関西に住んでいても中々足を踏み入れない場所や、知っていても行った事がなかったり、Ｄｅｅｐな人の溜まる場所であったりと様々なＤｅｅｐな関西を紹介するＤｅｅｐ関西！
今週は『軍艦アパート・消え行く歴史』をお送り致します。
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┃『軍艦アパート・消え行く歴史』
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軍艦アパート、一体これはなんぞや？
名称もさる事ながら、実際のこの集合住宅は大阪市浪速区にある日本で初めて建てられた、言わば市営住宅なのだ。
http://www.ytv.co.jp/ns/special/bn/2006/02/060227.html
ここにニュース動画がありますのでお時間のある方は是非、ご覧下さい。
ネットでもTVでも取り上げられているのに今さら、何故？
そうなのです。オレの母親はここで生まれ育ったのです。
オレも小さい頃、祖母が亡くなるまで住んでいたのでよく訪れていました。
つい最近、ヤフーブログを始めたのですけど、そのブログでモノクロ画像をUPしている『クロシカ』さんという方はブログのトップ画像に使っておられました。もう、20年も訪れていなかったので完全に『軍艦アパート』の事は忘れていました。
最初見た時は香港のスラム『クーロン城』と思いました。
すぐに気がついたのですが、あまりの懐かしさに涙がこぼれそうになってしまいました。
色々なエピソードがありました。あまり楽しい思い出ばかりでは無いのですが、オレにとってはかなり重要な場所だと感じております。
建てられた当初はモダン建築だったようです。
とても人気のある集合住宅だったようです。家賃も当時のままの￥２００のままでした。（オレの母親談）
集合住宅なのに醤油の貸し借りや、子供の面倒などは全て隣近所でやっていた、古き良き”人情”の残る集合住宅だったようです。
現在は残念ながら老朽化の為、立ち入り禁止になっている。
今年の末には取り怖しが決定している。
ここはクーロンでは無い。
日本なのだ！しかも大阪市内なのだ。
廃墟感が何とも言えない・・・
小さな頃、祖母に逢いに行く為、よくここを訪れた。
母と父がケンカをした時もここだ。母はあまりオレをここには連れて来たがらなかった。今でもこの『軍艦アパート』の話をするとあまり多くを語らない。母なりのコンプレックスのような物だと思う。
小さい頃、この入り組んだアパート内部でよく探検したものだ。
あまりいい思い出は無い。したがってオレ自身、この『軍艦アパート』の事すら忘れていた。ヤフーブログを始めるまでは・・・
築75年の歴史が独特のフンイキをかもしだしている。
忘れていた事を随分思い出した。ここを訪れる時は決まって両親のケンカが多かった。今では笑い話だけど。
撮影している時、何人かの人に声をかけられた。
同じようにここを撮影している人だ。
情報交換なんかをしながら連絡先を教えあったりとここでも人情を感じた。全く、嬉しい限りだ。
うえから見た全体図
まさにここはクーロン城と間違えても仕方ない（笑）
とても複雑な気持ちだ。
やはり取り壊されるの寂しい。
皆さんも取り壊される前に一度、目でみて下さいね！
何とも不完全燃焼な本日のデイリーSKIN、Deep関西でした！
来週は秘密です！
ﾋﾋﾋ！
お楽しみに！
今日から３０日までＴシャツのグループ展です。
もしお時間がよろしければ是非覗きに行ってください。
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お知らせまで。
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