廃墟とデトロイトテクノとどろどろトランス2 :: デイリーSKIN

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[2015年05月10日00時00分00秒]
廃墟とデトロイトテクノとどろどろトランス2

デトロイトの破綻とデトロイト・テクノの音色

 ミシガン州デトロイトの人口は減り続けている。

 貧困と犯罪都市、かつては栄えていたこの街が何故、このようになってしまい、テクノミュージックが産まれたのだろう。

(ライターFT)

廃墟とデトロイトテクノとどろどろトランス2

 
 デトロイトは元々、馬車や自転車製造が盛んな街だった。1899年に自動車工業が発展する。フォード、ゼネラルモータース、クライスラーというアメリカの自動車ビッグ3がここで自動車製造を行い、デトロイトは急激に栄える。

 1967年にデトロイト暴動が起こる。



 自動車産業移転と黒人差別などが絡み合い、この暴動は起こった。デトロイトが最初ではなく別の都市から飛び火した形になる。

 すでに1967年から48年という月日が流れている。

 自動車産業が多くの労働者を受け入れていた時代は終わり、次の産業の候補が無かったのがデトロイトの荒廃の原因とも言える。Motown(モータウン)というレコード会社があるが、このレーベルのモータウン、モーターシティと呼ばれていたこのデトロイトの街で出来たからMotownと呼ばれるようになったとか。

 元々、音楽産業もここで活発に行われていたのがロックシティとも呼ばれた、デトロイトの特徴でもある。お金の集まる所に音楽家達もビジネスの拠点として集まるのは不思議ではない。いいミュージシャン達がこの街に集まり、自分たちが創りあげている音楽をビジネスとして成り立たせて行くのは自然な話。

 ジム•ジャームッシュの「オンリーラヴァーズレフトアライヴ」という映画の舞台もデトロイト。現在のデトロイトの状態が良くわかる。



 素敵な映画です。



 少し長い動画ですが、ダンスするには最高です。

 デトロイトテクノの創始者一人、ケヴィン•サンダーソン、実は機能紹介したホワン•アトキンスともう一人、デリック•メイというイノベーターがいる。デトロイトテクノを語る上でこの3人を知らないと話にならない。



 コアなクラブミュージックファンやテクノファンならこうしたデトロイトテクノも、受け入れやすいかも知れない。コアな音楽ファンだけのモノ、そんな感じのするジャンルかも知れない。しかし案外、心地よいのがデトロイトテクノなんである。

 デトロイトテクノのビッグ3がいること、街が荒廃した背景とデトロイトテクノという、コアな音楽ジャンルが産まれた事、多分、こうしたアメリカの貧困や格差や差別の中で、こうした音楽が産まれたのは納得出来る。この音楽を何故聴くのか?

 この音楽の裏にはドラッグビジネスが隠れている。

 続きはまた明日。  











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