●「デフレ・マインド」は転換するか?
経済の事なんて良くわからない。データを利用して分かりやすく経済を解説してくれる評論家も少ない中、三橋貴明氏はかなり分かりやすく経済音痴の私にも理解出来る解説だ。
(ライターFT)
国による洗脳操作でデフレが行われていることに日本人は気がつけ!
三橋氏の解説は非常に分かりやすい。例えば日本の借金の問題についても非常に分かりやすく解説している。落ち着いて考えれば誰でも分かるとも明言している。なぜデフレがダメなのかという理由を三橋氏は非常に端的に分かりやすく解説してくれています。
デフレ期には生産性向上の為の設備投資がなされないからダメだと言っています。デフレというのは単なる貨幣現象という理屈があり、貨幣現象をどのように分析するかを解説しています。
デフレの基本というのは購買力が徐々に失われていく現象になります。
簡単にデフレを説明すると、
「お金が不足している現象」
だと言う事です。
日銀がいくらお金を印刷して発行しても、労働者である私達には入ってきません。デフレはお金不足の現象のはずなのに日銀がお札を印刷して市場に投入している?日銀がバンバンお金を印刷すればよい、なんて声が聞こえていますが、いくら日銀がお札を印刷しても私達の預金口座にお金がはいっていませんね。
お札は金の代わりに発行されていましたが、現在は預金の代わりに発行されているといっていいでしょう。銀行にお金を預けていない人はお金を下ろす事なんて出来ませんね。ではお金を得る為に、一番手っ取り早い方法は労働、という事になります。労働するとその対価にお金を得る事が出来ます。
その労働の対価が少ないと誰もが、生活に困らないようにお金を使わないですね。
持っていても使わない。いや使えない。
アメリカの経済格差は1%の超富裕層と99%の貧困層と言われています。もちろん大げさな例えです。
一人の人が沢山使うより、多くの人がそれなりにお金を使う方が全体的に連鎖し、活性化するのは言うまでもありませんね。
株式会社は営利目的で運営されています。表向きは社会に貢献する企業なんて大手企業は言っていますが、要するに儲けてなんぼが正解なのです。企業が儲ける為に一番コストダウンを簡単に出来るのは人件費です。給料を上げない、二人でしていた仕事を1.5人、もしくは一人でさせる。
飲食チェーンなど、深夜に1オペ等といって店員が一人で労働していたあれですね。あれは企業による生産性の向上を人で行った結果です。
三橋氏のいう生産性の向上も人件費を削減する事で達成する事が可能です。設備投資等は必要ないのです。きたるべき超人手不足の時代に備え、企業は人件費を削れるだけ削り、給料を上げず、機械を使い儲けに専念している為です。
機械が少し高くついても、長い目で見たら機械に24時間仕事をさせた方が儲けはあがりますね。それでも少子高齢化の日本では、人手が足らない状態になります。さらに企業の生産性の向上を計る為に企業がすることは機械化になります。
人と機械がうまく融合し、労働をスムーズにしていくことはとってもいい事かも知れない。でも単純に考えると、企業が儲ける為には生産性の向上が不可欠、労働者が少なくなれば経済も回らないので、生産性の向上を図ってもモノは売れない。人件費がかかっていないのでモノの価格を下げて売るしか無く、やはりデフレからは脱却出来ない状態になる。それでもモノが売れないのでさらに経済は活性化しない。
一番簡単な方法は給料を上げるのです。
考えてもみて下さい。非正雇用の人が毎年給料が上がったら、ボーナスが支給されたらどうします?
正規雇用の人のボーナスが10万円アップし、給料が毎年適正に上がっていったら?
旅行の一つや二つ、行きますよね。
デフレを本気で解消したいと考えるなら、労働者の給料を上げればデフレは一瞬で解消します。
皆さんの生活が安定したら買いたいものを買わずに貯金しますか?
自分の預金口座に少し余る程度の給料が入っていれば、月に何回かの外食を家族でしますよね。
もちろんデフレが解消すれば、モノの価格は上がります。
給料と価格のバランスは非常に大切ですが、現在のデフレの状態は完全に政治の問題も大きいと思います。
給料を少し上げる、非正規雇用でも賃金アップさせればデフレなんてすぐになくなります。デフレ脱却と言いながら、出来ないのではなく、脱却させていないのです。
経済の事なんて良くわからない。データを利用して分かりやすく経済を解説してくれる評論家も少ない中、三橋貴明氏はかなり分かりやすく経済音痴の私にも理解出来る解説だ。
(ライターFT)
国による洗脳操作でデフレが行われていることに日本人は気がつけ!
