●東京五輪の水産物は何でもあり≠ノ不可解判断の裏に「水産庁利権」 ガラパゴス認証の審査機関に流れる天下りと補助金 - 真田康弘 (早稲田大学地域・地域間研究機構客員次席研究員/客員講師) 伊藤 悟 (Wedge編集部)
(ライターFT)
利権に群がる人たち
利権という言葉がありますが、人々は利権に群がる習性があります。ウィキペディアによると「利益に伴う権利」と記載されています。政治家や公務員と結託し、利益を得る行為になります。
防衛利権、警察利権、原発利権、建設、原発、港湾、鉄道等数え上げればキリが無いのも事実です。日本には独占禁止法という法律があって、ビジネス等では独り占めは良くないという考え方の元に公正な取引が誰でも行えるようにしています。
●独占禁止法の概要はこちら
しかし利権は法律で禁止されてはいないのです。独占禁止法に触れなければ利権を作ってしまってもいいのです。利権を作る事はさほど難しくありません。
組織化する
利害の共有を誰かとする
利権を維持する為にコストを払う
この3つで利権は作れてしまいます。
公務員の天下りを考えると分かりやすいですね。
企業は、自分たちの意見を通しやすいように公務員が定年退職したら、退職した地位の高い公務員を社員として自分の会社に招く事で、有利にビジネスを勧める事が可能になる訳です。
●資格ビジネスのカモになる人々〜多額料金と時間を取られて、仕事を得られず
資格という言葉に人間は幻想を抱いています。
資格を持つ人と、資格はないけどキャリアを持つ人、どちらの人が仕事ができるでしょう。単純に1年目の看護師さんと10年目の看護師さんとでは明らかに10年のキャリアを持つ看護師さんのほうが仕事はできるでしょう。しかし10年目の看護助手さんと1年目の看護師さんとでは明らかに看護助手さんの方が仕事が出来ます。もちろん看護助手さんは注射等を打つ医療行為はできません。
資格より経験の方が明らかに有効なのです。
まず、身近で体験する利権が資格があるかないかで実社会では理不尽な事が起こっています。みんな気がついているのですが、仕方ないと考えているだけなのです。誰かが勝手に資格が必要だと言い出し、資格を取る為には勉強し、お金を払わないといけないという事になります。
●第172回「資格は利権だ」
(ライターFT)
利権に群がる人たち2
資格はかなり利権が絡んでいる。日本には天下り法人と呼ばれる法人が幾つもある。お金を集める方法として天下り法人は素人には非常に分かり難い名称や資格の必要性や正当性を高める為に作られている。合法的かつ非常に考えられた集金システムとなる。
近年問題になっている接骨院ですが、接骨院の資格を得る為には国家試験や有資格者登録業務等の実施、受験料や登録料等が集金できるシステムを作っている。こうした集金システムはすでに申請の段階からシステム化されており、どうすれば新しい集金システムが作れるか等は、一般にはあまり知られていない。官僚が設計し、どこで申請書を貰い手続きを進めていくのかは非常に分かり難い。
国家資格というのはある意味必要なシステムともいえる。問題はお金がかかりすぎることなのです。
昔は看護師さんになるには今のようなお金はかからなかったのですが、近年は看護師になるには専門学校も減ってきたらしく、看護大学に通うのが一般的になりつつあるらしいのです。
社会に出て普通の仕事をし、転職を考えたとき看護師になろうと思っても簡単にはなれません。看護専門学校、看護短期大学、看護大学、准看学校等の選択肢がありますが、准看学校は無くなっています。
看護師になるにはいくら必要なのか、大学の場合、年間160万円程度かかります。初年度は入学金が入りますので190万円くらい。
驚きですね。
お金を払わないとなりたい職業にも就けない社会というのはダメな社会ではないでしょうか?そこに集金できる正当な理由を官僚が見つけたのです。そしてそこに群がる人たち、この場合でいえば大学関係の人達ですね。
こうした社会で日本は回っているということ自体がおかしいのですが、誰も文句を言わない。それどころか大学を卒業し,資格を取得しなきゃって思ってしまうのが日本人なのですね。
●姜尚中「加計問題は氷山の一角にすぎない」
(ライターFT)
利権に群がる人たち3
日本がいかに利権まみれの国かという事が資格の数や種類の多さで理解できますね。各業界の資格取得を担当する機関が誰に認可を得ないとならないかということは、ここ最近、世間を賑わしている社会問題をみると良くわかりますね。
利権は悪なのか?
悪でしょう。しかし正とか悪というのは人間だけが持っている感情と価値観になります。法律さえ守っていれば、どんな悪い事をしても捕まる事はありません。ただ我々の社会でもバランスをとるように出来ているので、悪いと思って行動すると必ずその反動が帰ってきます。
●利権を作って稼ぐ方法-利権は悪なのか?
