関西方面から北陸地方に来る時に、鉛色の空に変わると言われることがあります。
鉛色の空の下、福井から私、サカヤンがお送りします。
鉛色通信、略して「鉛通(ナマツウ!)」
今週は福井のマニアックポイント
福井県を嶺北と嶺南に分ける地の木の芽峠という所があります
そこにひっそりとたたずむお地蔵様
説明看板からの抜粋ですが
このお地蔵様は弘法大師
であるという。
昔、大金を所持した旅人を乗せて、この峠を越えた馬子があった。
馬子はその旅人を殺して金を奪ったところ、
地蔵の面前であったことに気づき
「地蔵言うな」と独り言を言った。
すると地蔵は
「地蔵は言わぬがおのれ言うな」
と言い返された。
感極まって改心し善人に立ち返った。
その後
年を経て再びこの峠を越した時、年若い旅人と
道連れとなり、よもやま話をして地蔵の前に来た。
馬子は霊験あらたかな地蔵であることを告げると
旅人はそのいわれを問うた。
馬子は先年の悪事を語り、ありし次第を告げた。
この旅人こそ先年殺された旅人の息子で
親の敵を尋ね歩いていたのである。
息子は天にも昇る心地でしたが
このような山中で仇を討つよりは
共に敦賀まで出てから名乗りをあげてこれを
討ち取ったとのことである。
鉛色の空の下、福井から私、サカヤンがお送りします。
鉛色通信、略して「鉛通(ナマツウ!)」
今週は福井のマニアックポイント
福井県を嶺北と嶺南に分ける地の木の芽峠という所があります
そこにひっそりとたたずむお地蔵様
説明看板からの抜粋ですが
このお地蔵様は弘法大師
であるという。
昔、大金を所持した旅人を乗せて、この峠を越えた馬子があった。
馬子はその旅人を殺して金を奪ったところ、
地蔵の面前であったことに気づき
「地蔵言うな」と独り言を言った。
すると地蔵は
「地蔵は言わぬがおのれ言うな」
と言い返された。
感極まって改心し善人に立ち返った。
その後
年を経て再びこの峠を越した時、年若い旅人と
道連れとなり、よもやま話をして地蔵の前に来た。
馬子は霊験あらたかな地蔵であることを告げると
旅人はそのいわれを問うた。
馬子は先年の悪事を語り、ありし次第を告げた。
この旅人こそ先年殺された旅人の息子で
親の敵を尋ね歩いていたのである。
息子は天にも昇る心地でしたが
このような山中で仇を討つよりは
共に敦賀まで出てから名乗りをあげてこれを
討ち取ったとのことである。