(ライターFT)
マイ・インターンから考察する紳士、大人の生き方
先週、マイ・インターンをようやく観ました。
アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロ主演のとっても素敵な映画です。
ストーリー
ニューヨークでファッション通販サイトを運営している女社長のジュールズは、短期間で会社を拡大させることに成功し公私ともに順調な毎日を送っていた。そんな彼女の会社にシニア・インターン制度で採用された70歳の老人ベンがやってくる。若者ばかりの社内で当然浮いた存在になってしまうベンだったが、いつしか彼はその誠実で穏やかな人柄によって社内の人気者になっていくのだった。
一方その頃、ジュールズには公私ともに大きな問題が立ちはだかっていた。双方において大きな決断を迫られた彼女は、誰にも自身の気持ちを打ち明けることができず苦しい日々を送っていたが、そんな彼女を救ったのは他でもないベンだった。ベンの温かな励ましを受けていくうちに、いつしかジュールズも彼に心を開くようになっていく。ベンの言葉から勇気をもらったジュールズは、目の前に立ちはだかる数々の難問に立ち向かっていく決意をする。
ウィキペディアより
なんの情報もなく映画をレンタルして観たので、ロバート・デ・ニーロが社長で、アン・ハサウェイがインターンなのかと思っていましたが、逆のパターンでした。(笑
ロバート・デ・ニーロ演じるベンは70歳という設定、そして徹底的に紳士なのです。劇中では、ちゃんとわきまえた恋もするし、若い同僚にも信頼される存在。周りのみんながベンを頼りアドバイスを求めます。的確なアドバイスと、紳士な態度は絶対に崩さない。常に平常心を保ち、無理なことは無理だと理解しているんです。
特に同僚との会話がいい。その同僚は典型的な若者で、無事ネスにおいての服装や身だしなみについてベンに質問します。
「毎日ヒゲは剃る?」
「もちろん」
「休日も?」
「もちろん」
この作品の中で、デ・ニーロ演じるベンは、肩を張らずに生きていく生き方を教えてくれているような気がしてならなかったのですが、理想の大人像と感じました。
デ・ニーロのような気配りができるか、でも見習いたい。
ジュールズ(アン・ハサウェイ)が秘書のベッキーを追い詰めていることをベンはハッキリとジュールズに伝えます。もちろん、ジュールズとの信頼関係を築いてからですが、中々社長に対して言えることではありません。
ジュールズは成功者として、毎日を忙しく過ごしています。引換に自分の家庭を失いそうになるのですが、よくあるサクセスストーリーである、何かを得たら何かを失うという話ではないのです。
「成功したら罰を受けないといけないのか、そんなことはない」
ベンはジュールズにこう言います。
力を抜いて生きなさいと言っているようでした。
「人生に穴が空いてると気づいたら、すぐ埋めよう!」
いい言葉ですね。
この映画、大いに語りたい素敵な映画です。
二人の主演、大人も若い人も共感できる映画です。