めっきり蒸し暑くなってきました。
この現象を止めるのは誰なのか・・・
いまだに続いている怪現象の数々!
一体、いつになれば終るのだろう・・・
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃『ルーツをたどれ!』
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
赤黒い痣は何なのだろう。
銭湯からの帰り、気になったオレは当時のバンドのメンバーであるもう一人のギタリストと話をしていた。とても気になる。何もなければいいのだけど・・・・・
くっきりとした痣だった。
中のプツプツも小さいけどハッキリと分かる。Voに病院で見て貰うようには言ったのだが奴の事だ、痛みやカユミが出るまできっと行かないはずだと、オレももうの一人ギターもそう思っている。
しかし、後日、バンドの練習の時にVoに聞いてみた。
『病院で見て貰った?』
するとVoは『最近、色んな事あったから病院で見てもろたで!なんか不気味やし』と笑顔で答えた。オレとギターは少し安心した。ライヴも近い、そしてVoはライヴで乗ってくると必ず上半身裸になって歌う。そんな事もあって病院に行ったらしい。
しかし”赤黒い痣”は消えてはいなかった。
病院(皮膚科)で見て貰ったらどこかで擦り剥いたと診断されたようだ。
確かに赤黒い部分には擦り剥いたような感じとも取れる。しかし中のプツプツはなんなのだろう。
Vo本人が大丈夫と言っているのでそれ以上深くは聞かなかった。
ライヴも何とか終わり、しばらくしてオレはこのバンドを辞めた。理由は色々とあった。今回の件が辞めた理由とは関係無い。
バンドを脱退するとメンバーとは中々合いにくかったりするのもあり、少し疎遠になっていた。時々、イベントなんかではあったりしているのだけど『あの話はどうなった?』と聞くと、メンバーが口を噤んでしまう。Voもオレが辞めてしばらくするとアメリカ留学に行くとかでバンドには新しいVoが加入していた。
オレはVoととても連絡が取りたかったのでもうの一人ギターにVoの所在を聞いた。すると彼はVoの事は聞かないでくれと怒った表情でオレに言った。
よほどバンド内でトラブルでもあったのだと思い、そのままVoの所在も連絡先も聞かないまま数年が過ぎた。
そして現在。
昨年の2月の事だ。
大阪の西区に住むオレの友達の住職、”破壊僧”が事故で亡くなったと言う連絡が入った。
オレは信じられない思いだった。檀家周りの時は必ず250ccのスクーターで檀家周りをしていた。
高速での事故で即死だったようだ。とても悲しかった。亡くなった10日ほど前に一緒にスナックで酒飲んでいたのに!
その時に破壊僧の身内の問題を相談していたばかりなのに!
その内容と言うのが、遺産問題だった。
色々と本家や分家があり複雑な事態に陥っていたようだ。
2004年の始めに破壊僧のオヤジさんが病気で亡くなったようだ。その後を追うようにして破壊僧のお母さんも夏ごろに亡くなっていた。
兄弟は破壊僧と双子の兄だけだ。
しかし親戚が現在、西区にあるお寺の次期住職として名乗りを上げた。
その事で破壊僧は悩んでいたようだ。双子の兄は宗教新聞の記者をしており、相続問題にはノータッチだったようだ。
そのまま破壊僧がお寺を引き継ぐ予定だった。しかしそこでお寺を持たない親戚から横やりが入ったようだ。
その時に、例の人形の件を話した。
Voの所在がつかめないので連絡先を知りたいと話していた。すると破壊僧は『お布施を頂いた時に住所とか聞いてるから電話したらどうや?』と言ってくれ後日携帯のメールに電話番号を送ってくれた。
それが”破壊僧”からの最後のメールになってしまった。
そのメールを見ながら”破壊僧”の事を思い出していた。
あの怪事件の時に『オレではアカン!高野山に持って行かな!ヤバイ!』と言っていた事を思い出した。
お寺の住職でありながら何故、古神道でのお祓いに踏み切ったのか?オレはとても疑問に感じていた。今となってはそれも分からない。
破壊僧からのメールで知らせてくれたVoの実家の電話番号に電話をかけた。
『現在使われておりません』
機械的なアナウンスが流れてきた。
気になったオレはVoの実家がある播磨町に足を運んだ。
Voが住んでいた家は新しい家に建て替えられ全く知らない人が住んでいた。
オレはその新しい家のチャイムを鳴らしてみた。出てきた人は思った通り全く知らない人だった。
仕方なく、近所で聞いてみる事にした。
そう言えば隣のおばあちゃんに人形を預けた事があった!それを思い出したオレは隣の家を見た。やはり完全に建て替えられ別の家になっていた。
付近を探索し、昔からあった酒屋に入り話を聞いた。すると信じられない返事が返ってきた。酒屋の主人曰く
『4,5年前に火事でここの一家全員焼死したでぇ』
一体どうなっているのやら。にわかには信じられなかった。酒屋の店主に、その家の苗字やら特徴、その他色々としつこいほど聞いたが全て当っていた。
