暖房を考える まとめ :: デイリーSKIN

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[2018年10月13日00時00分00秒]
暖房を考える まとめ



(ライターFT)

暖房を考える 石油ファンヒーターとエアコン


 10月に入り、ようやく涼しくなりました。

 皆さん、気温の変化で体調はいかがですか?温度差が激しくなる季節ですので、体調管理も難しい季節です。

 さて、少し早いかも知れないですが、暖房を考えて観ましょう。

 まずは効率の良い、光熱費の安い暖房を考えて観ましょう。購入費用は別として、電気、ガス、灯油として一番コストが安いのは、電気、エアコンがが一番安いといわれています。今日は色々な暖房器具のメリットとデメリットを考えていきたいと思います。

 

 10畳用のエアコンですと消費電力は1000W前後のものが多いですので、1000Wで計算したいと思います。
 1000÷1000×8時間×22円=176円
 1ヶ月に換算すると17.6円☓30日=5280円
 エアコン1ヶ月の使用料は、5280円という結果となりました。

 1日8時間使用したとすると、1日の灯油消費量は1.44L前後。これを1ヶ月に換算すると使用料は、約43.2Lとなります。灯油代は地域や季節によって変動しますが、ここでは1L=130円とします。すると1ヶ月の灯油代は、約5616円となります。

 さらに電気代を含めると、消費電力は、点火時と燃焼時で異なりますが、1kWhあたりの電気料金単価は、全国平均の22円とします。

 100W÷1000×8時間×22円=17.6円
 これを月に換算すると17.6円×30日=528円、
 石油ファンヒーターの灯油代と電気代を合わせると、月にかかる使用料は6144円となります。

 しかし実際はエアコンの方が全体の自宅の電気代も全て含まれているので、高く感じてしまいますね。でも暖房器具だけで考えるとエアコンがコスパは安いという結果になりました。

 

 さて、石油ファンヒターのメリットとデメリットを考えて観ましょう。

 石油ファンヒーターとは、液体である灯油を一度細かな粒にして、それを燃やして空気を暖める暖房具になります。暖められた空気を電気を使ってファンで風を起こすことで部屋全体を暖めるという仕組みになっています。

 席ゆうファンヒターのメリットは、温まるのが早いというところでしょう。

 温度調節やタイマーセットができる。
 部屋全体を暖めることができる。
 場所の移動ができる。
 ランニングコストが意外と安い
 石油ストーブに比べ安全性が高い。
 エアコンより乾燥しにくい

 場所の移動ができると言うのは最大のメリットかも知れないですね。灯油を燃焼させる時に、水分が出るので乾燥しないというのも利点です。パワーが高くコスパもよく、安全性と機動力を兼ね備えた暖房器具といえます。

 デメリットはないの?

 

 もちろんデメリットもあります。

 多少なりとも臭いはある
 灯油の補充や準備が面倒
 まめなメンテナンスが必要
 定期的な換気が必要
 ホコリが舞いやすい
 灯油の値段にコスパが左右される
 マンションでは使えない場合もある

 こんなところでしょう。

 安全性を考えるのあればエアコンですが、使い勝手の良さを考えると石油ファンヒターターに部があります。エアコンは設置場所が固定されていますが、石油ファンヒターは設置場所を選びません。コンセントと灯油さえあれば移動可能です。ライフスタイルの合わせた選択が必要ですね。

 エアコンが部屋を暖める原理は、液体が蒸発して気体になる時にまわりから「熱」を奪う性質と、気体に圧力をかけると「熱」を放出しながら液体になる性質を利用して温度を調節しています。汗が、気化するときに体温を下げるのと同じ性質になります。これは、ヒートポンプと呼ばれるもので、「熱」には、多いところから少ないところに移動するという性質もあり、「冷媒ガス」の気化熱・凝縮熱を利用して、周辺の空気と「熱」のやり取りを行うのです。中と外の空気中にある「熱」だけを移動することで部屋の温度の上げ下げを行っています。

 

 暖房の場合には、まず、室外機の「熱交換器」で外気から「熱(熱エネルギー)」を奪います。(外気温が7度の場合、7度の空気を吸い込み2度の空気を吐き出すことで5度相当の「熱」を奪います)その「熱」を、「圧縮機」で圧縮して高温・高圧にすることで熱エネルギーを放出しやすくします。