上記サイトでは権力者と利害の共有化をすることがお勧めと記載されています。まさにその通りですね(笑
著作権団体であるJASRAC(ジャスラック)がありますが、生演奏していたら金を払えと脅してくる団体です。音楽の著作権を持つ作詞者や作曲者、音楽出版者から信託を受けて著作権侵害の監視や著作権侵害者に対する法的な責任を追及する団体です。1939年からある社団法人になります。
ミュージシャンはKASRACに信託しなければ、かれらも取り締まらなくても良いという事になるのですが、うまくいきませんね(笑
資格も著作権も学校も利権に絡んでいますね。
権力者を利用する人と、利用される権力者、ここでいう権力者とは甘い汁を吸いやすい人達です。甘い汁を吸わせようとする側と、甘い汁を吸いたい側がいる限り、この問題は続くのでしょう(笑
(ライターFT)
利権に群がる人たち
利権という言葉がありますが、人々は利権に群がる習性があります。ウィキペディアによると「利益に伴う権利」と記載されています。政治家や公務員と結託し、利益を得る行為になります。
防衛利権、警察利権、原発利権、建設、原発、港湾、鉄道等数え上げればキリが無いのも事実です。日本には独占禁止法という法律があって、ビジネス等では独り占めは良くないという考え方の元に公正な取引が誰でも行えるようにしています。
●独占禁止法の概要はこちら
しかし利権は法律で禁止されてはいないのです。独占禁止法に触れなければ利権を作ってしまってもいいのです。利権を作る事はさほど難しくありません。
組織化する
利害の共有を誰かとする
利権を維持する為にコストを払う
この3つで利権は作れてしまいます。
公務員の天下りを考えると分かりやすいですね。
企業は、自分たちの意見を通しやすいように公務員が定年退職したら、退職した地位の高い公務員を社員として自分の会社に招く事で、有利にビジネスを勧める事が可能になる訳です。
●資格ビジネスのカモになる人々〜多額料金と時間を取られて、仕事を得られず
資格という言葉に人間は幻想を抱いています。
資格を持つ人と、資格はないけどキャリアを持つ人、どちらの人が仕事ができるでしょう。単純に1年目の看護師さんと10年目の看護師さんとでは明らかに10年のキャリアを持つ看護師さんのほうが仕事はできるでしょう。しかし10年目の看護助手さんと1年目の看護師さんとでは明らかに看護助手さんの方が仕事が出来ます。もちろん看護助手さんは注射等を打つ医療行為はできません。
資格より経験の方が明らかに有効なのです。
まず、身近で体験する利権が資格があるかないかで実社会では理不尽な事が起こっています。みんな気がついているのですが、仕方ないと考えているだけなのです。誰かが勝手に資格が必要だと言い出し、資格を取る為には勉強し、お金を払わないといけないという事になります。
●第172回「資格は利権だ」
(ライターFT)
利権に群がる人たち2
資格はかなり利権が絡んでいる。日本には天下り法人と呼ばれる法人が幾つもある。お金を集める方法として天下り法人は素人には非常に分かり難い名称や資格の必要性や正当性を高める為に作られている。合法的かつ非常に考えられた集金システムとなる。
近年問題になっている接骨院ですが、接骨院の資格を得る為には国家試験や有資格者登録業務等の実施、受験料や登録料等が集金できるシステムを作っている。こうした集金システムはすでに申請の段階からシステム化されており、どうすれば新しい集金システムが作れるか等は、一般にはあまり知られていない。官僚が設計し、どこで申請書を貰い手続きを進めていくのかは非常に分かり難い。
国家資格というのはある意味必要なシステムともいえる。問題はお金がかかりすぎることなのです。
昔は看護師さんになるには今のようなお金はかからなかったのですが、近年は看護師になるには専門学校も減ってきたらしく、看護大学に通うのが一般的になりつつあるらしいのです。
社会に出て普通の仕事をし、転職を考えたとき看護師になろうと思っても簡単にはなれません。看護専門学校、看護短期大学、看護大学、准看学校等の選択肢がありますが、准看学校は無くなっています。
看護師になるにはいくら必要なのか、大学の場合、年間160万円程度かかります。初年度は入学金が入りますので190万円くらい。
驚きですね。
お金を払わないとなりたい職業にも就けない社会というのはダメな社会ではないでしょうか?そこに集金できる正当な理由を官僚が見つけたのです。そしてそこに群がる人たち、この場合でいえば大学関係の人達ですね。
こうした社会で日本は回っているということ自体がおかしいのですが、誰も文句を言わない。それどころか大学を卒業し,資格を取得しなきゃって思ってしまうのが日本人なのですね。
●姜尚中「加計問題は氷山の一角にすぎない」
(ライターFT)
利権に群がる人たち3
日本がいかに利権まみれの国かという事が資格の数や種類の多さで理解できますね。各業界の資格取得を担当する機関が誰に認可を得ないとならないかということは、ここ最近、世間を賑わしている社会問題をみると良くわかりますね。
利権は悪なのか?
悪でしょう。しかし正とか悪というのは人間だけが持っている感情と価値観になります。法律さえ守っていれば、どんな悪い事をしても捕まる事はありません。ただ我々の社会でもバランスをとるように出来ているので、悪いと思って行動すると必ずその反動が帰ってきます。
●利権を作って稼ぐ方法-利権は悪なのか?
上記サイトでは権力者と利害の共有化をすることがお勧めと記載されています。まさにその通りですね(笑
著作権団体であるJASRAC(ジャスラック)がありますが、生演奏していたら金を払えと脅してくる団体です。音楽の著作権を持つ作詞者や作曲者、音楽出版者から信託を受けて著作権侵害の監視や著作権侵害者に対する法的な責任を追及する団体です。1939年からある社団法人になります。
ミュージシャンはKASRACに信託しなければ、かれらも取り締まらなくても良いという事になるのですが、うまくいきませんね(笑
資格も著作権も学校も利権に絡んでいますね。
権力者を利用する人と、利用される権力者、ここでいう権力者とは甘い汁を吸いやすい人達です。甘い汁を吸わせようとする側と、甘い汁を吸いたい側がいる限り、この問題は続くのでしょう(笑