●【MOVIEブログ】追悼 フランソワ・デュペイロン監督
残年ながら2016年2月25日に急遽してしまったフランスの映画監督。
自分らしい人生とはという普遍的なテーマを取り扱わせると、とてもヨーロッパ的な感性が素敵な映画でした。
(ライターFT)
フランソワ・デュペイロン監督の普遍的なテーマ、自分らしさを考える。
フランス映画のけだるさと何ともいえないヨーロッパ的な感性が好き。フランソワ・デュペイロン監督の「夜のめぐり逢い」という映画はなんともいえない映画だ。1988年の古い映画になりますが、ストーリーは以下の通りとなります。
ストーリー
季節は冬。金曜日の夜、高速のパーキング・エリアで夫と口論し置去りにされたフランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、そこで車を修理しているシャルル(ジェラール・ドパルデュー)という男と出会い、言葉を交わし、次第に親しくなってゆく。フランスは、夫が帰るのを信じて待つが、翌朝になっても彼は戻って来ず、シャルルに誘われるまま一緒にそこを出発する。しかし途中で立ち寄ったガソリンスタンドで夫の姿を見たと聞き、フランスは再び夫を待つ決心をする。シャルルはそんな彼女に苛立ちながらも、何くれとなく世話を焼いてやる。その夜、フランスはひとりの長距離トラック運転手の車で夜を明かし、嫉妬で眠れないシャルルは、ガソリンスタンドのカフェのウェイトレスに旅に連れて行ってやる、と約束する。ところが夜になり、フランスが自分の車で眠っているのを見たシャルルは、ウェイトレスとの約束を破って、彼女を目覚めさせないように静かにエンジンをかけて、車を走らせるのだった。...
フランス映画的なストーリーですね。
名優カトリーヌ•ドヌーヴが揺れ動く女心をうまく演じているなんともけだるい映画です。
フランソワ・デュペイロン監督の映画は難解ではない、クスっとするシーンも多くフランス映画特有の感性がいい。フレンチムービーを観るならこの監督は外せない。
さて、自分らしさとは何だろう。私自身もこの歳になっても自分自身をあまり理解していない。自分がどうありたいかなんてことは、人間には死ぬまで理解出来ないのではないだろうか?自分がこうありたいと思い生きることが、自分らしさなら簡単だ。
仕事でうまくいかないときや、失恋したときなんかに「自分らしさ」という言葉を良く思い出します。子供のときは「自分らしさ」なんて考えたこともなかったと思います。今思えば、自分らしさ満開で生きていたと思います。「自分らしさ」という発想そのものがなかったと思います。フランソワ・デュペイロン監督の映画を観ると、いつも「自分らしさ」を考えさせられます。
大人になると「自分らしさ」を押し殺し、我慢したりしたくないことを笑顔でしたりすることは大人として当たり前になってきます。そうしたことを続けることで段々と心に栄養がなくなってくるような気がしています。
ある時ふと気がつきます。
自分はこれを本当にしたかったのだろうか?
本当にこれでいいのだろうか?
そんなジレンマに陥るときがあります。これは私だけでなく誰しもがこんなことを考えることはあると思います。
そんな時の答えは誰にも分からない、というのが本当ではないでしょうか?フランソワ・デュペイロン監督作品を観ると、いつもこんな風に感じます。
自分らしさとは西洋も東洋も関係ない。
結局は自分でしか知り得ない、ヒントなんかもどこにもない。
知っているのは自分だけで、それがどこにあるのか人は中々気がつかないものなのでしょう。
すぐそこにある ”自分らしさ” ですが、あまりに自分と一体なので気がつき難い。
自分らしい自分である為にしておかないといけないことはたった一つだけ。
自分を信じるしかないのです。自分を信じ、間違ったっていい、自分らしく生きたいなら思う通りに生きるしかないのです。
残年ながら2016年2月25日に急遽してしまったフランスの映画監督。
自分らしい人生とはという普遍的なテーマを取り扱わせると、とてもヨーロッパ的な感性が素敵な映画でした。
(ライターFT)
フランソワ・デュペイロン監督の普遍的なテーマ、自分らしさを考える。
フランス映画のけだるさと何ともいえないヨーロッパ的な感性が好き。フランソワ・デュペイロン監督の「夜のめぐり逢い」という映画はなんともいえない映画だ。1988年の古い映画になりますが、ストーリーは以下の通りとなります。
ストーリー
季節は冬。金曜日の夜、高速のパーキング・エリアで夫と口論し置去りにされたフランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、そこで車を修理しているシャルル(ジェラール・ドパルデュー)という男と出会い、言葉を交わし、次第に親しくなってゆく。フランスは、夫が帰るのを信じて待つが、翌朝になっても彼は戻って来ず、シャルルに誘われるまま一緒にそこを出発する。しかし途中で立ち寄ったガソリンスタンドで夫の姿を見たと聞き、フランスは再び夫を待つ決心をする。シャルルはそんな彼女に苛立ちながらも、何くれとなく世話を焼いてやる。その夜、フランスはひとりの長距離トラック運転手の車で夜を明かし、嫉妬で眠れないシャルルは、ガソリンスタンドのカフェのウェイトレスに旅に連れて行ってやる、と約束する。ところが夜になり、フランスが自分の車で眠っているのを見たシャルルは、ウェイトレスとの約束を破って、彼女を目覚めさせないように静かにエンジンをかけて、車を走らせるのだった。...
フランス映画的なストーリーですね。
名優カトリーヌ•ドヌーヴが揺れ動く女心をうまく演じているなんともけだるい映画です。
フランソワ・デュペイロン監督の映画は難解ではない、クスっとするシーンも多くフランス映画特有の感性がいい。フレンチムービーを観るならこの監督は外せない。
さて、自分らしさとは何だろう。私自身もこの歳になっても自分自身をあまり理解していない。自分がどうありたいかなんてことは、人間には死ぬまで理解出来ないのではないだろうか?自分がこうありたいと思い生きることが、自分らしさなら簡単だ。
仕事でうまくいかないときや、失恋したときなんかに「自分らしさ」という言葉を良く思い出します。子供のときは「自分らしさ」なんて考えたこともなかったと思います。今思えば、自分らしさ満開で生きていたと思います。「自分らしさ」という発想そのものがなかったと思います。フランソワ・デュペイロン監督の映画を観ると、いつも「自分らしさ」を考えさせられます。
大人になると「自分らしさ」を押し殺し、我慢したりしたくないことを笑顔でしたりすることは大人として当たり前になってきます。そうしたことを続けることで段々と心に栄養がなくなってくるような気がしています。
ある時ふと気がつきます。
自分はこれを本当にしたかったのだろうか?
本当にこれでいいのだろうか?
そんなジレンマに陥るときがあります。これは私だけでなく誰しもがこんなことを考えることはあると思います。
そんな時の答えは誰にも分からない、というのが本当ではないでしょうか?フランソワ・デュペイロン監督作品を観ると、いつもこんな風に感じます。
自分らしさとは西洋も東洋も関係ない。
結局は自分でしか知り得ない、ヒントなんかもどこにもない。
知っているのは自分だけで、それがどこにあるのか人は中々気がつかないものなのでしょう。
すぐそこにある ”自分らしさ” ですが、あまりに自分と一体なので気がつき難い。
自分らしい自分である為にしておかないといけないことはたった一つだけ。
自分を信じるしかないのです。自分を信じ、間違ったっていい、自分らしく生きたいなら思う通りに生きるしかないのです。