本当だ!本当の出来事なのだ。
おまけに隣の例の人形を預けたおばあちゃんの事も聞いてみた。
するとその火事の際、一緒に全て焼けたと言うのだ。もちろん、その時にあの人形を預けたおばあちゃんも焼死したらしい。
オレはVoの事が気になった。
Voはアメリカ留学の為、アメリカに渡り留学が終ってもロスで雑貨業を営んでいるとバンドのもう一人のギタリストから聞いた事を思い出した。
Voは絶対に生きているはずだ!オレは背筋に凍るような感覚を覚えたがその場を立ち去りすぐに以前のバンドのギタリストに連絡を取った。
その夜、もうの一人ギタリストと合って色々と話をした。
そう、気になるのはVoの事なのだ。
どうやら全く連絡が取れなくなっているらしい。
それも4,5年前から取れなくなっている。もう一人のギタリストもVoがバンドを脱退してから、特にVoがアメリカに旅だって少ししてからは全く連絡が取れていないと言うのだ。その連絡が取れていないという時期が4,5年前だというのだ。
オレはもう一人のギタリストにその日、酒屋の店主に聞いた内容を話した。全て包み隠さず話した。オレがバンドを辞め、その後彼にVoの事やあの人形の事を聞くと『その話は今話したくない』と言われたのを思い出した。
その時の事をギターの彼にもう一度尋ねてみた。すると彼はあまり話したくなさそうだったけど、事が事なので渋々話してくれた。
Voの兄貴があれからすぐに自殺した言うのだ。
理由はハッキリとしていた。
Voの兄貴には彼女がいた。
学生時代からの付き合いで結婚の話も出ていた。
しかしVoの家系は日本国籍ではなかった。在日の韓国籍だった。
その事が原因で彼女の親からとても反対を受けていたようだった。
そんな事は分かっている事なのに。
オレは信じられなかった。そんな国籍のしきたりなんて無視する家族なのだ。オヤジさんを含め、VoもVoの兄貴もそんな事は気にしない人だった。
ましてやそれが原因で自殺するようなヤワな兄弟なんかではないからだ。
オレはギターに話しを聞きながらどうも腑に落ちない疑問をギターに投げかけてみた。
『兄貴が自殺するような奴やと思うか?』
するとギターはニヤリと笑い、
『絶対に自殺なんかしない、するはずない!』
ときっぱりと答えた。
そして一つ、こう付け加えた。
『アレは自殺やない、絶対に違う!』
では、何?
オレはギターに聞いてみた。するとギターは
『あの人形のせいや』
そう言った。
ギターはかなりの霊感体質だ。何となくだけどあの人形のせいだと言うのだ。オレはお祓いもしたし、大丈夫だと言ったけどギターはまだ続いていると言うのだ。何故だかは分からないけど確実に続いていると言うのだ。
オレは実際にあの件で体験した事とはいえ、ずいぶん昔の話なのでかなり記憶が風化していた。
オレはVoの兄貴がどうやって自殺したのか聞いた。
Voの兄貴は『完全自殺マニュアル』なる本を読んでいて死ぬなら首吊りや!と豪語していたので首を吊って自殺したと思いこんでいた。
ギターは静かに話してくれた。
『兄貴は焼身自殺や!考えられへんやろ、そんな事・・・・』
確かに考えられなかった。
有りえない・・・
ギターが言うには例の人形は兄貴の彼女が持っていたらしい。
彼女が小さな頃、姉妹のように仲良くしていた従姉妹の、幼くして病気で亡くなった形見の人形だと言うのだ。
まとまらなかった点と線が少しずつ繋がったように感じた。
こんな時に”破壊僧”がいてくれたら。
オレは本気でそう思った。ギターに破壊僧が亡くなった事を伝えた。するとビックリすると思ったのだけれど意外にもビックリするどころか、『やっぱりそうか!』と、静かに答えた。
ギターは直接、”破壊僧”とは友達ではない。しかし破壊僧が死んだと伝えてもしっくりこなかったと思った。オレの考えはそうだった。しかしギターの考えは少し違っていた。
『あの人形は元の兄貴の彼女の元に返りたかっただけやと思うで!』
そう言うのだ。
それをお祓いして元の場所に返さずに高野山に納めたのが原因ではないかと言うのだ。そして彼はこう続けた。
『あの人形の事やけど、まだ終ってないと思う、元の場所に返すまでは色々と続くぞ!』
そこでオレは”破壊僧”の、”お家騒動”の事を思い出した。
父親が亡くなり、その後を追うように母親も亡くなった。そして”破壊僧”自身も事故で亡くなってしまった。
おまけに信じていたはずの親戚までもがお寺の世襲問題に口を出してきている。これはとても不幸が続いているのではないか。
祟りが実在するのなら、これは完全に”祟り”ではないのか!
あまりにも人が死に過ぎてはいないだろうか?
オレは触らぬ神に祟りなしと言う言葉を思い出していた。
これ以上、この話をほじくり返していいのだろうか?そう思い、以前mixiで書いた日記も書くのを止めたのだ。
しかし、話はここからが凄い事になってきている。
Voの所在、安否、兄貴の彼女は?