 さらに室内機の「熱交換器」で「冷媒ガス」を凝縮(液化)することで、「熱」を放出させます。その結果、「熱」を与えられて暖かくなった空気が部屋の中に吹き出します。ヒートポンプによる熱移動では、気化熱と凝縮熱を共に利用する(逆転させて利用する)ことが可能なので、エアコンは1台で冷房・暖房の2役をこなすことが出来ます。

 暖房に関していえば、エアコンの方が部屋全体を温めるのですが、乾燥する、部屋の下部と上部の温度差を感じやすいなどのデメリットもあります。加湿器も必要になりますね。

 東京や大阪のような大都市では、石油ファンヒーターかエアコンがあれば冬は乗り越えられると思います。

 しかし暖房は工夫次第で、様々な方法で暖を取り、楽しむことが可能です。

 まずは基本的なお話から、暖房について特集して行きたいと思います。
(ライターFT)

暖房を考える 快適な温度


 エアコンが節約するには良いというのは分かりました。

 しかし節約ではなく快適さを追求したいという人もいるでしょう。



 床暖房、電気カーペット、コタツと日本の暖房器具は数多くあります。中でもコタツというのはとても効率的ですが、体がだるくなったり、コタツから出れなくなったりしますので、快適とは言えないですね。

 快適とはなにか。

 人それぞれ快適さの定義があります。冷え性の人は強目の暖房を好みますし、暑がりの人は暖房は緩めの温度設定にします。老若男女みんなにベストな温度というのがあり、その温度にしておくことで、電気代や燃料代の節約にも繋がります。

 基礎代謝の多い男性は暑がりで、基礎代謝の少ない女性は寒がりで冷え性と言われています。男性で約1,500〜1700kcal、女性で約1,200〜1300kcal前後が平均、男女があることは理解できましたね。

 快適さのメカニズムを知る。

 これは自律神経が体温を調整する必要が無い範囲が快適と言える温度になります。汗をかく夏は自律神経がフル稼働しますね。逆に冬は寒いので、体温を保とうとします。快適な温度というのは、暑すぎず、寒すぎずという温度が快適と言えるのです。ここで大事なのは、湿度も関係してくるということです。



 冬期で20〜24℃(湿度40〜60%)、夏期で25〜27℃(湿度50〜60%)が快適な空間と言われています。

 事務作業がメインの方は、部屋の温度が極端に暑かったりすると、耐えられなくなりますね。作業効率も下がり、仕事にも影響が出てきます。

 私たちの生活の中で、快適な温度というのはとても重要と言えるのではないでしょうか。

 特に冬場は、室温を20度から25度に上げることで、従業員のタイピングミスが44%減少し、タイプする文字量も150%増加したという研究結果もあります。

 温度湿度共に快適さを保つためには暖房器具を選ぶ必要があります。



 空気を汚さない暖房器具として最適なのはお入りヒーターではないでしょうか。高気密・高断熱の家では、一酸化炭素や二酸化炭素などを排出しない暖房器具はシックハウスや一酸化炭素中毒の心配がありませんので、換気も最低限で済みますね。

 デメリットは電気代が結構かかるということくらいでしょう。暖房器具を選ぶ時に、一番重要視される部分ではありますが、快適さを求めるのであれば、オイルヒーターが一番おすすめかも知れないですね。

 新潟のあるホテルでは全室セントラルヒーティングシステムでした。快適そのものでした。もちろん、冬場の新潟で、豪雪地帯での冬でしたが、寒くも暑くもない、まさに自律神経を働かせていない暖房だったのではないでしょうか。



 私の自宅の話で申し訳ないのですが、10階のマンションに住んでいます。最上階で、夏は最高に暑く、エアコンなしでは到底もたないです。でも冬は下の階からの暖気が上がってくるのか、2月のトップシーズンでもガス温水床暖房だけで十分快適です。

 これもオイルヒーター同様、空気を汚さない、肌が乾燥しにくい、部屋全体が温まる、場所を取らないというメリットがあります。デメリットはオイルヒーター同様、すぐに部屋全体が温まらないなどのデメリットがあります。ご家族で過ごす時間が長い方は、ガス温水式床暖房はランニングコストも安くおすすめです。

 最近は冬が短くなりましたが、暖かく快適することで、風邪ひいたりすることも防げるはずです。

 快適さは免疫機能も高めます。

 燃料費と健康、どっちが生産性が高いかを考えると、こちらの方が安くつくのかも知れないですね。











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