歯科相談、なんで・なんでなんで! episode28 麻酔のお歯なし :: デイリーSKIN

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[2008年10月12日00時00分00秒]
歯科相談、なんで・なんでなんで! episode28 麻酔のお歯なし

どうも、川やんでございます!すっかり秋めいてまいりましたね〜、私、最近ちょっぴりセンチな、
ポエムな気分になっております。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 さて、それではいつものようにお手紙をご紹介いたしましょう。
大阪府よりいただきました、は○な愛さん。
「川やんさんこんにちは、いつも楽しく読ませていただいてます、歯科もそうですけど痛いのはイヤよね〜、麻酔ってすごいですよね!私も手術したりいろいろあったからね〜。麻酔のことについて教えてください!イェイ!松○亜矢ダ〜!」
そうだね、治療に麻酔は不可欠ですよね!今回から麻酔のことについてお話していきましょう。

注)上記の人物は筆者の想像上の人物であり、実在するいかなる個人団体ともいっさい関係ございません。

 まずはその歴史から、麻酔と言えば華岡青洲があまりにも有名ですよね。19世紀初めに麻酔下で(麻沸散という漢方薬の一種だそうです)乳がんの手術を行ったとされています。
それ以前にもインカなどで、麻酔下で手術したんじゃないかな?と思われる人骨などはでてきているみたいですが、はっきりと記録に残っているのは彼が初めてです。最近ではノーベル賞の発表もありましたが、やっぱり日本人はすごいんですよ!

それでは歯科の麻酔は?というと19世紀半ば1845年ごろアメリカの歯科医師、ホーレス・ウェルズという人が「笑気」というガスを使って抜歯をしたのが最初とされています、ちなみにこの笑気、今でも気持ちを落ち着ける効果があるということで使っておられる先生もいらしゃいますよ。

そもそも笑気はそれ以前から発見されていたのですが、芸人さんが吸ってハイになるところを眺めて楽しむ、パーティーを盛り上げるなどといった用途で使用されていたみたいです。
それが1795年にイギリス人のハンフリー・デービーなる人によって麻酔効果があることが発見されました。ちなみに麻酔だけでなく、エンジン内部に吸引すると爆発力がアップするとのことで、第2次大戦中は戦闘機のエンジンに使われたこともあるそうです。

ホーレス・ウェルズが笑気を吸った芸人一座をながめていたときのことです、そのうちの1人が足を柱に強打しました、これは痛いだろうとおもってみていましたが、まったく痛がる気配がない!
これはいけるぞ、と思った彼は自分の歯を抜歯する際に笑気をすってみたそうです。するとまったく痛みがない!そこで彼は1845年マサチューセッツ総合病院というところで笑気麻酔による公開治療を行ったのですが失敗に終わりました。
というのも、実験に協力した患者さんが抜歯の際動いてしまい八百長の汚名をきせられてしまいました。最もその後、患者さんはまったく痛みを感じていなかったということでかれは名誉回復したそうです。

その1年後に同じ場所で、今度はジエチルエーテルを使って全身麻酔をしたのが現代麻酔の祖といわれるウィリアム・モートンです。

結果が出ないとダメなんですねウェルズさんかわいそうに・・・・
次回から麻酔の種類などについてお話していきます。
今回はこんなところです、地デジのハイビジョンレコーダーを購入してテレビから離れられなくなってしまった、川やんでした。





















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