釜ヶ崎人物伝 その2 一条さゆり :: デイリーSKIN

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[2011年01月15日00時00分00秒]
釜ヶ崎人物伝 その2 一条さゆり

釜ヶ崎解放会館

(ライターFT)

 釜ヶ崎人物伝 その2 一条さゆり


 晩年の彼女が根城にしていた釜ヶ崎解放会館、最近では記憶に新しい事件がある。

 この雑居ビルに約数千名もの人が住民登録していて、現在も削除について色々と問題となっている。

 一条さゆりの男性遍歴は悲惨としか良いようがない。



 DVそのままで、どうしてそんな男に惹かれるのか、と、言うより自ら近寄るのだろうかと思う。彼女の性的嗜好かも知れない。SMをショーに取り入れているのも自身の性癖からかも知れない。




 とにかく虚言壁があり、どこからどこまでが本当なのかは今となっては闇の中。



 全共闘世代の悲しきアイドル等とアンダーグラウンドな世界では彼女のことをそう呼んでいたが、全共闘など彼女の思想にあったのだろうか?

 ストリッパー引退後は人間関係(男女関係)のもつれからガソリンを浴びせられ火をつけられ、流れ着いた先は釜ヶ崎。

 ストリッパーになったいきさつも最初の結婚相手に売られるという悲惨な事実。

 公然わいせつ罪での裁判では知識人をも巻き込んでの表現の自由の叫び。



 反権力の象徴と呼ばれ、もてはやされることを受け入れるなど流れに任せて生きていった彼女の人生はいったい何だったのだろう。

 晩年は釜ヶ崎で飲食店の掃除などで日銭を稼ぎ、大好きなビールを一日一杯飲むのが日課で楽しみだったと言う。

 最後は一人寂しく釜がヶ崎解放会館という劣悪な3畳間で息を引き取った。肝硬変だったそうです。

 人を喜ばせることが好きで、喜ぶ顔を見ては嘘を重ねてしまう。

 まさにエログロ、アングラのパイオニア的存在だった。

 1997年にニュース報道で割りと大きく取り上げられましたが、そのうち人々の記憶からも無くなる存在になっていくのだろう。

 彼女の一生は何だったのだろう?

 愛と性、優しさ、奉仕、憎しみ、悲しみ

 まさに釜ヶ崎で死んでいくにふさわしい掃き溜めの女神だったのではないでしょうか?











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