Run New York City Run :: デイリーSKIN

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[2008年10月31日00時00分00秒]
Run New York City Run

『ハーレム』と聞いたら何を想像する?

女性に囲まれてとろける顔をしている男性?(このハーレムの英語のつづりはHarem) それともヒップホップファッションに身をつつんだ若者たちの街?(このハーレムの英語のつづりはHarlem)

黒人の都、ニューヨークのハーレムは人情あふれる面白い街。

今回は11月2日におこなわれるNYCマラソンついてです。
(ライター:ナカムラアキツ)



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11月の第1日曜日はニューヨーク・シティ・マラソンがおこなわれる日。

ニューヨーク・シティは5つの区から成り立っていて、その5つの区をぜーんぶ通り抜ける。と言っても、スタート地点のスタッテン島は本当にスタートだけで、島の中なんて走らないし、ブロンクスも最後に申し訳程度にちょろっと走るくらい。

やっぱり今人気のブルックリンとマンハッタンが距離的には長いのではないだろうか。

で、なんでマラソンの話とハーレムが繋がるのかというと、実はハーレムは立派なコースなんですね〜。でもって我が家のブロックを走るので、まさに歩いて1分もしないでマラソンが見られる立地なんです!






↑この35キロ地点あたりが我が家。22マイル(1マイル=1.6キロ)付近はよく散歩していますね、息子と。

10月に入ると知らない間にマラソンコースですよ〜んと知らせてくれる旗が、このように取り付けられているんですね。




ここ数年でハーレムにも白人種が増えてきたので、あまり違和感がないんだけれど、それでもこの時期、マラソンに参加する人たちが朝早くから団体になって走っている様子を見ると、ああ、またこの季節がやってきたんだと思わずにはいられない。

そんなあたしも実は3回走っています。
2000年、2001年と2003年。2002年はボランティアをしました。

記憶に残っているレースは初マラソンよりも2001年のマラソン。そう、同時多発テロのあった年のマラソン。

この時もマラソンをやるのかやらないのか(テロの対象になるのでは? という意見が多かった)、いやいや、ニューヨーカーのタフなところを世界に示そう(ええ、本当にタフです、ニューヨークの人たちは)などなど。

世界各国から『I LOVE NY』をテーマに走った思い出深いレース。でもって、日本人ランナーが一番急遽キャンセルしたとも言われているレース。これにはかな〜りがっかりしましたな、日本人として。でも日本らしいともいえますね。

レース開始の合図は市長のかけ声でおこなわれるんだど、この日は大リーグのワールドシリーズの最終戦で、勝っても負けても今年最後の試合という日でもあった。

ニューヨーク・ヤンキースの大ファンのジュリアーニ市長(当時。今年の大統領予備選挙にも出馬したけれど負けてしまった)は、テロのあったニューヨークに走りに来てくれてありがとうなんて言っていたのに、最後の最後には「レッツ・ゴー・ヤンキース!」と叫び、これがレースの開始の合図だったという、公私混合はなはだしいぞーなんて思いながらスタートしたのを覚えている。
(この年、ヤンキースはランディ・ジョンソンとカート・シリングがいるダイヤモンド・バックスに最終戦で敗れ、ワールド・チャンピオンにはなれなかった)。

でまあ、ハーレムに住んでいる人たちなんてマラソンにはまったく興味なんてない(笑)。沿道にいるのは知り合いが走るから外国からやってきた応援団とか、そんな関係者ばかり。




肝心の住人は「何が面白くって走っているんだヨ」的感じで、だら〜と階段に座って見ていたり。

でもここ数年はあたしが走っていたときのスポンサーと変わって、応援グッズを配ってくれたり、ちょっとしたたべもの(基本的にはランナーにあげるものだけど)を配ってくれたりして、地域的に盛り上げようとがんばっている。

所々にステージやブースが設置されて、生バンドの演奏やらDJががんがん、がんがん音を鳴らして盛り上げている(もちろん往年のR&Bが中心)。

個人的にはゴスペル・クワイアが歌ってくれないのかな〜と思っているんだけれど、なかなかないんだよね、残念ながら。ハーレムっぽいと思うんだけれどなあ。

ちなみにこのハーレムの35キロ地点、ここからがマラソンの苦しいところ。勝負どころ。あたしは調整に失敗して歩いたりしていた場所。

「くー、このまま家に帰ってしまおうか」と思ったりもしたり(笑)。

あたしはニューヨークしか走ったことがないんだけれど、他のレースにも参加したことある人は「ニューヨークは楽しい、特別だ」と言っていた。

確かにランナーと観客の距離の近さというのか、とにかく「楽しい」。
日本人の多くの人ってタイムばかり気にしちゃうけれど、ここではタイムなんて気にしないで、応援してくれている人たちを見るととっても楽しい(そんな余裕、ないのかも)。

それにしても、世界のトップランナーって本当に速い。
テレビで見ていても「速い」と思うけれど、生で見るとやっぱり違う。




今は子育てしていてすっかりご無沙汰だけど、また少ししたら走りたいと思っているんだけれど、どうなることやら。

ちなみに毎年このレースの後、フィットネス・ジムでは新たな入会員が増えるらしい。やっぱりみんな考えることって同じなんだな〜。

日本からの参加は大手旅行会社がツアーでやってくれているようです。
しかし時差ボケと共に走るって、やっぱりすごいと思う。



※今回使用した写真は前回のレースのものです。

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◇Want to know more Harlem?
ブログも書いています。
『ハーレム通信』

◇Why don't you check this T-shirt out?
イラストを使ったTシャツも作っています(ベイビー、キッズ、ガールズそしてメンズ)。
『Store Dragonfly』

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