2009年 飛田新地で働いてた女 5 最終話 :: デイリーSKIN

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[2009年12月01日00時00分00秒]
2009年 飛田新地で働いてた女 5 最終話

飛田新地で今年の6月まで働いていたYさんのお話になります。

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(ライターFT)

 2009年 飛田新地で働いてた女 5 最終回


Yさんが飛田新地で働く事になった経緯はお話してきました。

今回が最終回となります。

ホストだった彼の為の借金返済、しかも闇金。

当時のことをYさんはこう言っていました。

「きっともっといい方法があったかも知れません。でもあの時はきっと自暴自棄になっていたと思います。でも今は普通の女性が出来ない経験が出来たと思います。

この経験は自分にとってもいい経験と今ではそう考えています。」


明るい表情でそう言ってくれたYさん。

前向きな彼女の過去に壮絶な過去があったなど、彼女の現在の表情からは全く読み取ることが出来ないほど、彼女の表情は明るく考え方も前向きに感じました。とても魅力的な女性だと思います。

現在彼女は司法書士を目指して猛勉強中とのことです。

飛田新地での彼女から聞いた話の中で、一番驚いたのが大多数の女の子達は自分の意思で働きに来ているとのことでした。

Yさんのようなケースは稀とのことです。

しかし日本でも有数の艶街、レベルの高さは飛田新地に訪れた人ならお分かりだろう。どんなに美しい女性でもここで稼ぎ、トップレベルの遊女になるにはやはり熾烈な競争が待ち受けている。

前回のデイリーSKINでもお伝え致しましたが、ここの女性達はお客さんを逃さない為の努力は惜しまない。

ただ単に店先で座っているだけではない。


Youtube動画がありましたので貼り付けます。

手を変え品を変え、頭を最大限に捻りお客さんをゲットしている。考え方一つで大きく稼げるが何の考えもなければ稼げるには稼げるらしいが後が続かなく、リピーターになるお客さんも付かないという。


簡単に稼げるほど、飛田新地は甘くはないということ。

しかし店での数年間、Yさんは充実した毎日だったという。

見る見るうちに減っていく借金、その額が減るにつれ、さらにどうすればお客さんに喜んでもらえるかを考えたという。

最後にYさんにこんな質問をしてみました。



「またお金がなくなれば飛田で働きたいと思いますか?」

Yさん
「2度とこの街では働きたくないですよ。確かに働いている時の店の人やお客さん、いい人が大半だったけど、中には危険な香りのする人も少なくはなかったです。あんな想いは2度とゴメンだし体を売って収入を得るには歳もとりましたしね、妖怪通りしか雇ってくれるお店ないですよ(笑」




またケラケラと明るく笑いながらいうYさん。

本当にこの素敵な女性が飛田新地のお店で働いていたのかというくらい、美しく明るくすれた感じのしない女性でした。

他にここで働いている友達の女性などは、危険なお客さんに怪我させられた事もあるという。

もちろんお店は彼女達を守ってはくれるけど、部屋の中は密室状態、何があってもおかしくないとのこと。

中にはストーカーに転ずるお客もいるようです。



彼女達、飛田新地で働いている女性たちは、何も考えずに働くだけではなく、そういった危険も付いて回るのも事実なんです。

家まで付いてこられ、引越しを余儀なくされた子も少なからずいるとのことです。自己防衛も最重要課題でその意識が少ない女の子は結構危険な目にもあっているようです。

人には様々な考え、行動、状況があります。

今回のYさんのお話を聞くことが出来ました。

Yさんなりの理由、行動、前向きな考え、Yさんと話をしている時に何度かある言葉を聞きました。その言葉がとても印象的でした。

「私、いやな事があってもいい方に考えるんです。飛田で働く事になった時も、こんなのもアリかなって。一生は一度だけですもん、やりたいように、生きたいように生きないと死んでるのと同じじゃないですか」

本当に素敵な言葉ありがとう。

司法書士、頑張って下さい。

ではまた来週!













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