関西に住んでいても中々足を踏み入れない場所や、知っていても行った事がなかったり、Deepな人の溜まる場所であったりと様々なDeepな関西を紹介するDeep関西!
そろそろ涼しくなってきました!
9月、10月はBBQにはもってこいの季節です。
今回、こだわるのは水です。
あるんですね、大阪にも名水100選に選ばれた美しい水が!
今週はその辺りを詳しくレポートしてきました。
さすがに福井県は自然に恵まれた土地柄、美味しいお水も多いだろう。
しかし大阪にもあったぞ!(教えてくれたのサカヤンなのですが(笑)
(ライターFT)
『水を訪ねて離宮の水 〜大阪編〜 しかも超穴場BBQス
ポット発見!教えたくないけど教えちゃいます!』
普段、何気なく使っている水、人間にはなくてはならないもの。
特に大阪市内には名水と呼ばれる水は皆無・・・
近頃では大阪市水道局がペットボトルに詰めた水道水を販売してるとか。
http://www.water.city.osaka.jp/headline/mizukan.html
まあ蛇口を捻れば水道水は出るのでこの話は置いといて、
確かに大阪市内には湧水、名水と呼ばれる水は皆無。
草木も森も林もほとんど無いコンクリートジャングルですから当然ですね。
でも、大阪市内から車で約1時間走れば、そこには大阪の名水、いや大阪が誇る日本の名水が存在する。
その日本名水百選に選ばれた水がある場所と言うのが、大阪の郊外、京都に近い場所だ。
大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24 水無瀬神宮内にある地下水が名水。
水脈は淀川の支流、天王山を源とする水無瀬川の伏流水で島本町水道の水源としても配水されている地下水と水源を同じとしている。この地にお住いの人々は常に美味しい水を飲料していると言うこと。素晴らしい&羨ましい!
水無瀬神宮内では無料でこの名水を持ち帰る事が出来る。
『離宮の水』と呼ばれ、連日朝早くから境内に水を汲みに来る人々で賑わっている。
場所は名神高速吹田インターから大山崎インターで下り、高槻方面に向かう。国道171号線を少し大阪方面に走れば江川と言う交差点に出る。その交差点を右折すれば上の画像の神社が出てくる。
大雑把だけどこの辺り
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34.88199667&lon=135.67569639&p=%C2%E7%BA%E5%C9%DC%BB%B0%C5%E7%B7%B4%C5%E7%CB%DC%C4%AE%B9%AD%C0%A53-10-24地図サイト
着くとポリタンクを抱えた人がすでに神社に向かっている。
神社入り口に記された立て看板。
上の画像でもわかるように大阪で名水百選に選ばれているのはこの水無瀬神宮『離宮の水』だけなのだ。少し寂しい気もするが大阪唯一のこの名水は守らなければいけない。
色々と取り組みも行われている。
離宮の水保存会も設立され定期的に水質調査や水量などのチェック、離宮の水周辺の清掃活動などを行い、維持管理は徹底されているようだ。
中に入るとすでに名水を汲みに来た人達が並んでいた。
手水舎で手を清めた後、並ぶのが面倒なのか手水舎の水を直接ペットボトルに汲む人も(笑
昭和60年に当時の環境庁から指定を受けたと記されている。
手水舎の上に飾られている認定書
まず手水舎で手を清め、この水を飲んでみた。
さすがに地下水だけあり温度はかなり冷たい。飲んでみるとかなりまろやかな味で軟水だと思われる。事実、神社社務所で訊ねると軟水のようだ。
成分分析
pH 5.8(弱酸性)電気伝導度244us/cmと高い数値を示している。
さらに調べてみると、この神社の地下水は浅井戸で10mほど掘られているようで、ポンプで汲み上げられている。
この辺りはサントリーの山崎蒸留所もあり、水はかなりお勧め出来るのではないだろうか。さらに詳しく話を聞くと、ラーメン屋さんやコーヒー専門店、料理屋、ケーキ屋さん等、あらゆる飲食店の人達がこの名水を汲みに来ていると言う。
美味しいお酒や料理には必ず必要な要素として名水は欠かせないと言うことですね。
この辺りの地形も名水を作る上で条件が重なった地形とも言える。
京都盆地を出た桂川、琵琶湖を発した宇治川、笠置山地を横切って流れ出た木津川の3つの川が合流する地域、その3つが一つにまとまった河が淀川になっている。
その豊富な水脈と水無瀬川の地下を流れる水脈が離宮の水を形成し、水無瀬神宮の境内に汲み上げられていると言う訳だ。この辺りは平安貴族達の別荘地としても有名。
事実、取材に訪れたこの日(10/20)はお茶会(洗心流献華展)も開かれており、お茶がふるまわれていた。
洗心流献華展
見事な花が活けられていた。
クリックで拡大
水は名水百選に認定されるだけあり、かなり美味しい。
先にも述べたが、まろやかでほんのり甘みを感じる。とてもいい水だと感じました。
硬水と軟水
http://www.water.ne.jp/m3050.html
ここにも記述されている通り、軟水は炊飯や和風だしをとるなど日本料理全般、そして緑茶をいれたりするのに適しています。とある。味にこだわる料理人は水にもこだわると言うことですね。
神社では面白いおみくじがあったりして楽しめる。
水占いみくじといい、社務所で何も記入されていないおみくじを購入(¥200)し、神殿前に設置された桶におみくじを浮かべると文字が浮き出てくると言うしかけ。
これは楽しい。水にまつわった神社だけに御利益あるかも!
