(ライターFT)
東野圭吾の原作映画
東野圭吾、作家デビュー30周年を記念して書かれた作品が、映画化となっています。
とにかくヒット作家の描く原作は、とても面白い。
そして映画化された作品をウィキペディアで見ると、以下の結果に。
映画
秘密(1999年9月25日、配給:東宝、監督:滝田洋二郎、主演:広末涼子)
g@me.(2003年11月8日、配給:東宝、監督:井坂聡、主演:藤木直人、原作:ゲームの名は誘拐)
レイクサイド マーダーケース(2005年1月22日、配給:東宝、監督:青山真治、主演:役所広司、原作:レイクサイド)
変身(2005年11月19日、配給:日本出版販売、監督:佐野智樹、主演:玉木宏)
手紙(2006年11月3日、配給:ギャガ・コミュニケーションズ、監督:生野慈朗、主演:山田孝之)
秘密 THE SECRET(2007年、フランス映画、監督:ヴァンサン・ペレーズ、主演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、原作:秘密)
容疑者Xの献身(2008年10月4日、配給:東宝、監督:西谷弘、主演:福山雅治)
さまよう刃(2009年10月10日、配給:東映、監督:益子昌一、主演:寺尾聰)
백야행 - 하얀 어둠 속을 걷다(白夜行-白い闇を歩く)(2009年11月19日、韓国映画、監督:パク・シヌ、主演:ハン・ソッキュ、原作:白夜行)
白夜行(2011年1月29日、配給:ギャガ・コミュニケーションズ、監督:深川栄洋、主演:堀北真希)
夜明けの街で(2011年10月8日、配給:角川映画、監督:若松節朗、主演:岸谷五朗)
麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2012年1月28日、配給:東宝、監督:土井裕泰、主演:阿部寛)
용의자X(容疑者X)(2012年10月18日、韓国映画、監督:パン・ウンジン、主演:リュ・スンボム、原作:容疑者Xの献身)
プラチナデータ(2013年3月16日、配給:東宝、監督:大友啓史、主演:二宮和也)
真夏の方程式(2013年6月29日、配給:東宝、監督:西谷弘、主演:福山雅治)
방황하는 칼날(さまよう刃)(2014年4月10日、韓国映画、監督:イ・ジョンホ、主演:チョン・ジェヨン、原作:さまよう刃)
天空の蜂(2015年9月12日、配給:松竹、監督:堤幸彦、主演:江口洋介)
疾風ロンド(2016年11月26日、配給:東映、監督:吉田照幸、主演:阿部寛)
ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年9月23日、配給:KADOKAWA / 松竹、監督:廣木隆一、主演:山田涼介)
解忧杂货店(2014年4月10日、中国映画、監督:韓傑、主演:王俊凱、原作:ナミヤ雑貨店の奇蹟)
祈りの幕が下りる時(2018年1月27日、配給:東宝、監督:福澤克雄、主演:阿部寛)
ラプラスの魔女(2018年5月4日、配給:東宝、監督:三池崇史、主演:櫻井翔)
人魚の眠る家(2018年11月16日公開予定、配給:松竹、監督:堤幸彦、主演:篠原涼子)
マスカレード・ホテル(2019年1月公開予定、配給:東宝、監督:鈴木雅之、主演:木村拓哉)
パラレルワールド・ラブストーリー(2019年公開予定、配給:松竹、監督:森義隆、主演:玉森裕太)
これは凄いですね。
ドラマやコミックを入れると、凄いことになっています。
私は、東野圭吾の小説が好きで、ほとんど読んでいるのですが、映画はさほど見ていません。
「容疑者Xの献身」と「さまよう刃」、あとはテレビで放送している映画は大体観ていますが、映画館に行って観たのはこの2本です。
初めて映画化されたのは「秘密」という作品です。
娘と母の魂が入れ替わってしまうというファンタジー作品です。
作品プロットは、よくある入れ替わりですが、単純に終わらないのが東野圭吾です。
映画化にもなり、ドラマにもなりましたが、最後は何とも言い難い感想です。特に原作では。
映画についてはとても良くできた映画で、広末涼子が好演しています。
とにかく切ない原作です。
東野圭吾の才能は凄いですね。
(ライターFT)
東野圭吾の原作映画 人魚の眠る家
現在公開中の「人魚の眠る家」デビュー30周年を記念して書かれた原作だけあり、かなりお勧めの内容です。
篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で、この物語のテーマは脳死です。
6歳の少女が、プールの排水溝で、指か抜けなくなり、長時間呼吸をしなかった為に、植物状態となってしまいます。
医師は脳死と判定する為、両親に臓器提供の意思確認を行います。
心臓は動いているけど、立ち上がる事も、しゃべる事もない娘を介護しながら生活するのですが、親は「生きている」と考えます。
あまり語りすぎると面白く無くなるのですが、この作品、重いです。
自分の娘が脳死状態になったとしたら、そう考えるだけで胸が張り裂けそうです。
もう、トレーラー見ているだけで涙腺崩壊ですね。
この映画のレビューも多く寄せられていますが、いい評価が非常に多いですね。
原作を読んでから映画を見ると、結末がわかってしまうので、先に映画を見た方がいいですね。
(ライターFT)
東野圭吾の原作映画 マスカレード・ホテル
東野圭吾の原作映画は2019年も公開が決まっている。マスカレード・ホテルは長編ミステリ小説で2019年1月に公開予定となる。
内容については連続殺人事件現場である高級ホテルに捜査一課の若手刑事が潜入捜査を試み、新人ホテルマンとして研修を受けるのだが、その教育係となる山岸尚美とのエピソードを中心に物語は展開する。
東野圭吾としては、少し軽めのタッチで非常に読みやすい作品に仕上がっている。
実はこの物語は、東野圭吾の作品でマスカレード・シリーズとして3作の作品がリリースされている。
順番はマスカレード・ホテル、マスカレード・イブ、マスカレード・ナイトと3つの作品となっている。
マスカレード・イブは前作の前日譚がストーリーになっており、マスカレード・ホテルでハマった人は絶対に手に取る作品ですね。マスカレード・ホテルで初めて会う二人は、間接的にすでに関わっていたというストーリーで、かなり楽しめる作品ですね。
ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズに続く人気シリーズになることは間違いないですね。
ガリレオシリーズの湯川学(福山雅治)は、少し変わった物理学のモテ教授、加賀恭一郎は同僚警官からは、いけ好かない奴と思われている変わり者。
マスカレード・ホテルの主人公は、新田 浩介という若手のエース捜査官。映画ではキムタクが演じているのですが、少し年齢設定が違うようですね。
国際弁護士の父を持ち、ロサンゼルスに住んでいたという帰国子女。正義感が強く、刑事としてのプライドや自信はかなり高め。
この物語のポイントは、刑事ミステリだけではなく、ホテルの裏側が上手く描かれており、ホテルマンとして働く人達の価値観や専門職としての考え方などが上手く描かれています。ミステリとしてだけではなく、人間模様を交えた面白さや哀愁が描かれています。
東野圭吾の魅力は、やはり人間模様を描かせると最高に面白い、そんな作品ですね。
ナミヤ雑貨店の奇跡などは、タイムリープを交えたファンタジー作品の中で、人間の持つ優しさを絶妙に表現していました。ミステリ作品としては、少し甘い部分も多い東野作品ですが、やめられない、東野圭吾中毒患者になってしまいました。
まだまだ、お勧めの東野作品はありますが、またの機会に。