(ライターFT)
資本家側に回る方法 お金の正体
いくら待っても会社は自分たちの給料は大きく上げてはくれない現実。
会社というのは従業員や経営者のモノでは有りません。
株式公開している会社であれば、株主のものになります。株主が会社の所有者、いわゆるオーナーのモノになるのです。株主兼社長の方の場合は、オーナー社長ということで、会社は社長のものだと言ってもいいでしょう。
株主はリスクを負って会社に資本を提供したわけですから、会社は株主のために最優先に利益を上げていかなくてはならないのです。
サラリーマンでも株主になることは簡単です。
リスクはかける金額により、反動も大きいので、小さな投資から始めるのが良いでしょう。
サラリーマンでは、資本側に回れないので、今後を考えると資本側に回ることを考えておかないと生活はいつまで経っても同じですね。
さて、資本の初歩になりますが、簡単に。
マルクスの資本論の最初の一文は、以下の言葉から始まります。
資本主義生産様式が君臨する社会では、社会の富は、巨大な富の集合体である。したがって、私は商品の研究から始まる
商品=富の集合体という考え方です。
とにかく簡単に説明しますと、物々交換の時代から貨幣が生まれたのですが、同じ価値のものを交換していた世界から、それでは便利な物まで手放すことになり、貨幣が生まれたのです。つまりお金で商品を交換できる仕組みが作られたのです。しかもお金の量で、どんな物でも交換できるようになったのです。
大変便利な物ですね、お金って。
最初に考えた人は頭がいいですね。
でもお金って、何でしょう。
昔は価値のある物がお金でした。
例えば金(ゴールド)です。お金は「物々交換から進化した交換用の商業用具」に過ぎない。
金(きん)や銀といった貴金属の価値を担保とし、それ自体が財産であるとする考え方になります。
昔は貴金属の重量や金貨の枚数を担保に価値の重さが決められていましたが、現在は貴金属の枚数や重量ではなく購買力にあると言っている人もいるほどです。
●日本人が本当は知らないお金の話
お金そのものに、価値があるわけではありません。紙切れだろうが、デジタルデータであろうが、粘土板だろうが、あるいは金属だろうが、「お金の単位(日本円等)」「債務と債権の記録」「譲渡性」の三つがそろえば、お金は成立します。プラス「担保」が必要なのですが、お金の担保は貴金属ではありません。 上記リンクより抜粋
お金は「債務と債権の記録」と考えれば、モノを買うことを債務を追うという考え方になります。
100万円の車を購入するとします。労働によって100万円貯めるとします。
その100万円を売り手に渡すことで、債務を負った、つまり車を手に入れた代わりに売り手に同等価値の借金をしたという記録ということになります。
つまり借用書ということになります。ただ、我々の日常で使われている借用書と異なるのは、期限が明記されていないことになります。期限が明記されていない事により、流通が可能になります。
債券とはお金を借りるだけの意味ではありません。
債務とはそもそも「履行義務」のことを指します。
車の例を考えてみましょう。
100万円の車を購入すると車を売り手は引き渡さないとならないのですが、これが履行義務になります。売り手が車を引き渡すことが購入者が100万円受け取る権利を持ち、同時に車を引き渡す債務を、売り手は負うことになります。
お互いの債券債務が履行され、権利関係が消滅します。
これがお金の正体になります。
お金を増やすという行為は、誰かに債務を負わせるという行為になります。
良い商品を買うと、人は喜びます。
喜んで債務を負わせることでビジネスは成り立ちます。
債券は権利、債務は義務になります。ビジネスの上手い人、つまりお金を稼ぐ人は人に債務を負わせるのが上手いということになります。
ではお金を稼ぐには、増やすにはどうすれば良いのか。
働いてお金を得ることもいいでしょう。
でもお金って、労働する以外でも増やすことは可能なのです。
それが投資ということになります。
銀行で個人から集めたお金を、銀行は投資し増やしています。
預けたお金を勝手に投資し、もうけたお金で超安い利息を払う。元本保証はありますが、投資はないのです。ここで誰もが二の足を踏むことになります。
お金を増やすにはどうすべきか、銀行がやっている方法を真似すべきなのかも知れないです。
投資の勉強はしておき、少額からテストを繰り返しておいて損はないでしょう。