(ライターFT)
美しすぎるプロスノーボーダー2
スノーボードの歴史の中で、グレイグ・ケリー以降、多くのレジェンドスノーボーダーが誕生します。
中でもテリエ・ハーコンセンというノルウェーのプロが世界的に有名です。
1992年にクレイグ・ケリーとバトンタッチしたように、大会で勝ちまくります。それは、誰が見ていても圧倒的な技術と高さがテリエの特徴でした。
とにかくありえないエアーの高さなのです。
現在はこれくらいのエアーを出す選手も増えましたが、それでも異常な高さです。当時、こんなに高さを出せるライダーはいませんでした。テリエの半分も出せれば、優勝でした。
クォーターパイプで世界最高ジャンプ、9.8メートルを記録。
テリエが世界記録を叩き出した映像です。
当時は誰もがテリエを神と崇め、誰もが髪を目指したのです。
クレイグ・ケリーもテリエ・ハーコンセンもスタイルを重視しています。
テリエはオリンピックを快く思わず、クレイグはバックカントリーの魅力を世間に広め、当時のプロライダー達が重視したのは「スタイル」です。
そしてテリエと同時期に活躍した若いライダー達が続々と生まれました。
アートや音楽など幅広いジャンルで多彩なを才能を発揮するジェイミー・リンのスノーボードスタイルはcoolそのものでした。コンテストがメインだったスノーボード界でしたが、テリエ達がスタイルを重視した事で、コンテストではなくムービー(動画)中心にランディングスタイルを確立してゆきます。
よく来日もしており、栂池のイベントで彼の生ランディングを見たことがありますが、気さくで、サインを求める長蛇の列にも嫌な顔一つせず、応じていました。ナイスガイです。
90年代を代表するプロライダーです。
ボードは彼のオリジナルデザインが多く、どれも個性的なデザインばかりです。
ジェイミーはバートンではなく、リブテクノロジー(リブテック)というスノーボードブランドからサポートを受け、自ら開発や板のデザインも手がけていました。
近年はボルコムの商品をデザインしていたりと現在でも活躍しています。
ジェイミー以降は、彼らを目標としたスノーボーダーが続々と登場します。