水曜ではないけど水曜ロードショー 邦画の評価が悪いのは何故? :: デイリーSKIN

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[2010年06月06日00時00分00秒]
水曜ではないけど水曜ロードショー 邦画の評価が悪いのは何故?

 先日、TVを見ていると番組アンケートで

 日本映画はおもしろい?面白くない?

 なんてアンケートがあり

 面白いとこたえた人は50%をきって、おもしろくないと答えた人は

 50%超だった。




水曜ではないけど水曜ロードショー 邦画の評価が悪いのは何故?


 最近のハリウッド映画はマンネリ化してあまり見ません。

 アバターなど大ヒットしたハリウッド映画は確かに見ごたえ充分で3Dという新しい手法で話題になっているのだけど、内容を吟味するとどうだろうか?

 すでにハリウッド映画はアクションも全て出尽くした感を否めない。

 冒頭にも書きましたがあるTV番組のアンケートの結果が納得いかない。

 私も最近まで、洋画を中心に見ていましたが、ここ数年の邦画の面白さって目を見張る物があるのではと感じています。

 最新邦画で注目したい作品があります。

 パッチギ!の井筒和幸、監督のヒーローショーではないでしょうか?

 R-15指定作品となり、中学生以下は鑑賞不可で主演は今をときめくジャルジャルの2人が主演!

 あらすじ
バイトも専門学校も中途半端な日々を送る気弱なユウキが、新たに始めたアルバイトは、コドモ向けの戦隊ヒーローショーの悪役だった。ある日、バイト仲間のノボルが、ユウキの先輩である剛志の彼女と寝たことがバレ、ショーの最中に彼らは舞台上でリアルな殴り合いを繰り広げる。ボコボコにされた剛志はユウキも含め悪友・鬼丸に頼んでノボルらをゆすろうとするが、ノボルたちも、自衛隊上がりの勇気を引き入れ報復にでる。次第に彼らの暴走は、エスカレートし、ついには決定的な犯罪が起きてしまうなか、同じ「ゆうき」という名前の2人にはいつか奇妙な友情が生まれ…。彼らの未来は、一体どこにあるのか?

( チラシより )


ヒーローショー 公式サイト

 公式サイトの予告動画を見るとかなりリアルな暴力描写!


映画『ヒーローショー』予告編
 

井筒監督のリアルな暴力描写は過去の監督作品を見てもうなづける。

 『ガキ帝国』という井筒監督の初期作品、かなり生々しい描写。

ガキ帝国【予告編】1981年


 撮影フィルムも古く、今見ると見難い感はあるが、当時人気絶頂だった紳介、竜介
を起用した青春バイオレンスムービーだ。

 ヒーローショーの映画コンセプトは違うと思いますが、作品的に井筒監督が
原点に戻った作品なのではないでしょうか?

 岸和田少年愚連隊のような昭和40年代くらいの時代を描かせたら井筒監督の右に出る監督はいないのではないでしょうか?

Boys Be Ambitious (1996) trailer


 当時の時代のカラーをそのまま映像で表現する手法は当時を知っている人なら何となく感じることが出来るのではないでしょうか?

 なんせリアルなんです。

 もちろん映画の内容は別にしてなのですけど。

 ヒーローショーの時代設定は現代。

 現在の若者達をリアルに描かれている事は間違いないだろう。


 

 そして個人的に好きな映画監督なんですけど。

 嫌われ松子の一生などヒット作品を量産している監督も気になる。

 原作の嫌われ松子はかなり暗めの作品、その暗めの内容を見事な映像世界で実写化する手法は暗い内容の映画なのに飽きずに見れて、のめり込んでしまう。

 第32回日本アカデミー賞 - 優秀監督賞(『パコと魔法の絵本』)ではあの 役所広司をとんでもないキャラクターに仕立て上げた快作。

 CGを多用した手法で中島監督の独特の映像美が魅力のひとつ。

 最新作の『告白』ではその映像美を封印し、松たか子を主演に起用し、ベストセラー作品を映画化している。

 告白公式サイト

 ストーリー:とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。

映画 「 告白 」 予告編 最新long版 松たか子 岡田将生
 

 Youtube動画の映像を見ると、今までの中島監督作品にはない映像ではないでしょうか?

 テーマも重く、映画を見た人個人個人が様々な考えを巡らせるようなつくりにしたという中島監督のコメント。

 全くありきたりのコメントなんですけど、ありきたりの監督ではないので、最新作もかなり期待しています。

 
 邦画の評価がイマイチの昨今、皆さん、邦画の面白さ、この2人の監督さんの魅力を再認識してみてはいかがでしょう。

 ではまた!











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