(ライターFT)
少子化対策を諦めた日本 シリーズ2
少子化で我々はデメリットばかりの記事や将来の不安を目にしてしまいます。
しかしメリットもあるのです。
一つは労働力が失われていくことで、効率化が図られてきます。効率化だけではなく、生産性の向上を目指すことになります。生産性の向上とは、効率化とは少し異なり、今まで3人でやっていた仕事を1人で行うということになります。
大規模な企業なら、10人で行っていた仕事を1人か2人で行う事で、人件費の大きな節約になるという事です。簡単にいうと、機械と人間を置き換えるという事です。まだ製造業だけに限られていますが、街でよく見かけるのは飲食店の券売機です。
これは完全にレジ業務がなくなっています。
もちろん、客はわざわざ券売機で購入しないとならないという煩わしさはあるにせよ、人件費の節約にはなるでしょう。その分、店員さんはお釣りの間違いや、レジ業務から解放され、少ない人数で店舗運営ができます。
先日、近くのショッピングモールでリンガーハットでランチをしたのですが、チャーハンは調理師が調理しておらず、大きな回転する釜が、チャーハンを炒めていました。
それでもなかなか美味しかったです。
このほとで不足の中、すでに調理の機械化は始まっています。
飲食店に行くと、タッチパネルがテーブルに備え付けられ、料理は配膳ロボットが運んでくる。
そんな未来はもう来ています。
勤務シフトも問題なく、文句も言わない、メンテナンスは必要でしょう。しかし経営者にとっては設備投資する事で、人件費がなくなるというのは大きなメリット、従業員にとってもメリットは大きいでしょう。
これで、現在のような格差賃金がなくなれば、人間にとって余裕が生まれるでしょう。一番難しいのはここですが、法規制などを行う事で、一気にこうした技術は発展するでしょう。
飲食店で働けなくなった人達は、ロボット産業が発達し、この産業に伴う求人が多くなるでしょう。
そして人間が接客する店舗は高級店のみとなるでしょう。
調理をする人が生き残るためには、さらに調理技術を上げなければならなくなります。