(ライターFT)
時代は4k テレビの未来
最新のテレビは4K映像が基本ですね。画面は液晶からさらに薄い有機EL画面になり、大型化しているのが現状です。
美しく見るためにはディスプレイの性能を知っておくことが必要です。液晶ディスプレイ(直下型・エッジ式)と有機ELディスプレイがありますので、まずは違いを知っておきましょう。
直下型は、液晶全体にLEDを搭載しています。LEDの量が多い分、液晶自体には厚みが出てしまいますが、場面やシーンごとの明暗部分の対比が段違いに良いのが特徴になります。高画質をメインに考えたいのであれば、直下型の液晶ディスプレイです。デメリットは電気代が少しかかるということです。
小型・薄型・低価格なら「エッジ式液晶ディスプレイ」
エッジ式は、縁だけに明るいLEDを搭載して画面を光らせる方式で、小型化・薄型化できる点と、省エネ性能が高いのが特徴になります。画質を選ぶなら絶対に直下型です。
そして最新型のモニターは有機ELです。有機ELは、バックライト(LED)が不要になったため、軽量化と薄型化を可能としており、液晶ディスプレイの約8分の1の薄さを実現しています。問題は価格と寿命です。液晶ディスプレイに比べると寿命性能が悪いのがデメリット、しかし黒を完全に表現できるディスプレイと言われるだけあり、これからは有機ELの時代が必ず来るでしょう。寿命も性能もさらに上がっていくのでしょう。
インターネット接続が当たり前になってきているので、テレビの楽しみ方が無限に増えています。
もう、どの番組を見れば良いのか、テレビを見る時間がなくなるくらいに、番組の選択肢も増えていますね。
ついこの前まで、テレビはこんなでした(笑
ほんの50年前にテレビのカラー放送が始まり、ブラウン管テレビから液晶、そして有機ELディスプレイに進化しています。有機ELに至っては、ディスプレイが曲げられるのも特徴ですね。
プロジェクターというのが発売された時、未来のテレビは全てプロジェクターになるのでは無いかと思いました。最近のプロジェクターはかなり画質にも向上されています。
選択肢が増えた現在、どんなスタイルでテレビ鑑賞するかでも選ぶディスプレイも違ってきますね。
(ライターFT)
20年後のテレビの未来
今から20年前、液晶テレビ、ブラウン管テレビから薄型テレビに移行してきました。今ではブラウン管テレビを見ること自体難しくなってきています。さて、2030年代にはテレビはどうなっているのでしょう。
すでい時代は4K、そして8Kの時代ですが、地上デジタルテレビ放送が4K・8Kに対応していないし、今後も当面は対応できないというのが放送業界では常識になっているらしいのです。一般の地上デジタルテレビ放送で4K・8Kという綺麗な映像を見ることはできないということらしいのですが、これは一体どういうことなのでしょう。
地上波が4kに対応できていないというのが理由のようですが、BSが2020年代に順次対応していくそうです。
簡単にテレビ業界のことを考えてみましょう。
番組を運営している放送局、放送局を支えているのはスポンサー、つまりテレビは何のためにあるのか?
物を売るためのツールに過ぎないのです。
物を売る媒体ということになりますが、私たちが毎日何気無く見ているテレビですが、知らないうちに脳に商品がインプットされ、毎日の消費行動に非常に大きな影響を与えています。
この簡単でシンプルな仕組みを知ったは、今から30年近く前のことです。
当時、私はバンドマンでした。
関東では「イカすバンド天国」なる番組が放送され、関西でも似たような番組が放送され、80年代から90年代にかけて空前のバンドブームが始まりました。
当然、音楽をしていた私も番組に出演することになったのですが、テレビに出演する前のライブ動員数は50前後を推移していたのですが、テレビ出演した後、ライヴ動員数は5倍以上に増えました。
これは大勢の人、指向性のある人たちに対して非常に効果のある宣伝になると気がついたのです。しかもたった1回の出演でです。
時代は変化し、テレビの宣伝効果が減りつつあります。
PCやスマートフォンの登場です。
常に時代は移り変わっています。
もちろん、IT業界に注目して会社を運営している企業家たちは新しい大衆伝達ツールとして携帯電話やPCもフル活用し、さらに大きな効果のあるテレビという媒体もフル活用します。
現在のテレビが持っている理由としては、新しい媒体である携帯電話やPCをあまり使わないからです。2015年で55歳以上の中高齢者が2025年になると、新たな高齢者が増えることになり、携帯電話やPCをあまり使わない年齢層も減ると予測されます。
テレビは今以上にネットと新たに出てくる新媒体と連携し、物を売ってくるでしょう。
携帯電話もPCも物を売るツールに過ぎないのです。
そこに番組というコンテンツを仕掛け、そこでトレンドや話題を作り出し、手を替え品を替え物を売る仕組みを作っているのです。
(ライターFT)
20年後のテレビの未来 2
平均的なアメリカ人は、1年の2ヶ月分の時間をテレビを見るのに使っているそうです。日本人は人にもよりますが同じくらいか、もっと見てるかもですね。
番組は物を売るための媒体に過ぎない。
このことを考えると、何のために番組が制作されているかがよく理解できます。
物を売りたい人が、その指向性に合わせた番組のCMとして物を宣伝するのです。
子供番組を見ている人は、そのCMコンテンツを見ると指向性は理解できますね。子供番組のCMは玩具メーカーやゲームメーカーのCMばかりですね。
夜のドラマなら化粧品やその他の関連商品のCMが多いですね。
見たい番組があれば、そのCMは指向性に合わせた商品情報が自動的に流され、私たちの潜在意識に自動的に植え付けられてしまいます。流石に物が溢れているので、私たちの脳も何を買えば良いかという選択肢が与えられていますが、基本的には日用品であれば、無造作に物を買います。
テレビの未来はこうしたことを考えていくと、自ずと見えてくるのではないかと考えています。
物を売りたい人がいないとテレビは成り立たないということです。携帯電話やPCの登場で、テレビの役割は減っていますが、20年や30年では大きな変化は無いのではと思っています。
ネットの記事を見ていると、広告媒体の予算はテレビから携帯、PCと全体量は分散しています。しかしより大きな宣伝効果を産むならテレビ、携帯、ネットという媒体をフル活用する事でさらに物は売れていくでしょう。
こうした実情を考えると、よりやすい制作費で、より高い効果を得るにはどうしたら良いかということを考えて行かなければならないのです。テレビと携帯とネットに広告料を支払わないとならないので、企業は広告費を分散するでしょう。
各媒体はできるだけコストを減らし、利益を出さなければなりません。
低価格で人気のあるコンテンツが必要になります。
お笑い番組が流行っている原因はここにあります。
製作者側はあまり考えなくても、面白い芸人を起用するだけで、内容は別として面白いコンテンツが簡単に出来上がるからです。
こうした物を売る事情が続く限り、メディア媒体は進化し続けるはずです。
ここ10年で携帯電話の進化は凄まじい勢いです。
もちろんPCもです。
そしてテレビの進化も4k、8kと進化は止まりません。
映像解析度が上がれば上がるほど、商品の詳細がより視聴者に伝わります。
4k、8kの先を考えた時、ホログラムという技術が考えられます。
2030年代のメディア媒体は、テレビ、携帯、PCを駆使したホログラム技術が進化するのではないかと考えています。