結果は ”末吉“ でした(笑
神社も歴史ある神社らしくそれほど大きくはないけど、風格漂う神社でした。
まぁ、水を汲みにいっておみくじ引くだけならそれほど時間はかからない。
思ったより早く取材を終えたのでこの神社の名前にも由来している水無瀬川を取材してきました。
またこの水無瀬川、小さな川なのだけど何とも田舎の小川ってな雰囲気でとてもGoodな川でした。
離宮の水の水源もこの川の地下水かも知れない。
水無瀬川の水を実際に手に取り、感じてみないといかん(笑
そんなアホなことを考えながら水無瀬川に到着。
この上流にはサントリー山崎蒸留所がある。
見た感じはかなり水質は良さそうだ。川原に降り、実際に手に取ってみる。
ひんやりと冷たい。季節も秋なので当然と言えば当然か!
近くで見るとかなり美しい。
そのまま飲めそうだ。が、飲んではいない(笑
川の横手には小さな水路が設けられ、その隣には野菜が植えられていた。
きっと美味しい野菜が取れるのだろう。
クリックで動画スタート!
周りを見渡すと何とも言えない田園風景、奥では煙が立ち上り、花が咲き乱れていた。秋らしく赤トンボも無数に飛んでおり、何ともほのぼのした風景だった。
見てるだけでもかなりGood!
お弁当もってハイキングも乙なもの。
もう少し上流に行ってみた。丁度、名神高速道路の高架下付近だ。
高架下はちょっとした広場になっている。車でそのまま入れる。
はっきりいって超教えたくない!
かなりの穴場スポット!BBQするなら最高のロケーション!
BBQは夏もいいけどやはり秋!
季節の旬の食材をBBQしても美味しい。
何より人が少ない上に無料なのが嬉しい。目の前には水無瀬川が流れ、車で入っていける。
すでにBBQしている人達が1組だけ!
きっと地元の人だろう。
少し離れているが下流に行けば仮設トイレも数台設置されていて、高速の高架下なのでタープも必要ない。高架下から離れると日が燦々と降り注ぎ、ガラ空きなのだ!
川の水位も深い所でひざ下くらいなので夏場は川遊びも出来る。流れも早くないので安心して小さなお子さんも入れる。(保護者の注意は絶対必要!)
場所は水無瀬川と名神高速道路の交差している所だけ言っておきましょう。詳しくは上に貼ったリンクを参照して下さい。位置が分かると思います。
この日、見かけたのはBBQしている家族とお弁当持参で川のほとりでランチしている熟年カップルのみ!(ほのぼのと楽しそう)
クリックで動画スタート!
究極の穴場なので誰にも言わないで下さいね(笑
大阪から車で1時間圏内。名神吹田インターから大山崎インターまで約15分、高速下りて約10分、水無瀬神宮で美味しい水を汲んだら、迷わずここでBBQ!静かで無料、しかも周りは山!これから紅葉の季節、きっと何とも美しい風景に変わって行くのでしょう。
久々にほのぼのした取材になりました!
神様、ありがとう!そして教えてくれたサカヤン(土曜日担当)ありがとう!