次号、全ての秘密が明らかになるのか!
全てが解決するのだろうか!
全くいまだに分からない。しかも話はとんでもない方向に向かっているようにしか思えなくなっている。破壊僧一家の全滅、Voは生きているのだろうか!本当に人形の祟りなのか!!!
次回、ついに明らかになります!
次週は『ぶらっと関西』をお届け致します。
怪談はお盆あたりにUP予定です。
さぁ〜て!
夏もそこまできてますね!
今年の流行りはモノクロですぞ!
http://ag-skin.com/t-shirts/special/200606/index.html
BAD EBISUもシルクプリントつくりますよ!
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やっぱり人気のキングロケッツ!
お知らせ
取材に来て欲しいギャラリーさん、グルメなお店、SKINのTシャツをうちのショップでも取り扱いたいというご希望があれば承ります。
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兄弟は破壊僧と双子の兄だけだ。
しかし親戚が現在、西区にあるお寺の次期住職として名乗りを上げた。
その事で破壊僧は悩んでいたようだ。双子の兄は宗教新聞の記者をしており、相続問題にはノータッチだったようだ。
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Voが住んでいた家は新しい家に建て替えられ全く知らない人が住んでいた。
オレはその新しい家のチャイムを鳴らしてみた。出てきた人は思った通り全く知らない人だった。
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付近を探索し、昔からあった酒屋に入り話を聞いた。すると信じられない返事が返ってきた。酒屋の主人曰く
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一体どうなっているのやら。にわかには信じられなかった。酒屋の店主に、その家の苗字やら特徴、その他色々としつこいほど聞いたが全て当っていた。
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おまけに隣の例の人形を預けたおばあちゃんの事も聞いてみた。
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オレはVoの事が気になった。
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Voは絶対に生きているはずだ!オレは背筋に凍るような感覚を覚えたがその場を立ち去りすぐに以前のバンドのギタリストに連絡を取った。
その夜、もうの一人ギタリストと合って色々と話をした。
そう、気になるのはVoの事なのだ。
どうやら全く連絡が取れなくなっているらしい。
それも4,5年前から取れなくなっている。もう一人のギタリストもVoがバンドを脱退してから、特にVoがアメリカに旅だって少ししてからは全く連絡が取れていないと言うのだ。その連絡が取れていないという時期が4,5年前だというのだ。
オレはもう一人のギタリストにその日、酒屋の店主に聞いた内容を話した。全て包み隠さず話した。オレがバンドを辞め、その後彼にVoの事やあの人形の事を聞くと『その話は今話したくない』と言われたのを思い出した。
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Voの兄貴があれからすぐに自殺した言うのだ。
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その事が原因で彼女の親からとても反対を受けていたようだった。
そんな事は分かっている事なのに。
オレは信じられなかった。そんな国籍のしきたりなんて無視する家族なのだ。オヤジさんを含め、VoもVoの兄貴もそんな事は気にしない人だった。
ましてやそれが原因で自殺するようなヤワな兄弟なんかではないからだ。
オレはギターに話しを聞きながらどうも腑に落ちない疑問をギターに投げかけてみた。
『兄貴が自殺するような奴やと思うか?』
するとギターはニヤリと笑い、
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『アレは自殺やない、絶対に違う!』
では、何?
オレはギターに聞いてみた。するとギターは
『あの人形のせいや』
そう言った。
ギターはかなりの霊感体質だ。何となくだけどあの人形のせいだと言うのだ。オレはお祓いもしたし、大丈夫だと言ったけどギターはまだ続いていると言うのだ。何故だかは分からないけど確実に続いていると言うのだ。
オレは実際にあの件で体験した事とはいえ、ずいぶん昔の話なのでかなり記憶が風化していた。
オレはVoの兄貴がどうやって自殺したのか聞いた。
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オレは本気でそう思った。ギターに破壊僧が亡くなった事を伝えた。するとビックリすると思ったのだけれど意外にもビックリするどころか、『やっぱりそうか!』と、静かに答えた。
ギターは直接、”破壊僧”とは友達ではない。しかし破壊僧が死んだと伝えてもしっくりこなかったと思った。オレの考えはそうだった。しかしギターの考えは少し違っていた。
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『あの人形の事やけど、まだ終ってないと思う、元の場所に返すまでは色々と続くぞ!』
そこでオレは”破壊僧”の、”お家騒動”の事を思い出した。
父親が亡くなり、その後を追うように母親も亡くなった。そして”破壊僧”自身も事故で亡くなってしまった。
おまけに信じていたはずの親戚までもがお寺の世襲問題に口を出してきている。これはとても不幸が続いているのではないか。
祟りが実在するのなら、これは完全に”祟り”ではないのか!
あまりにも人が死に過ぎてはいないだろうか?
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これ以上、この話をほじくり返していいのだろうか?そう思い、以前mixiで書いた日記も書くのを止めたのだ。
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Voの所在、安否、兄貴の彼女は?
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