さいとうたかおのサバイバルという漫画が凄い! 現在の災害を予測したような内容を1970年代に書き上げていた!
(ライターFT)
サバイバル (漫画)
『サバイバル』は、さいとう・たかをによる日本の漫画。1976年から1978年にかけて『週刊少年サンデ
ー』(小学館)にて連載された。
話数カウントは「DANGER-」(デンジャー)(リイド社廉価版では「MIRACRE-」、ANOTHER STORYの廉価版では「ACCIDENT-」)。
突如発生した世界的な地殻変動による巨大地震に遭遇して生き残った少年・鈴木サトルが、過酷きわまる環境で生き抜こうとする姿を描く。さいとう・たかをが描く少年漫画の代表作の1つである。
🌟出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『サバイバル』は、さいとう・たかをによる日本の漫画。1976年から1978年にかけて『週刊少年サンデ
ー』(小学館)にて連載された。
話数カウントは「DANGER-」(デンジャー)(リイド社廉価版では「MIRACRE-」、ANOTHER STORYの廉価版では「ACCIDENT-」)。
突如発生した世界的な地殻変動による巨大地震に遭遇して生き残った少年・鈴木サトルが、過酷きわまる環境で生き抜こうとする姿を描く。さいとう・たかをが描く少年漫画の代表作の1つである。
🌟出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
物語には世界的な地殻変動で起こった巨大地震で一人の少年が生き残りをかけ家族を探すというストー
リーになるが、実際のデータを元に物語が進んでいくので非常に勉強になる。
学校の勉強がこうした究極のサバイル生活では全く役に立たない事、どんなに辛くても生きるという気持ちが少ないと人間はすぐに死んでしまうという現実を描いている。
そして人間とネズミの戦いを古代からの歴史を踏まえ、物語にアクセントをつけている。
ネズミの習性、攻撃性など、かなりヤバイ生き物であることがよく理解できる。
ネズミに噛まれるとどうなるのか、ネズミ対策はどうすれば良いのかなどがわかりやすく書かれている。
そして気候変動の話しは主人公サトルを苦しめる。
気候変動、温暖化についてはWikipediaでは以下のように記載されている。
1827年にジョゼフ・フーリエが温室効果を発表、1861年にジョン・ティンダルが水蒸気・二酸化炭素・オゾン・メタンなどが主要な温室効果ガスであることを発見するとともに地球の気候を変える可能性を指摘した。
これらの研究をベースに1896年、スヴァンテ・アレニウスは自身の著書『宇宙の成立』の中で、石炭などの大量消費によって今後大気中の二酸化炭素濃度が増加すること、二酸化炭素濃度が2倍になれば気温が5〜6℃上昇する可能性があることなどを述べた。
しかし、1940年代から1970年代にかけて、地球の気温は低下傾向に入っていた。地球の気温上昇に関する議論や研究は下火になり、代わって気温低下に関する研究が盛んになっていた。1960年代には、地球の気温低下に関する研究結果がいくつか発表された。ミランコビッチ・サイクルの変化によって氷期になる(conference on climate change - Boulder, Colorado, 1965)というもの、数千年以内に次の氷期が到来するというもの(Cesare Emiliani, 1966)などがあった。ただ、氷期が到来する具体的な原因は、まだはっきりとは明らかにされていなかった。
実は氷河期になるという話も、さいとうたかおはちゃんと説明している。この作品は1976年から1978年にかけて『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載されており、温暖化については1980年代から言われ出した説で、さいとうたかおが様々な文献から導き出した予測だったのだろう。
もちろん、物語の進行上、猛暑という異常気象を設定した方が良かったという理由があったのかも知れないが、さいとうたかおの先見の明は凄いとしか言いようがない。
もし物語のような状況になり生き残れたら・・・
サバイバルを読んでいるのと読んでいないとは生き残りの確率は確実に違ってくるだろう。
まさに秀作で名作マンガが1976年に創られていたのだ。
恐るべきさいとうたかお。