく求人誌で集めるだけ集め、面接ではなく、説明会と登録をさせ、企業に都合の良い人材だけをチョイスし、後は履歴書も返送しないで、不採用でも何の連絡もないというのが基本でした。
ニュースにもあるように登録型派遣会社に集まる人々は、本当に困っている人が多いんです。
日払いOKと求人誌に記載していても、
「当社の規定で日払いや週払いを希望する場合は時給が50円下がります」
など、本当にひどい会社が多いのが現状です。
中には建設現場で仕事の際、ヘルメット、安全帯、安全靴、なども個人で用意しないといけない派遣会社もありました。
私がバブルの頃、西成で日雇いをしていたときには考えられない事でした。
劣悪な条件下、安い賃金、派遣会社で日払いを目当てに来る応募者達がかわいそうで見ておれませんでした。
また時間のあるときに現状レポートやりたいと思います。