香港デモで起こっている事 香港の自由さを取り戻す事件 いつまでこの混乱は続くのか
(ライターFT)
いまやデモは常態化?
中国の司法制度に対する不信感だ。
小さな店がひしめき、道に迷い込むと露店や市場などが突如現れるのが九竜半島側。例えるならば、下町か。多くの観光客が買い物や散策を楽しむエリアでもある。
デモは、当初は政府機関のある香港島側に限定されていたが、今では、九竜側にも広がっている。
🌟香港デモが続くワケ。庶民のホンネは?〜「まともな人ならデモに行っている!」
中国の司法制度に対する不信感だ。
小さな店がひしめき、道に迷い込むと露店や市場などが突如現れるのが九竜半島側。例えるならば、下町か。多くの観光客が買い物や散策を楽しむエリアでもある。
デモは、当初は政府機関のある香港島側に限定されていたが、今では、九竜側にも広がっている。
🌟香港デモが続くワケ。庶民のホンネは?〜「まともな人ならデモに行っている!」
事の発端は「逃亡犯条例」の施行をめぐっての大規模なデモ。中国政府に対しての抗議行動だ。成立すれば、当局は特定の犯罪の容疑者を香港から中国本土に送還できるようになる。これを阻止するための抗議デモとなるのだが、香港の人たちは香港にいる全ての人が中国本土の司法制度の対象となり、恣意(しい)的な拘束や拷問にさらされかねないという中国に対する批判的なデモになる。
これは香港では民意が反映されにくい間接選挙もどきの制度が一つの原因になっている。香港の行政長官は1200人の委員で構成される選挙委員会が選出する。まず選挙委員を選び、委員らによる選挙で行政長官を決めるという二段構えになっている。
選挙委員を選ぶのは一般市民ではなく、産業界の代表や立法会議員、区議会議員、全国人民代表大会(全人代、中国の国会に相当)香港代表、中国人民政治協商会議(政協)香港地区委員などの限られた人々が選ぶのである。
民意が反映されていない選挙制度といえる。選挙自体が出来レースだとも言われている。中国政府が決めた行政長官が選ばれるような選挙制度なのだ。
こうした中国の思惑に対し、香港の人達は、若者を中心にNoを突き付けているのだ。
中国が悪いのではなく、中国共産党が問題なのだ。漢民族として香港に住む人達は中国共産党を信じていないのだ。
現在の中国共産党は、「習近平思想」を指針として党規約に盛り込むことが全会一致で承認され、習近平の権力はさらに強化され、一党独裁ではなく、習近平の独裁体制が始まろうとしている。
学校の生徒たち、大学生、国営工場の職員たちは9000万人の党員たちと同様に新時代の中国の特色ある社会主義に関する「習近平思想」を学ばなくてはならない。
非常に怖い思想です。
香港人はウイグル人が迫害されている事などを知っているのです。
中国の拷問や虐待は現在でも続いています。香港人たちが立ち上がったのは、こうした中国共産党のやり方を知っているからです。
我々日本人は、香港のデモをどう考えていけば良いのか、じっくりと感がないとならないですね。