橋下市長の動向を考える。 :: デイリーSKIN

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[2015年10月04日00時00分00秒]
橋下市長の動向を考える。

橋下氏、新党「おおさか維新の会」結成を表明

 橋下市長が新党「おおさか維新の会」結成を10月1日に表明しました。

 大阪都構想は終わったはずではないの?

 彼の緊縮政策では大阪はよくならない、そんな気がします。


(ライターFT)

橋下市長の動向を考える。




 国政政党としての「維新の党」ですが、石原慎太郎が合流した頃からおかしくなってきてましたね。国政政党としてはあまりにも寄せ集め感が大きかった。橋下氏の人気を頼りに実力のない人達が集まってきただけでした。

 そして大阪は黒字化されたという報道がありましたが、本当なのでしょうか?

総額6兆4千億円!実は借金が過去最高になっていた「大阪府」

 現実はこんなもん、うまくごまかされているけど実は大阪の借金は増えている。

 言った事がコロコロ変わるので、コレくらいのウソは朝飯前なんでしょう。

 まず大阪の政策は緊縮財政を基本としています。

ギリシャはなぜPBが黒字であるにも関わらず、財政破綻したのでしょうか。話 はまるで「逆」で、ギリシャはPBを黒字化するほど緊縮財政(主に支出削減)を実施した からこそ、デフレが悪化し、税収が減り、財政破綻に追い込まれた

 とにかく上記リンクには面白いことが書かれています。

 大阪もこのままではギリシャの二の舞になることは間違いありません。



 ここで出てくるのはプライマリーバランスです。緊縮することでプライマリーバランスは黒字化します。でもそれはデフレを悪化させ、税収が減ることを示唆しています。この政策の裏には新自由主義という考え方があります。

 積極的財政を行うことで、こうした危険は回避されるはずです。

 橋下氏が本当に大阪都にこだわり、そうしたいのなら民意も大切だけど、暮らしやすい大阪にするのが一番ではないでしょうか。

 暮らしやすい大阪ってどんな大阪?

 仕事があり、キレイな街で利便性も良くて通勤通学が苦にならない、買い物も安くて、お子さんがいる家庭では公園や学校が近く、安全な街が住みやすいという定義に入るのではないでしょうか?

 「住みやすい街」ってそもそもどんな場所?

 まさに上記記事のような街が完璧ではと思います。

 「知っている人がいる場所」

 いいキーワードです。

 知らない人ばかりだったらいくら利便性が良くても「孤独」なんですね。

 私が住んでいるマンションは3つのマンションが敷地に立てられ、コミュニティを形成しています。一件、あまり人間関係は希薄かと当初住み始めて感じましたが、住んで10年経つと色々な人間関係が出来てきます。



 自然に助け合いも発生してきます。

 顔見知りが増えてくと、自然と住みやすいと感じるのが心情かも知れません。

 緊縮財政、積極財政、考え方は色々ありますがこうしたハード面だけでは「住みやすい大阪」を作る事は難しい。人と人が繋がり、そこにインフラがあり始めて繋がりが生まれ、人と人の関わりが産まれる。もちろん人と人が繋がる事で、デメリットもあるでしょう。

 デメリットを恐れていては何も変わらない。

 悪い方から良い方に変わるのはいい事だと思います。

 橋下市長はそこに気がついていないなら、選挙でNoというだけです。

 「おおさか維新の党」が大阪府、大阪市共にいい街を作ってくれるなら大賛成、でも黒字でもないのにウソついたり大阪都になれば上手くいくって単純な考え方ではなく、人と人の繋がりを大切にし、そこにインフラを整備し、大阪を中心とした地方に放射状にインフラ整備し、東京より人口が少なく、でも少なすぎない、そんな町づくりを考えて欲しいです。











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