【水を訪ねて〜大野〜】
【水を訪ねて〜番外編〜】
ナマツウは毎週土曜日!
そろそろ涼しくなってきました!
9月、10月はBBQにはもってこいの季節です。
今回、こだわるのは水です。
あるんですね、大阪にも名水100選に選ばれた美しい水が!
今週はその辺りを詳しくレポートしてきました。
さすがに福井県は自然に恵まれた土地柄、美味しいお水も多いだろう。
しかし大阪にもあったぞ!(教えてくれたのサカヤンなのですが(笑)
(ライターFT)
『水を訪ねて離宮の水 〜大阪編〜 しかも超穴場BBQス
ポット発見!教えたくないけど教えちゃいます!』
普段、何気なく使っている水、人間にはなくてはならないもの。
特に大阪市内には名水と呼ばれる水は皆無・・・
近頃では大阪市水道局がペットボトルに詰めた水道水を販売してるとか。
http://www.water.city.osaka.jp/headline/mizukan.html
まあ蛇口を捻れば水道水は出るのでこの話は置いといて、
確かに大阪市内には湧水、名水と呼ばれる水は皆無。
草木も森も林もほとんど無いコンクリートジャングルですから当然ですね。
でも、大阪市内から車で約1時間走れば、そこには大阪の名水、いや大阪が誇る日本の名水が存在する。
その日本名水百選に選ばれた水がある場所と言うのが、大阪の郊外、京都に近い場所だ。
大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24 水無瀬神宮内にある地下水が名水。
水脈は淀川の支流、天王山を源とする水無瀬川の伏流水で島本町水道の水源としても配水されている地下水と水源を同じとしている。この地にお住いの人々は常に美味しい水を飲料していると言うこと。素晴らしい&羨ましい!
水無瀬神宮内では無料でこの名水を持ち帰る事が出来る。
『離宮の水』と呼ばれ、連日朝早くから境内に水を汲みに来る人々で賑わっている。
場所は名神高速吹田インターから大山崎インターで下り、高槻方面に向かう。国道171号線を少し大阪方面に走れば江川と言う交差点に出る。その交差点を右折すれば上の画像の神社が出てくる。
大雑把だけどこの辺り
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34.88199667&lon=135.67569639&p=%C2%E7%BA%E5%C9%DC%BB%B0%C5%E7%B7%B4%C5%E7%CB%DC%C4%AE%B9%AD%C0%A53-10-24地図サイト
着くとポリタンクを抱えた人がすでに神社に向かっている。
神社入り口に記された立て看板。
上の画像でもわかるように大阪で名水百選に選ばれているのはこの水無瀬神宮『離宮の水』だけなのだ。少し寂しい気もするが大阪唯一のこの名水は守らなければいけない。
色々と取り組みも行われている。
離宮の水保存会も設立され定期的に水質調査や水量などのチェック、離宮の水周辺の清掃活動などを行い、維持管理は徹底されているようだ。
中に入るとすでに名水を汲みに来た人達が並んでいた。
手水舎で手を清めた後、並ぶのが面倒なのか手水舎の水を直接ペットボトルに汲む人も(笑
昭和60年に当時の環境庁から指定を受けたと記されている。
手水舎の上に飾られている認定書
まず手水舎で手を清め、この水を飲んでみた。
さすがに地下水だけあり温度はかなり冷たい。飲んでみるとかなりまろやかな味で軟水だと思われる。事実、神社社務所で訊ねると軟水のようだ。
成分分析
pH 5.8(弱酸性)電気伝導度244us/cmと高い数値を示している。
さらに調べてみると、この神社の地下水は浅井戸で10mほど掘られているようで、ポンプで汲み上げられている。
この辺りはサントリーの山崎蒸留所もあり、水はかなりお勧め出来るのではないだろうか。さらに詳しく話を聞くと、ラーメン屋さんやコーヒー専門店、料理屋、ケーキ屋さん等、あらゆる飲食店の人達がこの名水を汲みに来ていると言う。
美味しいお酒や料理には必ず必要な要素として名水は欠かせないと言うことですね。
この辺りの地形も名水を作る上で条件が重なった地形とも言える。
京都盆地を出た桂川、琵琶湖を発した宇治川、笠置山地を横切って流れ出た木津川の3つの川が合流する地域、その3つが一つにまとまった河が淀川になっている。
その豊富な水脈と水無瀬川の地下を流れる水脈が離宮の水を形成し、水無瀬神宮の境内に汲み上げられていると言う訳だ。この辺りは平安貴族達の別荘地としても有名。
事実、取材に訪れたこの日(10/20)はお茶会(洗心流献華展)も開かれており、お茶がふるまわれていた。
洗心流献華展
見事な花が活けられていた。
クリックで拡大
水は名水百選に認定されるだけあり、かなり美味しい。
先にも述べたが、まろやかでほんのり甘みを感じる。とてもいい水だと感じました。
硬水と軟水
http://www.water.ne.jp/m3050.html
ここにも記述されている通り、軟水は炊飯や和風だしをとるなど日本料理全般、そして緑茶をいれたりするのに適しています。とある。味にこだわる料理人は水にもこだわると言うことですね。
神社では面白いおみくじがあったりして楽しめる。
水占いみくじといい、社務所で何も記入されていないおみくじを購入(¥200)し、神殿前に設置された桶におみくじを浮かべると文字が浮き出てくると言うしかけ。
これは楽しい。水にまつわった神社だけに御利益あるかも!
