(ライターFT)
20年後のテレビの未来 2
平均的なアメリカ人は、1年の2ヶ月分の時間をテレビを見るのに使っているそうです。日本人は人にもよりますが同じくらいか、もっと見てるかもですね。
番組は物を売るための媒体に過ぎない。
このことを考えると、何のために番組が制作されているかがよく理解できます。
物を売りたい人が、その指向性に合わせた番組のCMとして物を宣伝するのです。
子供番組を見ている人は、そのCMコンテンツを見ると指向性は理解できますね。子供番組のCMは玩具メーカーやゲームメーカーのCMばかりですね。
夜のドラマなら化粧品やその他の関連商品のCMが多いですね。
見たい番組があれば、そのCMは指向性に合わせた商品情報が自動的に流され、私たちの潜在意識に自動的に植え付けられてしまいます。流石に物が溢れているので、私たちの脳も何を買えば良いかという選択肢が与えられていますが、基本的には日用品であれば、無造作に物を買います。
テレビの未来はこうしたことを考えていくと、自ずと見えてくるのではないかと考えています。
物を売りたい人がいないとテレビは成り立たないということです。携帯電話やPCの登場で、テレビの役割は減っていますが、20年や30年では大きな変化は無いのではと思っています。
ネットの記事を見ていると、広告媒体の予算はテレビから携帯、PCと全体量は分散しています。しかしより大きな宣伝効果を産むならテレビ、携帯、ネットという媒体をフル活用する事でさらに物は売れていくでしょう。
こうした実情を考えると、よりやすい制作費で、より高い効果を得るにはどうしたら良いかということを考えて行かなければならないのです。テレビと携帯とネットに広告料を支払わないとならないので、企業は広告費を分散するでしょう。
各媒体はできるだけコストを減らし、利益を出さなければなりません。
低価格で人気のあるコンテンツが必要になります。
お笑い番組が流行っている原因はここにあります。
製作者側はあまり考えなくても、面白い芸人を起用するだけで、内容は別として面白いコンテンツが簡単に出来上がるからです。
こうした物を売る事情が続く限り、メディア媒体は進化し続けるはずです。
ここ10年で携帯電話の進化は凄まじい勢いです。
もちろんPCもです。
そしてテレビの進化も4k、8kと進化は止まりません。
映像解析度が上がれば上がるほど、商品の詳細がより視聴者に伝わります。
4k、8kの先を考えた時、ホログラムという技術が考えられます。
2030年代のメディア媒体は、テレビ、携帯、PCを駆使したホログラム技術が進化するのではないかと考えています。