東京はオリンピック後に劣化すると指摘 高齢社会によるスラム化など
(ライターFT)
東京オリンピック後の日本は衰退するのか?
オリンピック開催後の都市は衰退するというのは本当か?
本来であれば、街は整備され人々は何らかの恩恵をうけるのではないか?
2012年にロンドンオリンピックが開催されましたが、オリンピック後のロンドンはいったいどうなっているのだろう。開催から数年経ちオリンピック跡地も有効利用されているようで、イギリスの経済鈍化も予想通りといえる。アトランタオリンピック以外はどこの国も経済は鈍化している。これはある程度、オリンピック景気でピークになった後は落ち込むのは仕方ない事なのかも知れない。オリンピックで多くの消費をした個人も企業も、財布の紐を締めるのは当たり前という事です。
しかし財政か改善したアトランタや、韓国、オーストラリアは改善、もしくは維持している。
ロンドンオリンピックではこうした開催後の景気をかなり意識した事は間違いない。それでも経済は鈍化した。イギリスのようにインフラ整備が進んでいる国がそれ以上のインフラを整備する必要もなく、当初の予算よりも安くすませた。約480億円安くすませたらしく、かなり慎重な見積もりを行ったといわれている。
1964年の東京オリンピック後の景気も下がっている。この時は正絹不況と呼ばれ、オリンピックの経済的刺激がなくなり、金融引締め政策が行われ、設備投資が激減し企業の業績不振が相次ぎ、それに加え山一証券の取り付け騒ぎ等でさらに景気は悪化したらしい。東京オリンピック後はこうした状況に近くなるのではないかという予測がされている。
オリンピック後の景気は例外を除き、どの国も景気は後退するという傾向にある。
2020年のオリンピック開催後、景気の後退は必須と考えた方がベター。経済の法則として踏まえた方がいいだろう。
では2017年現在、景気は上向きという事になる。実はマクロ的にみれば景気は上がっている。どこが景気がいい?そう言いたいが、景気がいいのは一部の資本家と大企業だけは儲かっている。庶民には無関係と言ってもいい。しかし五輪後、景気が後退してしわ寄せを受けるのは我々庶民という事になる。
その時にどうしておくのかを考えていく必要がありますね。
さてどうすれば良いのか、それはまたの機会にしたいと思います。