さらば、コニー・アイランド :: デイリーSKIN

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[2008年10月17日10時00分00秒]
さらば、コニー・アイランド

『ハーレム』と聞いたら何を想像する?

女性に囲まれてとろける顔をしている男性?(このハーレムの英語のつづりはHarem) それともヒップホップファッションに身をつつんだ若者たちの街?(このハーレムの英語のつづりはHarlem)

黒人の都、ニューヨークのハーレムは人情あふれる面白い街。

今回はハーレムから離れて、ニューヨークにある遊園地についてです。
(ライター:ナカムラアキツ)



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ハーレムから地下鉄に乗って約1時間、そこはブルックリンの南端『コニー・アイランド』と呼ばれる場所に着く。かれこれ100年近くも前に作られた遊園地とビーチがあり、ニューヨーク市民の憩いの場として夏ににぎわう場所だ。

7月4日の独立記念日には、ホットドック店『ネイサンズ』でホットドックの早食い大会が開催される。去年、今年と負けてしまったけれど、それまでの記録を樹立していた小林くんでご存じの人もいるかもしれない。

こちらが『ネイサンズ』本店。
前には今までの記録が載っています。
大会の時にはこの前にステージが作られて、ものすごい人だかり。


さてこのコニー・アイランドもハーレム同様に再開発の波にのまれ、由緒正しい、古き良き遊園地が今年いっぱいで閉鎖されてしまう。

新たに高級マンションが建てられ、カジノが建設され、庶民の味方だった遊園地が高級遊園地へと変わっていくという話だ。

このニュースがニューヨーカーの人たちに伝えられたのが、かれこれ2年か3年前だったか、衝撃を与え、多くの人の反対運動が起きてなんとか遊園地も経営してこれたけれど、でも水面下では話がちゃっかり終わっていて、ついにさようならの時期がやってきた、というストーリー。

ただ開発することでいい面は、マナーのない人たちが飲んだビールの瓶を砂に埋めて帰ってしまうということがなくなるかも、ということ。ビーチがきれいになるんじゃないのかっていうこと。

考えても見て下さいよ。どこの世界にビール瓶の破片とともに寝転がってビーチで遊ぶんでしょうね?
誰一人としてケガをしたことがないんだろうか?

これ、写真を撮るために並べたんじゃなくって、
本当にこうやって砂の上にころがっていたのです。
これが埋まって、知らないうちにいろんな人たちの重さで破壊されていく。
ちなみにビーチで違法(だろうなあ)でビールを売っています。
1本4ドルから5ドル。もうかっているよ。


それでも、ニューヨークのシンボルの一つがなくなるというのは、何にせよ哀しいものがある。

残されるのは大観覧車『Wonder Wheel(ワンダー・ウィール)』と、木造でできたジェットコースターの『Cyclone(サイクロン)』のみ。ちなみに両方ともとても面白いです。

左手の大観覧車が『Wonder Wheel(ワンダー・ウィール)』
内側の車両(?)は動くやつ。これがけっこう怖いです。
アストロランドは今年で運営がお終い。哀しい。


2年前、ここにはゴーカードがあったのに、今では更地。
こんな場所がだんだんと増えていっていた。


こちらがコニー・アイランド名物『Cyclone(サイクロン)』
古いので意味もなく揺れがはげしいので、それでさらに恐怖をあおる。
最後の最後まで気が抜けないんだけれど、でもやみつきになります。
2回続けて乗ると、ちょっとだけ料金が安くなるところが良心的。

まあ、どんな感じかは、↓のビデオでご観覧下さい。






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◇Want to know more Harlem?
ブログも書いています。
『ハーレム通信』

◇Why don't you check this T-shirt out?
イラストを使ったTシャツも作っています(ベイビー、キッズ、ガールズそしてメンズ)。
『Store Dragonfly』











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