結果は ”末吉“ でした(笑
神社も歴史ある神社らしくそれほど大きくはないけど、風格漂う神社でした。
まぁ、水を汲みにいっておみくじ引くだけならそれほど時間はかからない。
思ったより早く取材を終えたのでこの神社の名前にも由来している水無瀬川を取材してきました。
またこの水無瀬川、小さな川なのだけど何とも田舎の小川ってな雰囲気でとてもGoodな川でした。
離宮の水の水源もこの川の地下水かも知れない。
水無瀬川の水を実際に手に取り、感じてみないといかん(笑
そんなアホなことを考えながら水無瀬川に到着。
この上流にはサントリー山崎蒸留所がある。
見た感じはかなり水質は良さそうだ。川原に降り、実際に手に取ってみる。
ひんやりと冷たい。季節も秋なので当然と言えば当然か!
近くで見るとかなり美しい。
そのまま飲めそうだ。が、飲んではいない(笑
川の横手には小さな水路が設けられ、その隣には野菜が植えられていた。
きっと美味しい野菜が取れるのだろう。
クリックで動画スタート!
周りを見渡すと何とも言えない田園風景、奥では煙が立ち上り、花が咲き乱れていた。秋らしく赤トンボも無数に飛んでおり、何ともほのぼのした風景だった。
見てるだけでもかなりGood!
お弁当もってハイキングも乙なもの。
もう少し上流に行ってみた。丁度、名神高速道路の高架下付近だ。
高架下はちょっとした広場になっている。車でそのまま入れる。
はっきりいって超教えたくない!
かなりの穴場スポット!BBQするなら最高のロケーション!
BBQは夏もいいけどやはり秋!
季節の旬の食材をBBQしても美味しい。
何より人が少ない上に無料なのが嬉しい。目の前には水無瀬川が流れ、車で入っていける。
すでにBBQしている人達が1組だけ!
きっと地元の人だろう。
少し離れているが下流に行けば仮設トイレも数台設置されていて、高速の高架下なのでタープも必要ない。高架下から離れると日が燦々と降り注ぎ、ガラ空きなのだ!
川の水位も深い所でひざ下くらいなので夏場は川遊びも出来る。流れも早くないので安心して小さなお子さんも入れる。(保護者の注意は絶対必要!)
場所は水無瀬川と名神高速道路の交差している所だけ言っておきましょう。詳しくは上に貼ったリンクを参照して下さい。位置が分かると思います。
この日、見かけたのはBBQしている家族とお弁当持参で川のほとりでランチしている熟年カップルのみ!(ほのぼのと楽しそう)
クリックで動画スタート!
究極の穴場なので誰にも言わないで下さいね(笑
大阪から車で1時間圏内。名神吹田インターから大山崎インターまで約15分、高速下りて約10分、水無瀬神宮で美味しい水を汲んだら、迷わずここでBBQ!静かで無料、しかも周りは山!これから紅葉の季節、きっと何とも美しい風景に変わって行くのでしょう。
久々にほのぼのした取材になりました!
神様、ありがとう!そして教えてくれたサカヤン(土曜日担当)ありがとう!
【水を訪ねて〜大野〜】
【水を訪ねて〜番外編〜】
ナマツウは毎週土曜日!