(ライターFT)
スタッドレスタイヤを履き雪道をぶっ飛ばしたい 2
一度、新潟県にある誰もいないスキー場の駐車場で、こんなことをしたことがありますが、非常に面白かったです。
スタッドレスタイヤは雪道には強いですが、凍結には弱いです。
元々はスパイクタイヤというのが雪道の定番でしたが、道路を傷つけ、ボコボコになったり、センターラインや停止線が剥がれたり、削られたアスファルトなどの粉じんによる環境汚染や健康被害などと危険なので全面禁止になりました。
このスパイク部分(スタッド:鋲)をなくしたタイヤをスタッドレスタイヤと呼びます。
主にノーマルタイヤに比べて深い溝と、サイプと呼ばれるブロックの中に刻まれた細かい溝がそれぞれ雪を噛むことでタイヤのグリップを得ることが可能となります。低温でもしなやかなゴムを使ったり気泡を含ませたりすることで、吸水して接地性を高める、引っ掻き効果のある材質を混ぜるなど、タイヤメーカー各社による技術開発が進み、雪を掻くことができる機能を持たせることが可能となり、雪道では欠かせないタイヤになりました。
タイヤが滑る理由は水の膜が原因です。
スタッドレスタイヤは、この水の膜を取り除く性能を備えています。
氷が融けてできる水が、氷の上に水の膜をつくるため、水の膜が、氷とタイヤの間に入って、タイヤを滑らせます。水の膜を取り除いて、路面にタイヤを密着させるので、滑りにくくな流という仕組みになります。
さらに柔らかいゴムを使用することで、路面の凸凹に合わせて密着させることで雪道でも滑りにくいタイヤになっているという訳です。
スタッドレスタイヤは、摩耗して溝深さが50%以下になるとスタッドレスタイヤとしての性能が低下するため、積雪路または凍結路走行時の溝深さ使用限度は新品時の50%まで(プラットホーム露出)と規定されています。
これで雪原をぶっ飛ばすと、かなり気持ちいいですね。
一度でいいのでやってみたいです。