(ライターFT)
違法薬物はなぜダメなのか
違法薬物だけでなく、薬物乱用がなぜ法律で厳しく取り締まられているか、
・人間の精神や身体をボロボロにし、人間としての生活を営むことができなくなる。
・幻覚・妄想などが、殺人や放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こす。
・社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼす可能性がある。
●薬物乱用が禁止されている理由より抜粋
社会的な秩序を守るためには、法規制する意味はよく理解できる。しかし芸能人の薬物問題に関して、世間の目は厳しすぎないだろうか?
電気グルーブのピエール瀧がコカイン使用で逮捕され、彼が出演する映画やテレビ番組など、軒並み出演自粛はもちろん、公開が決定している映画やドラマまでもカットされ、社会的な制裁を受けている。
もちろん彼が及ぼす影響を考えると、そうした社会的制裁が必要なのかも知れない。
彼の犯罪は「コカイン使用」、彼がコカインを使用したからといって、誰に迷惑をかけたという話は聞かず、近所でも評判の良い人というのが分かってきている。
過去に違法薬物を使用し、痴漢行為をして干された芸能人がいましたが、彼がそうした行為をしたのは薬物のせいなのか?彼が元々持っている性癖では無いのか?薬物によって行動に移したという考えもあるが、元々持ってる性癖であれば、そのうち同じようなことをしたのかも知れない。
●ピエール瀧、コカイン逮捕で賠償30億円…クドカンの反応は
人間が薬物に手を出してしまうのは、ハイになりたいから。
ハイになるのはなぜダメなのだろう。
酒以外でハイになることは法律で禁止れており、酒以外の薬物でハイになってはいけないという理由がいまいち分からない。
もし、ピエール瀧が売れっ子ミュージシャンでなければ、彼が出演していた音源や映画などは規制の対象になったのだろうか?ここでも個人の影響力が大きく関わってしまっている。
ピエール瀧は悪人なのか。
家族や近所の人の評判だけみると、良い人である。
逆に騒ぎ立てる方が抑止にならないのではないだろうか。
●ピエール瀧は「シャブ山シャブ子」だったか? 薬物依存症者の「リアル」はリアルじゃない
薬物依存専門医が上記リンクのようなコメントをしている。
違法薬物はダメですが、その人の人間性を否定するような、いや、彼が音楽や映画に携わっていなかったかのような社会的な制裁は人格や人権を否定しているのではないか。
芸能人の違法薬物使用で、ここまで大騒ぎすることで、違法薬物が多く売れるという考え方もあり、騒がない方が良いのではないかと思います。
ましてやタレントの人生を大きく左右するほどの犯罪とは思えないのが、薬物使用問題です。
社会問題でもあるけど、個人の問題が大きいのではないでしょうか。
こうした風潮は少し冷静になって考えたいものです。