三橋氏の解説は非常に分かりやすい。例えば日本の借金の問題についても非常に分かりやすく解説している。落ち着いて考えれば誰でも分かるとも明言している。なぜデフレがダメなのかという理由を三橋氏は非常に端的に分かりやすく解説してくれています。
デフレ期には生産性向上の為の設備投資がなされないからダメだと言っています。デフレというのは単なる貨幣現象という理屈があり、貨幣現象をどのように分析するかを解説しています。
デフレの基本というのは購買力が徐々に失われていく現象になります。
簡単にデフレを説明すると、
「お金が不足している現象」
だと言う事です。
日銀がいくらお金を印刷して発行しても、労働者である私達には入ってきません。デフレはお金不足の現象のはずなのに日銀がお札を印刷して市場に投入している?日銀がバンバンお金を印刷すればよい、なんて声が聞こえていますが、いくら日銀がお札を印刷しても私達の預金口座にお金がはいっていませんね。
お札は金の代わりに発行されていましたが、現在は預金の代わりに発行されているといっていいでしょう。銀行にお金を預けていない人はお金を下ろす事なんて出来ませんね。ではお金を得る為に、一番手っ取り早い方法は労働、という事になります。労働するとその対価にお金を得る事が出来ます。
その労働の対価が少ないと誰もが、生活に困らないようにお金を使わないですね。
持っていても使わない。いや使えない。
アメリカの経済格差は1%の超富裕層と99%の貧困層と言われています。もちろん大げさな例えです。
一人の人が沢山使うより、多くの人がそれなりにお金を使う方が全体的に連鎖し、活性化するのは言うまでもありませんね。
株式会社は営利目的で運営されています。表向きは社会に貢献する企業なんて大手企業は言っていますが、要するに儲けてなんぼが正解なのです。企業が儲ける為に一番コストダウンを簡単に出来るのは人件費です。給料を上げない、二人でしていた仕事を1.5人、もしくは一人でさせる。
飲食チェーンなど、深夜に1オペ等といって店員が一人で労働していたあれですね。あれは企業による生産性の向上を人で行った結果です。
三橋氏のいう生産性の向上も人件費を削減する事で達成する事が可能です。設備投資等は必要ないのです。きたるべき超人手不足の時代に備え、企業は人件費を削れるだけ削り、給料を上げず、機械を使い儲けに専念している為です。
機械が少し高くついても、長い目で見たら機械に24時間仕事をさせた方が儲けはあがりますね。それでも少子高齢化の日本では、人手が足らない状態になります。さらに企業の生産性の向上を計る為に企業がすることは機械化になります。
人と機械がうまく融合し、労働をスムーズにしていくことはとってもいい事かも知れない。でも単純に考えると、企業が儲ける為には生産性の向上が不可欠、労働者が少なくなれば経済も回らないので、生産性の向上を図ってもモノは売れない。人件費がかかっていないのでモノの価格を下げて売るしか無く、やはりデフレからは脱却出来ない状態になる。それでもモノが売れないのでさらに経済は活性化しない。
一番簡単な方法は給料を上げるのです。
考えてもみて下さい。非正雇用の人が毎年給料が上がったら、ボーナスが支給されたらどうします?
正規雇用の人のボーナスが10万円アップし、給料が毎年適正に上がっていったら?
旅行の一つや二つ、行きますよね。
デフレを本気で解消したいと考えるなら、労働者の給料を上げればデフレは一瞬で解消します。
皆さんの生活が安定したら買いたいものを買わずに貯金しますか?
自分の預金口座に少し余る程度の給料が入っていれば、月に何回かの外食を家族でしますよね。
もちろんデフレが解消すれば、モノの価格は上がります。
給料と価格のバランスは非常に大切ですが、現在のデフレの状態は完全に政治の問題も大きいと思います。
給料を少し上げる、非正規雇用でも賃金アップさせればデフレなんてすぐになくなります。デフレ脱却と言いながら、出来ないのではなく、脱却させていないのです。