異常気象は海水温の上昇、アマゾンの森林が異例のスピードで消失している件と関わりはあるのか。温暖化はウソではない進行している。
(ライターFT)
2020年8月は異常な気温だった。原因はラニーニャ現象ということは分かっている。
海水温が高温になり、7月に台風がなかったこともあり、台風は凶悪な規模の台風に。気温も9月の前半に35°を超える猛暑、まさに殺人的な暑さだったと思えば、コロラドでいきなりの銀世界、何もかもが異常であるのだ。
そして2020年の冬は一体どうなるのか?
ラニーニャの年は大雪になると言われているが、災害級の豪雪になるのだろうか?
1. はじめに
2013年1月23日、一橋大学一橋講堂中会議場において、第5回温暖化リスクメディアフォーラムが開催された。本フォーラムは、地球温暖化にかかわる研究者と温暖化を報道するメディア関係者が集まり、最近の温暖化科学に関する話題提供と参加者による意見交換の場をもつことを目的として、2009年3月の第1回から年1回行われている。
2011年度までは環境省環境研究総合推進費S-5の一環として開催されていたが、S-5の終了にともない、2012年度からは文部科学省気候変動リスク情報創生プログラムが引き継ぐ形で、同プログラムの一環として開催された。
今回は「地球温暖化は進行しているのか? ―最近の疑問にお答えします―」と題し、長期的な気候変動の中での近年の気温変動傾向の捉え方や、中長期的な太陽活動や北極海の海氷の変動等、地球温暖化を取り巻く最近の疑問について、気候学の立場から議論した。参加者は研究者とメディア関係者合わせて60名程度であり、研究者の割合がやや多かった。
(1) 近年、地球温暖化の傾向が鈍っている
ご存じのとおり、地球の気温は20世紀の100年間で約0.7℃上昇しているが、大気中の温室効果ガス濃度は増加し続けているにもかかわらず、2000年頃からは明瞭な温暖化の傾向が見られない。
このような温暖化の傾向が鈍っている期間のことを、「空白、裂け目、活動休止」などの意味をもつ英語を用いて「hiatus」と呼んでいる。木本教授によれば、観測された「hiatus」は10年程度の期間にわたっているが、同程度の「hiatus」は過去にも観測されたことがあり(例えば1950年頃など)、驚くほどのことでは決してない。
今回の「hiatus」をもたらした原因については諸説あり、後述する太陽活動の低下なども原因の一つである可能性は否定できないが、温室効果ガス濃度の増加による加熱を相殺するためには量的に不足しており、大気や海洋など気候システムを構成する要素間の相互作用による気候の揺らぎ(内部変動)によるとする説が有力である。
ただし、その詳細なプロセスやメカニズムについてはまだよくわかっていない。複数の気候モデルによる長期積分結果では、観測された「hiatus」を必ずしもよく再現できているとは言えないものの、観測データで初期値化した数十年程度の近未来予測実験では、観測された「hiatus」の再現性が向上している。
🌟「地球温暖化は進行しているのか?」研究者とメディア関係者の対話
2013年1月23日、一橋大学一橋講堂中会議場において、第5回温暖化リスクメディアフォーラムが開催された。本フォーラムは、地球温暖化にかかわる研究者と温暖化を報道するメディア関係者が集まり、最近の温暖化科学に関する話題提供と参加者による意見交換の場をもつことを目的として、2009年3月の第1回から年1回行われている。
2011年度までは環境省環境研究総合推進費S-5の一環として開催されていたが、S-5の終了にともない、2012年度からは文部科学省気候変動リスク情報創生プログラムが引き継ぐ形で、同プログラムの一環として開催された。
今回は「地球温暖化は進行しているのか? ―最近の疑問にお答えします―」と題し、長期的な気候変動の中での近年の気温変動傾向の捉え方や、中長期的な太陽活動や北極海の海氷の変動等、地球温暖化を取り巻く最近の疑問について、気候学の立場から議論した。参加者は研究者とメディア関係者合わせて60名程度であり、研究者の割合がやや多かった。
(1) 近年、地球温暖化の傾向が鈍っている
ご存じのとおり、地球の気温は20世紀の100年間で約0.7℃上昇しているが、大気中の温室効果ガス濃度は増加し続けているにもかかわらず、2000年頃からは明瞭な温暖化の傾向が見られない。
このような温暖化の傾向が鈍っている期間のことを、「空白、裂け目、活動休止」などの意味をもつ英語を用いて「hiatus」と呼んでいる。木本教授によれば、観測された「hiatus」は10年程度の期間にわたっているが、同程度の「hiatus」は過去にも観測されたことがあり(例えば1950年頃など)、驚くほどのことでは決してない。
今回の「hiatus」をもたらした原因については諸説あり、後述する太陽活動の低下なども原因の一つである可能性は否定できないが、温室効果ガス濃度の増加による加熱を相殺するためには量的に不足しており、大気や海洋など気候システムを構成する要素間の相互作用による気候の揺らぎ(内部変動)によるとする説が有力である。
ただし、その詳細なプロセスやメカニズムについてはまだよくわかっていない。複数の気候モデルによる長期積分結果では、観測された「hiatus」を必ずしもよく再現できているとは言えないものの、観測データで初期値化した数十年程度の近未来予測実験では、観測された「hiatus」の再現性が向上している。
🌟「地球温暖化は進行しているのか?」研究者とメディア関係者の対話
地球環境研究センターの記事は2013年時点のもの。
勿論、専門家が予測しているのだが、これだけ猛暑が続くと温暖化は進行しているとしか思えなくなってくる。
デイリーSKINでも太陽活動の低下で温暖化どころではなく、寒冷化(マウンダー極小期)になるのではという話をしていましたが、上記サイトを見るとどうやら太陽活動の低下は軽微という段階で、大きな変化はなさそう。
驚くべきは
このままのペースでいけば、2030年〜2040年頃には夏の北極海の海氷がなくなってしまう恐れがある。
これは日本にとっても大きな問題だ。
ロシア北西部の北極海沿岸部に位置するバレンツ・カラ海上での局所的な大気循環の変化により、ユーラシア大陸上のシベリア高気圧に寒気が蓄積され、日本を含む東アジア域に寒波や豪雪をもたらしていると考えられる。
こうした研究者の予測は温暖化が確実に進行しており、近年の気候変動を引き起こしているということになる。
ただ地球温暖化がなくても、こうした気候変動はあり得るという話もしている。
昨日のデイリーSKINでもお話ししましたが人間が起こしてしまった森林破壊が連鎖的にCO2を増やしているのは事実だろう。
アメリカと同じ程度の森林を作れば、温暖化は解消するというのは、世界が一つになればできる様な気がする。
難しい問題だとは思うけど、各国のリーダー達がリーダーシップを取らないと変わらないということです。
アメリカやブラジルの大統領の様に、自然を軽視するリーダーはもう要らない、そんな風に考える今日この頃です。